これから難易度の高い医学部受験を目指す人向けに対策を始める時期から、国公立・私立大学の入試傾向から志望大学選びまで合格を実現するために知っておきたい情報をまとめました。

はじめての医学部受験!入試対策から志望大学・予備校選びまで徹底解説

医学部受験対策

はじめての医学部受験!入試対策から志望大学・予備校選びまで徹底解説
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新型コロナの影響もあり、医師という職業を危険と隣り合わせであると感じた人は少なくないはずです。

したがって、医学部受験でも今後は学力試しではなく、純粋に医師を目指す受験生が目指す傾向になると予想されています。

こんな時代でも医学部受験を決意した人に今回は1年でも早く合格を実現するために知っておきたいポイントを網羅的にまとめました。

これから合格を目指す医学部受験生の参考になれば幸いです。

医学部受験を始める時期は「早いに越したことはない」

まず、医学部受験の対策を始める時期がいつから良いか疑問に思う人が多いですが、答えは「医学部受験を決めた日」です。

高校3年生になって医学部受験対策を始める現役生もいますが、難しい医学部入試を考えると時期としては遅いのが本音。

2浪、3浪が普通と言われている医学部受験を合格するには1日でも早く対策を始めることがベストです。

早い人は中学生から始める受験生もいます。

なお、早く医学部受験対策を始めるメリットなどは下記が考えられます。

現役合格の可能性が高くなる

早くから受験対策を始めることで、膨大な学習時間が確保できます。

高校入学から始めることで3年という期間を使って医学部の入試対策に備えられるため、着実に学力アップが実現可能。

その結果、医学部入試を現役で合格できる可能性も高まります。

浪人すれば、その分の予備校の学費や1年という貴重な時間を犠牲しなければなりません。

医学部合格実績が豊富な高校は中高一貫校が多いのをご存知ですか。

高校受験対策をせずに6年間とう期間を医学部受験対策に充てられるのはやはり強いです。

ワンランク上の医学部も不可能ではなくなる

1年で医学部合格に必要な学力を習得できたなら、2、3年前から医学部受験対策を始めていればそれ以上に学力を伸ばせたかもしれません。

つまり、早くから医学部受験を始めることで、難易度の高い医学部に合格できるかもしれないとうことです。

上位の医学部に合格できれば、学歴に箔が付くだけでなく、今後のキャリアにおいても得られるメリットは大きくなります。

学力に余裕があれば、学費や地域並びに大学の雰囲気など志望校を自由に選べる選択肢も増加。

早く医学部受験対策を始めて損はないのです。

途中の進路変更も問題なし

医学部受験対策を早く始めた場合、途中で希望が変わったら勉強が無駄になると思っているでしょう。

しかし、医学部受験は英語および数学や理科で高度な学力が必要になるため、他学部を目指すことになっても影響は大きくありません。

むしろ、医学部受験対策で高度な学力を身につけておけば、他学部ならトップレベルの大学が目指せるはずです

国公立大学医学部なら共通テスト対策で文系科目も勉強するため、医学部以外の学部へ進路変更をした場合も得られるメリットは大きいのが特徴。

早くから医学部受験対策を始めて全然問題ありません。

医学部受験対策について

医学部受験対策は国公立と私立とでは異なってきます。

それぞれの医学部受験対策について詳しく確認していきましょう。

国公立大学医学部医学科

国公立大学医学部は、大学入学共通テスト(※)と二次試験(個別学力検査)の2部で構成されています。

大学入学共通テストでは、国語や社会など文系科目も必須科目となり別途対策しないといけません。

しかも、医学部合格となると高得点を取らないといけなくなるため、医学部受験対策でも疎かにできないのが特徴。

医学部受験は、他学部と同様に前期と後期の日程に分かれていますが、最近の傾向としては後期日程を廃止し、前期だけの国公立大学は増えています。

したがって、志望校によっては前期日程のみの1年に1回しか受験チャンスがないということも。

また、国公立大学の医学部受験では、医学部のルーツが重視される傾向にあり難易度にも反映されています。

簡単に説明すると医学部は設置された時期に応じて、

  • 旧帝国大学
  • 旧制医科大学
  • 旧制医学専門学校
  • 新設医科大学

の4つに分類されており、「旧帝国大学>旧制医科大学>旧制医学専門学校>新設医科大学」の順で難易度が変わります。

歴史と伝統がある旧帝国大学に近いほど、教授の数、医局の強さ、研究実績などが豊富で人気。

ただし、最近はマッチング制度の導入などにより、序列は影響力は希薄になりつつあり、むしろ、政令指定都市や首都圏といった都市部にある医学部のほうが難易度が高いです。

※センター試験は2020年度入試で終了

国公立大学医学部の序列はこちら

私立大学医学部医学科

私立大学医学部は、大学が独自に実施する試験を受験することになりますが、大学入学共通テストを取り入れた試験制度もあります。

一般入試は、一次試験(学科試験)と二次試験(小論文・面接)で構成されていることがほとんど。

国公立大学と違い、試験日程が同じではないため、併願受験が可能で合格できるチャンスを増せるのが魅力。

また、私立の医学部受験は文系科目は英語だけなので、対策科目を絞って集中できることもメリットと言えるでしょう。

なお、私立大学の場合は、医学部受験において国公立大学ほど序列はそこまで難易度に影響しません。

むしろ、学費の安い大学ほど人気があり、医学部受験においても高い難易度を誇っています

有名な話が、2008年に順天堂大学が学費を大幅に値下げして2970万円から2090万円にしたことで優秀な受験生獲得に成功し、中堅レベルから上位へと難易度が上がりました。

私立大学医大御三家(慶應・慈恵・日医)に並ぶ難易度から、最近は順天堂を含「四天王」と呼ばれています。

したがって、学費が高額な大学は難易度が下がるため、医学部受験では穴場と言われることが多いです。

私立大学医学部の学費はこちら

選抜方式による医学部受験対策の違い

一般選抜

一般選抜の場合、国公立なら共通テストと二次試験の学科試験と小論文・面接、私立ならが学科試験と小論文・面接の対策が必要です。

共通テストは90%前後の得点率は最低でも取っておきたいところなので、国語および社会等の文系科目も対策も疎かにできません

また、国公立・私立の医科大学の場合は、総合大学と違って出題問題の難易度は高いので、過去問や模試などを受験して対策を練っておくことが重要です。

小論文や面接も最終合格を実現するためには医学部受験対策として必要不可欠。

直前期になって焦って取り組んでも実力を十分に発揮することは難しいので、早めにスケジュール組んで取り掛かることをおすすめします

学校推薦型選抜・総合選抜

学校推薦型選抜と総合選抜の違いは、学校推薦書の有無だけでほとんど両者に違いはないので、医学部受験対策としてやることはほぼ同じです。

医学部受験の最近の傾向としては推薦の募集定員が増加しているので、現役生や一浪生は一般選抜と併願して多くの受験が予想されます。

推薦と言えば、面接や志望理由書が重視されがちですが、医学部受験の場合は共通テストの受験必須がほとんど。

いくら調査書や平均評定が高くても、共通テストの結果では不合格もあり得るのでしっかりと対策しておくことが重要です。

学士編入

社会人の医学部受験生は、一般選抜だけでなく学士編入で合格を目指す人も少なくないでしょう。

学士編入は国公立大学医学部では盛んに実施されており、文系出身者でも受験しやすい入試システムのため人気は高いです。

試験内容としては、書類審査・小論文・面接・筆記試験で構成されていることが多いです。

筆記試験については、英語・生命科学・物理化学・数学のいずれかで試験科目が構成されており、英語・生命科学は必須と考えておきましょう。

独学での合格は難しく、河合塾KALS等の学士編入専門の予備校で対策することをおすすめします

志望校の選び方

学費が安いから国公立大学は勿体ない

学費高いからと私立大学医学部を最初から選択肢に入れていない受験生は合格の可能性を大きく下げていると言っても過言ではありません。

国公立大学医学部に合格できる学力があれば私立大学に合格できる可能性は大いにあります。

まず、私立大学医学部と言えば3000万円あるいは4000万円と高額な印象を持っている受験生や保護者の方も多いですが、最近は大幅な値下げを実施する大学も増えており、私立最安値の国際医療福祉大学は6年総額1890万円まで下がっているのが現状です。

さらに、自治医科大学をはじめ各大学の地域枠制度の中には、卒業後の指定医療機関で一定期間医師として働けば、学費額に相当する奨学金が返済免除となる場合も。

医学部受験において「私立大学医学部だから学費は高い」は過去の話になりつつあることを知っておきましょう。

奨学金貸与制度や地域枠などの入試制度を上手く利用して、学費負担の軽い私立大学医学部を目指して合格できるチャンスを増やすことが重要となります。

偏差値ではなく試験科目や配点比率で選ぶ

志望校を選ぶ際に偏差値ランキングを確認して自分の学力に合った大学から選んでいませんか。

確かに偏差値が同じくらいの大学は合格できる可能性は高くなりますが、それよりも自分と相性の良い入試を実施している大学のほうがより確実です

つまり、数学が得意な受験生は数学の配点比率が高い大学、逆に英語が苦手な受験生は英語の配点比率が低い大学のほうが自分の実力を発揮しやすいことになります。

医学部受験の場合、大学ごとに配点比率も違えば、出題科目も違ったりすることが多いです。

偏差値だけでなく、入試概要まで確認して自分の長所を活かせる医学部を探し出すことが短期合格のカギとなります。

社会人の医学部再受験生は年齢に寛容な大学

社会人の再受験生の場合、医学部受験対策の方法は少し異なってきます。

というのも、年齢に寛容的な大学もあれば、現役生や1浪生を好む大学もあるからです。

つまり、どんなに模試の判定が良くても年齢を理由に不合格になってしまう大学もあるということに。

東京医科大学を発端に年齢差別や女子差別などが大きな問題となりましたが、まだまだ再受験生に厳しいと噂される大学は少なくありません。

確実に医学部受験を突破するためにも、年齢に寛容的な大学を目指すことが短期合格のうえで重要となります

最短合格を目指すなら医学部予備校での勉強がおすすめ

医学部受験対策は早く始めるのが重要だということは理解できたと思います。

しかし、いくら早く医学部受験対策を始めても、勉強方法が間違っていれば効果がありません。

そこで、効率よく最短合格を狙うのであれば、医学部予備校で学ぶのが一番です。

なぜ、医学部受験対策は専門予備校が良いのか確認していきましょう。

河合塾や駿台との違い

医学部受験を目指す場合、河合塾や駿台の医系コースが人気です。

確かに、河合塾や駿台の医系コースは予備校内の看板講師と、選抜された優秀な生徒に囲まれた環境で勉強することができます。

したがって、授業のレベルが非常に高いと評判ですが、選抜がある故そのクラスで学べるのは限られた受験生です。

学力に自信があり、河合塾や駿台の上位コースに入れるのであれば、医学部受験対策としては最適ですが、それ以外の場合だと合格は厳しいものとなります。

大手予備校は、生徒数も多いのでサポートはそこまで手厚くなく、生徒が自ら計画通りに勉強し、分からない点は質問して解決していくなど、ある程度の自己管理ができないと医学部合格を実現することは困難です。

いっぽう、医学部予備校は少人数制を採用しているため、生徒一人ひとりの管理が徹底されています。

学習の進捗確認から、勉強時間まで厳しく管理されるため、嫌でも勉強することになり、その結果、学力を飛躍的に伸ばせるようになります。

また、医学部予備校は基本的に無選抜です。

入学時点の学力に関係なく、医学部受験対策ができるので勉強に無駄がないのが特徴

実際、大手予備校で医学部受験を失敗した人が医学部予備校に通って合格を実現しているケースが多く見受けられます。

医学部予備校は合格率が高い

大手予備校は生徒数も多いことから医学部合格者数は圧倒しています。

しかし、合格率が公表されていないということは、それだけ不合格者も多いということになります。

いっぽう、医学部予備校は合格者数で大手には敵いませんが、合格率を公表していることが多いです。

合格実績が豊富な医学部予備校の場合、合格率が8割を超えていることも珍しくありません。

もちろん、併願受験による重複合格が含まれていますが、それでも高い合格率を実現しているということは生徒の多くが合格を実現できている参考情報として役立ちます。

圧倒的な医学部合格者数を誇るが合格率は4割程度、合格者数は少ないけど合格率は8割以上の場合、あなたらなどちらの予備校で医学部受験対策を行いますか?

 
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