私立大学の医学部では、国公立大学医学部の滑り止めとして受けた受験生や、併願受験をしている受験生が沢山います。
繰り上げ合格とは、正規で合格した人が入学が辞退した場合に定員補充のために代わりとして入学資格がもらえるシステムです。
医学部医学科では毎年多くの繰上げ合格が出ており、なかには200名以上の繰上げ合格者を出す大学もあります。
繰り上げ合格者数は、国公立医学部併願者の影響を受けやすいことからセンター試験の難易度にも影響されてくると考えられています。
繰り上げ合格した場合は、一般入試で正規合格した人と同じ扱いで入学するので費用や条件面で異なることはありません。
補欠合格から繰り上げ合格が選ばれる
補欠合格と繰り上げ合格を一緒に考えている受験生がたまに見受けられますが、両者は合格は合格でも全然違います。
たいてい正規合格発表と同時に補欠合格者も発表されますが、もちろんこの時点ではまだ入学資格はありません。
しかし、もし正規合格者が入学を辞退した場合、大学側は欠員補充のために辞退した人の代わりに補欠合格者の中から繰り上げ合格者を出します。
つまり、補欠合格の時点では入学資格はありませんが、繰上げ合格に選ばれた時点で入学資格が与えられるということです。
最後まで諦めない
補欠合格になっても繰り上げ合格にならなければ入学資格はもらえません。しかし、補欠合格に該当した受験生は最後まで望みを諦めてはなりません。
繰り上げ合格の発表があるのは4月初旬になる医学部だってあるからです。2月下旬から繰り上げ合格を出す大学もありますが、通常は繰上げ合格は通常国公立大医学部の合格発表後に始まるので3月中旬あたりから活発化します。
さらに、繰上げ合格をもらった受験生が現在合格している医学部を辞退して繰上げ合格の医学部を選ぶケースも多くあるので、繰上げ合格は1回だけとは限らず複数回行なわれることも多々あります。
したがって、何回も繰り上げ合格を行い3月下旬から4月初旬に合格をもらった受験生もいます。最後まで何があるか分からないので、補欠合格のみの受験生は望みを繋ぎつつ、来年の準備も始めておきましょう。
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