医学部入試では高度な学力が要求されていますが、一体どれくらい勉強時間を確保すれば合格を実現できるのでしょうか。
もちろん、単純に勉強時間を確保できたからと言って医学部に合格できるわけではありません。
それでも気になる受験生は多いと思うので、今回は勉強時間をテーマに医学部受験を解説していきたいと思います。
医学部合格に必要な勉強時間について
医学部合格に必要な勉強時間を紹介する前にまずは前提として下記ポイントを考えておくことが大切です。
その上で、どれくらいの勉強時間が必要なのかを考えていきましょう。
現役生と浪人生で違う
現役生は高校生活があり、学年によっても受験までの期間に差があり、勉強時間に費やせる時間は異なってきます。
いっぽう、浪人生の場合は1日を勉強時間に確保できるため、自分次第では10時間以上を勉強に費やすことも不可能ではありません。
勉強時間に確保できる時間は現役生と浪人生によって異なってきますが、一般的に高校3年生は平日は学校時間以外で3時間、週末10時間の合計週35時間は最低でも確保しているケースが多いようです。
浪人生の場合は、予備校の授業も含めて毎日12時間の合計週80時間以上を勉強しているのが一般的と言われています。
受験生の現在の学力で違う
医学部合格に必要な勉強時間は現時点での学力によっても大きく変化します。
既に医学部合格に必要な学力がある受験生の場合は、今まで通りの学習スタイルを維持しておけば十分合格できるので、浪人生であっても週80時間も勉強時間は必要ないかもしれません。
逆に現在の偏差値が40台など医学部合格に必要が学力まで大きな開きがある場合は、週80時間以上の勉強時間を確保しても足りないしかもしれません。
さらに、難易度が高いトップレベル医学部と難易度が低い医学部でも必要な学力は異なるため、勉強時間も異なってくると言えるでしょう。
国公立か私立で違う
医学部は国公立と私立で受験科目の数が異なるため、必要な勉強時間はそれだけ変わってきます。
国公立大学の場合は共通テストが必須であるため、国語や社会等の文系科目の対策が必要ですが、私立は英語・数学・理科二科目だけなので、必要な勉強時間は私立のほうが少なくて済みます。
ただし、私立大学専願の受験生は併願受験で10大学受験する人も少なくないので、大学別対策に時間を割く必要があるため、併願する数によって必要な勉強時間も異なってくるのが特徴。
効率性や集中力によっても大きく変わる
もちろん、勉強時間を確保したからと言って学力が伸びるわけではありません。
勉強時間を確保し過ぎて睡眠時間を削ってしまえば、集中力が低下してしまうため、勉強が非効率になってしまい思うような効果が得られません。
いっぽう、勉強時間が少なくても、限られた時間内で高い集中力をキープして学習できれば、学力を大きく伸ばすことも可能になります。
勉強時間だけでなく学習の質も重要
医学部合格に必要なのは「勉強時間」と「学習の質」の両方が必要となります。
科目数が多く、出題範囲も広く、しかもどの科目も高い偏差値が要求されており苦手科目が作れません。
したがって、効率の良い学習計画のもとに豊富な勉強時間を割かないとなかなか医学部合格に必要な学力まで伸ばすことは難しいです。
偏差値はある一定までは効率よく上げることができますが、最後の一押しがなかなか上手くいかずに悩む受験生も多いかと思います。
この場合は、勉強時間の確保も重要ですが、いかに1点を多く取ることができるかを見据えた学習計画が重要になってくることが多いです。
また、勉強の質を確保するためには、健康な生活も大きく影響しがち。
睡眠や栄養バランスの取れた食生活などに気を配ることで、集中力が増したり、記憶が定着したりと、高い学習効果につながります。
医学部予備校は1日12時間学習が一般的
以上のように勉強時間の確保は受験生一人ひとりの状況や志望大学によって異なってきます。
それでも医学部合格に必要な勉強時間は一体どれくらいか気になると思いますが、この場合は合格実績豊富な医学部予備校を参考にしてみましょう。
多くの合格者を輩出する医学部予備校では、高卒生で1日12時間以上の勉強を強制しているところが多いです。
したがって、一週間だと大体80時間、年間に換算すると29,200時間を勉強時間に費やしていることが分かります。
医学部予備校は無選抜なので様々な学力の生徒が在籍していますが、全員が1日12時間の勉強時間を確保することで、偏差値が低い生徒は逆転合格が実現し、学力がもともとあった生徒はワンランク上の医学部へ合格を実現しているのです。
もちろん、医学部予備校では勉強時間だけなく、日々の学習内容の質にもこだわっており、プロ講師による少人数指導や生徒一人ひとりに学習計画を作成するなど、量と質の両方を確保することで、豊富な合格実績をあげることができています。
メリ・ハリを持った受験生活が重要
年間29,200時間となると圧倒されそうな勉強時間ですが、1日12時間勉強したとしても残り12時間は自由時間として活用できます。
したがって、睡眠時間も7時間は十分確保することが可能で、それ以外の5時間のうち趣味やリラックス時間に充てることも可能です。
つまり、医学部予備校にいる間は12時間しっかり集中して勉強し、残りは勉強から離れるというメリ・ハリのある生活を送ることで、有意義な受験生活を送ることができます。
良く合格体験記を見ていると、予備校のいる時間以外は勉強していなかったという声を多く目にします。
ダラダラと勉強するのではなく、休む時はちゃんと休むことで学習の質も自ずと高くしていけるのです。
まとめ
以上のように、医学部合格に必要な勉強時間はあくまで目安であって、受験生一人ひとりの状況によっては大きく異なってきますが、下記ポイントに注意することが大切です。
- 浪人生は1日12時間勉強する
- 勉強時間も大事だけど、質も同じくらい重要
- メリ・ハリを持った受験生活が効果的
あとは、本人のやる気や集中力が大きく影響してきます。
なかなか上手く勉強が進まない、あるいは計画通り学習できない受験生は医学部予備校に通ったほうが早いです。
勉強時間の確保だけでなく、勉強の質やモチベーションの維持など全てのポイントをクリアするこで合格が現実味を帯びてくると言えるでしょう。
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