大学入学共通テスト(旧センター試験)の平均点によって国公立大学医学部の志願者数や受験倍率は大きく異なってくるため、出願先選びは合格にも影響してきます。

国公立大学医学部志願の受験生必見!競争倍率を比較

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国公立大学医学部志願の受験生必見!競争倍率を比較
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2021年の医学部入試結果を各大学で公表する時期になってきました。

今年は共通テストが初めて実施されたため、これまでと違った対策が求められ、国公立大学医学部を目指す受験生にとっては厳しい年だったかもしれません。

国公立大学医学部の入試はどんな結果だったのでしょうか。

2021年度の入試傾向や志願者倍率を詳しく解説していきますので、国公立大学の医学部合格を目指す受験生はぜひ参考にしてみて下さい。

国公立大学医学部の入試状況


駿台のデータによると、2021年に実施された国公立大学医学部の入試は前年の2020年度を若干下回る志願者数となりました。

ただし、前期日程においては2021年度は前年を上回る志願者が集まり、6年連続減少がストップ。

7年ぶりの増加となっています。

下記、駿台が調査した国公立大学医学部医学科における一般入試の志願者数の推移を見てみましょう。

直近5年間の受験者数の推移

右肩下がりで国公立大学医学部の志願者数が減少しています。

特に、2021年は若干減少しただけですが、2019年から2020年にかけて医学部志願者が大きく減少していることが分かります。

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
前期日程 18,093 17,064 16,390 14,743 14,773
後期日程 9,927 8,969 9,081 7,404 7,110

2021年は共通テストが初めて実施された年となりますが、新型コロナで医師の活動が大きく取り上げられたことで、医師を目指す志高い受験生が集まった結果、減少に歯止めがかかった1つの要因として見て取れます。

また、既卒生の減少や医学部受験ブームに影響されていた層がここ数年減少してきたことで、志願者数が落ち着き、医学部を純粋に目指す受験生だけに絞られてきたとも減少傾向に歯止めがかかった要因とも考えられます。

いっぽう、後期日程はに関しては、廃止が増える医学部が相次ぎ、募集定員の減少もあって減少の一途を辿っており、この動きは今後も続くことが予想できるでしょう。

国公立大学医学部の募集定員の推移

ここでは、河合塾がまとめた1年次入学の定員の推移を見てみましょう。

一般入試の他に、推薦入試やAO入試も含んだ合計の数となっています。

年度 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
前期 定員 3,699 3,676 3,644 3,597 3,604
倍率 4.89 4.64 4.50 4.10 4.10
後期 定員 541 539 524 454 408
倍率 18.35 16.64 17.33 16.31 17.43

まず前期日程から見てみると、定員は若干増えると同時に志願者数も微増したため、志願者倍率は2020年と同じでした。

いっぽう、後期日程は2021年度から香川大学と愛媛大学が後期日程を廃止した影響もあり、募集定員が大きく減少。

したがって、後期日程の志願者倍率は増加しています。

【2021年度】国公立大学医学部一般入試の志願者倍率を比較

国公立大学医学部の【前期日程】志願者倍率一覧

大学名 募集定員 志願者数 倍率 2020年の倍率 備考
北海道大学 101 338 3.3 3.6
旭川医科大学 40 279 7.0 6.1
札幌医科大学 20 52 2.6 2.9
55 222 4.0 4.8 先進研修連携枠
弘前大学 50 168 3.4 4.9
15 96 6.4 5.5 定着枠
東北大学 77 243 3.2 3.3
秋田大学 55 244 4.4 6.6
山形大学 65 214 3.3 4.2
福島県立医科大学 50 310 6.2 3.9
30 120 4.0 2.4 地域枠
群馬大学 65 164 2.5 2.6
6 24 4.0 5.5 地域医療枠
筑波大学 44 158 3.6 2.4
18 48 2.7 4.4(茨城)1.7(全国) 茨城県枠・全国枠
東京大学 97 385 4.0 4.3
東京医科歯科大学 79 316 4.0 4.2
千葉大学 82 331 4.0 3.4
15 44 2.9 5.7 地域枠
横浜市立大学 70 260 3.7 3.2 地域枠・診療科枠含む
信州大学 95 476 5.0 3.9
新潟大学 80 307 3.8 4.3
富山大学 60 214 3.6 4.1
金沢大学 84 320 3.8 3.7
福井大学 55 193 3.5 4.7
浜松医科大学 64 292 4.6 4.7
11 39 3.5 8.6 地域医療枠
岐阜大学 37 357 9.6 11.1
名古屋大学 90 345 3.8 3.3
名古屋市立大学 60 208 3.5 2.8
三重大学 75 401 5.3 4 医療枠を含む
滋賀医科大学 55 197 3.6 3.2
5 53 10.6 13.6 地域枠
京都大学 105 299 2.8 2.6
京都府立医科大学 100 277 2.8 2.5
大阪大学 95 233 2.5 2.9
大阪市立大学 80 225 2.8 2.6 指定枠を含む
奈良県立医科大学 22 153 7.0 7.4
和歌山県立医科大学 64 187 2.9 2.0
15 56 3.7 2.7 医療枠
神戸大学 92 261 2.8 2.7
岡山大学 98 359 3.7 3.8
広島大学 90 495 5.5 5.4
島根大学 55 363 6.6 7.8
3 27 9.0 8.7 定着枠
鳥取大学 79 359 4.5 4.9 地域枠を含む
山口大学 55 306 5.6 5.6
香川大学 79 382 4.8 4.9 地域枠を含む
徳島大学 64 212 3.3 2.4
高知大学 60 294 4.9 6.7 地域枠を含む
愛媛大学 55 531 9.7 7.7
九州大学 110 276 2.5 2.5
佐賀大学 50 242 4.8 5.4
長崎大学 76 422 5.6 3.7
大分大学 65 178 2.7 4.4 地元枠を含む
熊本大学 90 332 3.7 5.4
宮崎大学 50 296 5.9 4.5
鹿児島大学 69 249 3.6 4.8
琉球大学 70 314 4.5 3.8

上記の医学部志願者倍率を見ても分かるように、2020年度の志願者倍率の反動で2021年度は倍率が上がったり、下がったりしている医学部が顕在されます。

志願者倍率で合格は決まりませんが、似たような偏差値および入試傾向で複数の医学部で悩んでいる場合は、志願者倍率を参考にすることも1つの方法です。

国公立大学医学部の【後期日】志願者倍率一覧

大学名 募集定員 志願者数 倍率 2020年の倍率 備考
旭川医科大学 8 100 12.5 35.9
秋田大学 20 312 15.6 16.9
4 38 9.5
山形大学 15 147 9.8 12.8
千葉大学 15 388 25.9 18.7
5 45 9.0 18.6
東京医科歯科大学 10 150 15.0 16.8
山梨大学 90 1057 11.7 12.3
富山大学 20 378 18.9 15.1
福井大学 25 320 12.8 15.7
岐阜大学 25 1141 45.6 25.8
浜松医科大学 15 357 23.8 14.1(一般)24.0(地域医療枠) 地域利用枠廃止(2021)
名古屋大学 5 54 10.8 11 愛知県内
三重大学 10 183 18.3 12.1
奈良県立医科大学 53 888 16.8 18.3
山口大学 10 212 21.2 21.4 地域枠を含む
佐賀大学 10 239 23.9 21.5
宮崎大学 20 397 19.9 18.0
鹿児島大学 23 291 12.7 11.3
琉球大学 25 413 16.5 12.8

後期日程は前期と比べて募集定員が非常に少なくなるため、入試倍率は自ずと高くなります。

特に最近は全体的に後期日程を廃止する国公立大学医学部は増加しており、限られた定員枠を争って高い倍率になることも珍しくありません。

山梨大学の場合は前期がなく、後期日程のみ募集しているため、志願者が非常に多いことが分かります。

東大や東京医科歯科など首都圏の難関国立大学医学部が不合格だった受験生が集まるため、山梨大学医学部は入試倍率以上に難易度は高めです。

共通テスト(旧センター試験)の足切りとは


国公立大学では足切り(いわゆる第一段階選抜)という制度を設けているケースがあり、特に医学部ではその数が多いのが特徴。

足切り(第一段階選抜)とは、共通テストの得点が一定水準に達しなかった場合に二次試験の受験資格を与えないという二段階選抜の受験システムです。

国公立大学医学部の場合は、共通テストと二次試験の合計点で合否が決定するのが一般的です。

しかし、二段階選抜では、まず共通テストで第一段階選抜を行い、これを通過した受験生が二次試験を受けて合否を判定するとい2回に分けて選抜する方法となります。

なぜ、国公立大学医学部の一部で足切りを実施するかと言うと、二次試験の受験者数の人数調整です。

採点する数を減らして教授の負担を抑えたり、試験会場の確保のために足切りを行う医学部が存在しています。

なお、足切りは志願者倍率が予定倍率を超えた際に実施されるが多く、その結果、「志願者倍率≒予定倍率」になるため、医学部の入試倍率が低い大学は二段階選抜の入試を行っていることが多いです。

足切りのボーダーラインは、大手予備校で毎年共通テスト(旧センター試験)が終わった後に速報で予想データが集計されるため、これに応じて足切りにならないよう、自己採点結果と予想ボーダーを参考に出願する医学部を調整していくのが一般的な方法となります。

私立と同様に去年倍率の高い大学はおすすめ!低い場合は要注意


国公立大学医学部医学科の志願者倍率一覧を確認しても分かる通り、2020年に倍率が低い大学は2021年の入試では高くなっていることが分かると思います。

例外もありますが、私立大学医学部と同様に志願者倍率が高かった年は、受験生が出願を回避することが多いので、次年度は下がる傾向にあります。

つまり、2021年度の医学部受験では、2021年で倍率が高かった大学については下がる可能性があるということです。

逆も当然考えられるので、2021年に倍率を大きく下げた熊本大学や高知大学は2022年度の受験では注意が必要になるかもしれません。

ただし、絶対的な保証はないので、安易に志願者倍率だけで決めず、大学入学共通テストの結果、配点比率などを考慮するなど総合的に判断して出願することが合格するためには重要となります。

重要なのは倍率よりも偏差値や共通テストのボーダー


入試倍率は高くても、その医学部へ合格できる偏差値があり、大学入学共通テストのボーダーも超えていれば合格できる可能性は非常に高いです。

もちろん、同じレベルで同じ配点比率の医学部の場合は、入試倍率は影響してくると言えますが、入試倍率が低い医学部でも難易度が高ければ合格するのは困難

逆も同じように入試倍率が高くても偏差値が低いのであれば合格できる可能性は高まるということです。

したがって、先にも説明した通り、医学部の出願先は偏差値や共通テストの結果、配点比率などを考慮して総合的に判断し、複数大学で迷った場合に倍率の低い医学部へ出願するという方法が一番ベターだと言えるでしょう

私立大学医学部の志願者倍率はこちら

 
 
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