峰岸先生が医学部入試で頻出の『時事英語』を徹底解説!
第264回 「3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る」その6
皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。
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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。今日2020年5月のAFP配信の記事:3-D printers help save lives from virus in Italy(3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る))の第11パラグラフから読んでいきましょう。(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)
(11)”They were asking if it was possible to 3-D-print Venturi valves” — a critical part of a respirator machine — Romaioli told AFP in a Skype interview from Brescia.
(12)Romaioli had no idea.
(13)①The Isinnova team went to the hospital for a closer look at the part. ➁They then drafted a blueprint for use by the 3-D printer.
3-D printers help save lives from virus in Italy
3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る
第11パラグラフ
“They were asking if it was possible to 3-D-print Venturi valves” — a critical part of a respirator machine — Romaioli told AFP in a Skype interview from Brescia.
この文の主語と述語は後半に出てきます。主語はRomaioli(ロマイオリさん) で述語はtold (話しました)です。誰にどのように話したのかはAFP(AFPの記者)に in a Skype interview(スカイプのインタビュー)で from Brescia(ブレシアから)です。
話した中身を見ましょう。発言の部分の主語はThey で、ここでは前文のa local newspaper in Brescia(ブレシアの地元新聞社)のことです。述語はwere asking(尋ねてきた)です。「何を尋ねてきたのか」はif it was possible (可能かどうか)です。「何について可能か」はto 3-D-print(3Dで印刷すること)です。「何を印刷するの)はVenturi valves(ベンチュリーバルブ)です。
この後にVenturi valves(ベンチュリーバルブ)の説明が続きます。– a critical part (重要な部分)of a respirator machine(呼吸装置の)です。
訳: 「彼らは3Dプリンターでベンチュリーバルブを作れるかどうか聞いてきたのです。このバルブは人口呼吸器の重要なパーツなのですが」とロマーオイリさんはAFPにブレシアからスカイプで話してくれました。
第12パラグラフ
Romaioli had no idea.
訳:ロマイオリさんは、どうしていいかわかりませんでした。
第13パラグラフ
第1文
The Isinnova team went to the hospital for a closer look at the part.
主語はThe Isinnova team (イシノーヴァ社のチーム)で述語はwent to the hospital (病院へ向かった)です。for a closer lookは「しっかり見るために」です。「何を見るのか」は at the part(その部分)つまりVenturi valves(ベンチュリーバルブ)のことです。
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いかがでしょう?人工呼吸器に使われるベンチュリーバルブですが、ベンチュリーマスクでも使われています。呼吸器があってもこれがないと使えないわけですね。次回もこの記事の続きを読みましょう。お楽しみに。
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2021年1月15日
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