面接試験は質問される内容や傾向を大学別に分析し回答を準備しておきましょう。

医学部受験と面接対策

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医学部受験と面接対策
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2020年度医学部入試で九州大学が二次試験で面接試験を導入したことで、今では全ての医学部で面接試験が実施されています。

医学部へ合格するには避けては通れない面接試験。

そんな医学部受験の面接試験について、試験内容や攻略ポイントなどを今回は解説していきます。

面接試験は医学部入試の最終審査

医学部入試の場合、二次試験の合否の最終判断は面接試験で決まると言っても過言ではありません。

以前は、東京大学をはじめ学力重視で受験生を選抜してきましたが、どんなに学力優秀でも医師としての人格に欠ける学生が多いことが問題となり、今では面接試験も重視される傾向にあります。

医学部入試の面接では、主に医療従事者としての適正と将来の医療者に必要な人間性を兼ね備えているかを判断。

さらには、近年のチーム医療の重要性を鑑みてコミュニケーション能力があるかどうかも面接で見極められます。

したがって、学科試験の対策が優先順位としてはまだまだ上ですが、志望大学別の質問傾向などをしっかりと分析し、対策しておくことが最終合格を勝ち取るには必要不可欠です。

医学部で実施される面接試験の種類

個人面接

個人面接対策では、医学部を目指した理由や本学志望動機がまずメインに聞かれるでしょう。

定番の質問が面接では聞かれることが多いので、自分に合った自信の持てる発言ができるよう準備しましょう。

回答に嘘が含まれると、矛盾が生まてしまうリスクが非常に高いので、正直に答えることが一番です。

また、ありきたり、または抽象的な回答だと面接官の印象もそこまで良くありません。

具体的かつ自分らしさが際立つ回答のほうが面接官からの評価も高まるので、問われている質問の内容や意図を汲み取り、自分の性格や考え方を含めながら本番ではハキハキ答えれるようにしましょう。

面接試験では、医療系の分野だけではく、東京医科大学では倫理観が問われたり、岩手医科大学では友人関係について質問されるなど一般的なテーマで質問されるケースも多いのが特徴です。

受動的ではなく能動的な回答に努める

医学部の面接で定番なのが「医師になりたい理由は?」ですが、回答として「両親が医師だから憧れました」という受動的な質問だと評価が上がらないでしょう。

両親が医師でどんな場面や状況を魅力に感じ、自分は「どうしたい」「どうなりたい」と能動的な回答を行うほうが自分の意思を含めて具体的に説明できるので、面接官の評価は高くなるでしょう。

面接対策で回答を考える際は、「受け身」「自発的」な答えになるよう考えてみることをおすすめします。

国際医療福祉大学では英語面接も選択可能

国際医療福祉大学医学部では個人面接を2回実施するほど人物試験を重視しています。

なかでも特徴的なのが面接試験を日本語と英語のどちらでも選択できるということです。

日本語を選んだからと言って不利になることはないので、流暢な英語が話せない場合は無難に日本語で面接を受けましょう。

英語が得意だとアピールして英語で質問された際に上手く回答できなかったという受験生もいるので、安易に英語を長所にあげて墓穴を掘らないよう注意が必要です

集団面接

金沢医科大や聖マリアンナ医科大では集団面接が実施されます。

集団面接では、他の受験生と一緒に自分の意見を述べることになるので、周りの発言を考慮しながら自分の意思を述べていく必要があります。

回答の順番が最後のほうになってしまえば独自性が薄れる反面、難しい質問の場合は先頭が回答に苦慮してしまうこともあります。

質問される傾向を分析し、自分の独自性が発揮される回答を準備して行きましょう

なお、学士編入では多く見受けれていた受験同士で討論をさせるグループ討論を面接試験に採用する医学部も最近は増えています。

グループ討論を実施した医学部

  • 旭川医科大学(前期、後期)
  • 名古屋市立大学(前期)
  • 岐阜大学(前期、後期)
  • 富山大学(前期、後期)
  • 滋賀医科大学(前期)
  • 香川大学(前期)
  • 自治医科大学
  • 東邦大学
  • 日本医科大学
  • 金沢医科大学
  • 福岡大学

グループ討論のポイント

集団面接よりも難易度が高いと言われるグループ討論。

面接のような面接官と受験生との会話ではなく、受験生同士で議論を行い、試験官は客観的な立場から評価します。

司会を誰にするかは自由に決定して良い場合が多く、結論を出すことも東邦大学以外は求められません。

医学部入試の場合、多くの大学で結論まで求めない理由は、あくまで評価の対象が「討論の過程」であり、討論の勝敗や結論内容が重要視されるものではないのです。

自分で意見を出すことはもちろんですが、他者の意見に耳を傾け問題点の発見や解決を導き合っているか

また発言ばかりではなく、雰囲気作りや配慮など討論しやすい環境を作り出せているかも評価のポイントです。

チーム医療が重視される昨今、受験生が多者とコミュニケーションを取り合いながら共同作業を行える能力があるかを医学部側では見極るためにグループ討論を実施しています。

面接の採点・評価方法


面接試験は点数を設けていない医学部もある一方で、点数化している医学部は増加してきています。

しかも、数学や英語など科目の配点と同等の点数が配分されている医学部もあるなど、面接試験は合格するにはやはり重要です。

学科試験のように質問に対する明確な答えは面接にはありません

医師としての資質、コミュニケーション能力、入学意欲、あるいは人間性など様々な観点から評価されることになります。

面接だけで一発不合格になる大学もある?

面接に点数を設けていない医学部でも、「面接により不適格と判断された場合は不合格とする」というような条件を付けている大学もあり、この場合は学科試験の点数に関係なく不合格となってしまいます。

余程のことがない限り学科試験で合格点に達している受験生なら問題ないと思いますが、過去に群馬大学医学部で50代の主婦が面接試験で不合格になり裁判沙汰になった事件がありました。

また、新潟大学医学部でも高卒認定で持病持ちの受験生が面接試験で0点となり、不合格になったケースもあります。

ただし、朗報としては東京医科大学をはじめとする不適切入試が複数の医学部で発覚した後、合否の操作に影響されやすい面接試験において、文部科学省から採点基準を明確化するよう指導がありました

したがって、今後は理不尽な理由で不合格や減点になることは減少すると予想され、より大学のアドミッションポリシーや質問に沿った回答の質が重視されると思われます。

攻略と対策ポイント

医療情報や時事の取得は習慣化させる

医学部の面接で質問される際に、医療問題や時事に関する質問だと知っていないと回答できません。

そこで、日ごろから医療系のニュースや新聞を読んだりして定期的に情報を収集しておく習慣を身につけておきましょう

たとえば、医師不足や臓器移植、医療ミスなど医学に関する質問がある一方、医学に関係ない質問もあるので大学別の対策は必須となります。

また、情報を知っているだけでは意味がなく、そこから自分の答えを整理しておくことが重要です。

医学部のアドミッションポリシーを理解しておく

最近は、医学部の面接でアドミッションポリシーに沿った質問がされる大学も増えてきました。

アドミッションポリシーとは、大学側はどんな入学者を受け入れるかについて方針をまとめたものです。

大学側のアドミッションポリシーを確認して内容を理解しておかないと、本番で回答に困ってしまいます。

大学の公式サイトで公開されているので、医学部受験生はしっかりと確認しておきましょう。

志望理由は典型的な質問は用意しておく

医学部の面接では毎年、各大学ごとに質問される内容に傾向があります。

また、面接試験では質問される鉄板のようなものも存在するので、しっかりと事前に回答を準備しておきましょう。

頻出な質問内容は、ライバルの受験生たちもしっかりと準備して臨んでくるからです。

よく聞かれる質問内容

  • 医学部・大学を志望する理由
  • 将来(理想)の医師像
  • 尊敬する人物とその理由
  • 最近のニュースで印象にあるもの
  • 高校時代に頑張ったこと・感動したこと
  • 自分の長所・短所
  • 趣味や特技

服装や髪形などのマナーも大切

面接試験では第一印象も非常に重要です。

現役生は制服を着用し、浪人生は黒のスーツを着用するのが原則。

髪型は清潔感のある髪型で、パーマ、長髪(男性)、カラーリングはご法度です。

男性なら髭をそり、女性なら化粧は最低限に留め、外見でマイナスポイントにならないように気を付けて下さい。

話し方も大きな声で丁寧に回答することを心がけましょう。

第三者にアドバイスしてもらうこと

面接の練習は一人で対策するよりも、第三者に聞いてもらいフィードバックをもらうのが一番効果的です。

家族でも学校の先生あるいは友人でも良いので、質問を投げてもらい回答を聞いてもらいましょう。

その際の話し方や姿勢および回答内容を客観的に評価してもらえるので、自分では気づかなかった課題や問題を明確化できる場合があります。

まとめ

医学部の面接試験は年々重要性が増しており、最終合格には必要不可欠な要素なっています。

しかし、まずは医学部に合格に必要な学力まで伸ばすことが先決。

そこで、限られた時間の中で効率よく面接試験の対策するなら、医学部予備校の面接対策講座を受講するのがおすすめです。

医学部予備校は医学部に特化した指導を行っているので、各大学の面接試験に関する情報が非常に豊富。

どんな質問がされるのか、模範解答から面接での雰囲気まで、様々な情報を効率よく入手することが可能です。

さらに、医学部予備校では多くの合格者を対策してきたノウハウがあり、アドバイスやコツに説得力があります。

的確なアドバイスと対策によって、本番では緊張せずに自信を持って臨めることができること間違いなしです。

 
 
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