医学部入試で頻出の時事英語をエースメディカルみなとみらいの峰岸先生が徹底解説。

「時事英語」特別講義

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峰岸先生が医学部入試で頻出の『時事英語』を徹底解説!

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第256回 「ネズミは困っている仲間をにおいで察知」その9

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。今日は2020年3月のAFP配信の記事 study: Rodents sniff out neighbors in need(ネズミは困っている仲間をにおいで察知)の第14パラグラフから読んでいきましょう。
(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)

study:Rodents sniff out neighbors in need

(14)Apart from identifying freeloaders, the rats may be acting to reduce the suffering of others, she added.

(15)”It could be that they do that out of an emotional state — I don’t really want to call it empathy because that’s something that is very anthropomorphic,” said Schneeberger.

研究:ネズミは困っている仲間をにおいで察知

第14パラグラフ

Apart from identifying freeloaders, the rats may be acting to reduce the suffering of others, she added.

この文の主語は文末にあるsheで述語はadded(付け加えました)です。ここで「彼女」は前文のシェニーバーガーさんです。

文頭のApart from ~は「~は別として」です。identifying freeloadersは「たかってくるものを認識すること」です。freeloaders(たかってくるもの)は「だまそうとしているネズミ」のことです。

この部分の主語はthe rats(ネズミ)で述語は may be acting (行動しているのかもしれない)です。「何のために行動するのか」はto reduce(減らすために)です。「何を減らすのか」はthe suffering of others(他のネズミの苦痛)です。

訳:だまそうとしてくるネズミを突き止めることとはさておき、ネズミは他のネズミの苦痛を減らすために行動しているのかもしれませんと彼女は付け加えました。

第15パラグラフ

“It could be that they do that out of an emotional state — I don’t really want to call it empathy because that’s something that is very anthropomorphic,” said Schneeberger.

このパラグラフは発言が占めていますが、主語Schneeberger(シェニーバーガーさん)と述語said(発言しました)は最後に出てきます。

発言の中身はダッシュがあるのでその前後で考えましょう。前半部分を見るとまず主語はIt(そのこと)で述語はcould be that~(~の可能性がある)です。「何の可能性があるのか」はthey(ネズミ)が do that(そのことをする)です。 out of an emotional stateは「感情の状況から」です。つまり「心情的に」ということです。

後半部分を見ましょう。この文の主語は Iで述語はdon’t really want to~(本当は~したくない)です。「何をしたくないのか」は call(呼ぶこと)です。「何を何と呼ぶのか」は it(それ)をempathy(感情移入)です。その理由はbecause以下に書かれています。 ここで主語と述語はthat’s something (それは何かです)です。ここに関係詞that以下がかかってきます。very anthropomorphicは「とても擬人化された」です。

訳:「ネズミが心情的にそのようなことをした可能性はあります。しかし、このことを私は本当は共感とか感情移入とは呼びたくありません。それはとても擬人化されていますから」とシェニバーガーさんは発言しました。

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いかがでしょう?ネズミが困っているネズミにエサを分ける行為を人の考え方に当てはめて理解しようとすることを擬人化であるとして避けていますね。しかし、その助けるといった行為自体に焦点を当ててそのメカニズムを解き明かそうとしています。どのような解釈が続くのでしょうか。次回もお楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2020年9月24日


プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。


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