募集人数を増やす大学が多い医学部推薦入試を紹介

医学部を志望している受験生なら一度は考えたことがあるだろう、推薦入試。

医学部受験となると、一般入試で難しい試験と面接をクリアし、すごい倍率での戦いを勝ち抜く！といったイメージが大きいですが、最近では、推薦入試での合格体験を聞くことも少なくないです。

今回の記事では、医学部受験生ならだれでも気になるであろう、推薦入試についてお話します。

一般入試との違いなどを比較しながら、推薦入試とはどのようなものなのか、どのような受験生に向いているのか、何が必要なのか、推薦入試と一般入試、結局どっちの入試方式がいいのか、解説していきます。

推薦入試とは？種類が２つある

推薦入試とはどのような受験方式なのか

医学部に限らず推薦入試は、学校推薦型選抜と、総合推薦型選抜の２つに分かれています。

前者は、旧式の推薦入試、後者はAO入試と言われていたものです。

２つとも、一般入試と異なる点は、高校の成績（評定平均値）の提出を求められること。

また、部活やボランティアなどの課外活動の実績、取得した資格なども、書類審査（調査書など）で重要な評価対象になります。高校３年間の努力を評価してもらえる入試方式であることが、学力検査（筆記試験）中心の入試結果で合否が決まる一般選抜と大きく異なる点です。

推薦入試を行っている国公立大学医学部一覧

国立大学医学部一覧【2022】

公立大学医学部一覧【2022】

推薦入試を行っている私立大学医学部一覧

私立大学医学部一覧【2022】

一般入試との違い、よくある疑問

一般入試との難易度の違い

医学部の一般入試では、難易度の高い学力試験を受験し、他の受験生よりも高得点を取ることが必要とされます。

反対に、推薦入試では、高校３年間の成績や、学力試験は個別に用意されたものであり、重視されるのは面接や小論文、医師になる者としての人間性などです。

一般入試と推薦入試では、難易度に差があるわけではなく、難易度の種類が違うため、比較することはできないでしょう。

浪人生・再受験生でも受験可能なのか

医学部の推薦入試では、浪人生でも受験可能な場合がほとんどです。

ただし、浪数が決められていることが多く、再受験生は受験が難しい場合がほとんどです。

一般入試との併願はできるのか

併願を認める大学、認めない大学、受験は認めるが合格した場合は受験禁止とする大学、さらに、同じ大学内であれば併願を認める大学など、大学によって様々です。

今一度、自分の志望校はどうなのか確認してみましょう。

成績や評定はどのくらい必要？

多くの大学が、評定Aもしくは４や4.3以上を出願要件として求めています。

これは決して低い数字ではなく、この段階で受験不可能な受験生も多いでしょう。

求められる評定や成績を超えている場合、出願に挑戦してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまで、医学部の推薦入試について説明を行いました。

一般入試でも推薦入試でも、さすが医学部といったところでしょうか、合格難易度はとても高いですね。

しかし、医学部に合格する手段として、推薦入試は間違いなく有効な手段。

利用できる医学部受験生は、学校の成績・評定を保ったり、念のため出願をしておくということもありだと思います。