医学部は国公立私立関係なく格付けによって序列が存在し、受験生にも志望校選びに影響されています。

医学部は偏差値ランキングよりも格付けや序列が将来に影響する?

医学部の基礎知識

医学部は偏差値ランキングよりも格付けや序列が将来に影響する?
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医学部には他学部にはない格付けというものがあり、昔から受験生の志望校選びの判断材料として大きな影響力を及ぼしてきました。
そこで今回は医学部の格付けについて解説しながら、最後に受験生にとっての重要性について解説していきたいと思います。
これから医学部受験に臨む方はぜひ確認してみることをおすすめします。

医学部の格付け・ヒエラルキーの存在と強さ

医学部はそれぞれ設立された時代に応じて分類されており、国公立私立あわせて82大学がそれぞれ下記一覧のように旧帝国大学、私立御三家、旧制医科大学、旧制医学専門学校、新設医大の順序で区分されています。

旧帝国大学 東京大学、京都大学、九州大学、東北大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学
旧制医科大学 千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学、京都府立医科大学
私立御三家 慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学
旧制医学専門学校(国公立) 弘前大学、群馬大学、東京医科歯科大学、信州大学、岐阜大学、三重大学、神戸大学、鳥取大学、広島大学、山口大学、徳島大学、鹿児島大学、札幌医科大学、福島県立医科大学、横浜市立大学、名古屋市立大学、大阪市立大学、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学
旧制医学専門学校(私立) 岩手医科大学、順天堂大学、昭和大学、東京医科大学、東京女子医科大学、東邦大学、日本大学、大阪医科大学、関西医科大学、久留米大学
新設医大(国公立) 旭川医科大学、秋田大学、山形大学、筑波大学、富山大学、福井大学、山梨大学、浜松医科大学、滋賀医科大学、島根大学、香川大学、愛媛大学、高知大学、佐賀大学、大分大学、宮崎大学、琉球大学、防衛医科大学校
新設医大(私立) 自治医科大学、獨協医科大学、埼玉医科大学、北里大学、杏林大学、帝京大学、東海大学、聖マリアンナ医科大学、金沢医科大学、愛知医科大学、藤田医科大学、近畿大学、兵庫医科大学、川崎医科大学、福岡大学、産業医科大学
2000年以降の新設医大(私立) 東北医科薬科大学、国際医療福祉大学

国公立大学医学部の格付けを詳しく確認

私立大学医学部の格付けを詳しく確認

医学部が設立された時期が古い大学ほど序列は上位になる

医学部は設立された時代が古いほど、研究面や医療業界への貢献度が大きいと評価されてきたことから格が高いと言われがちです。

したがって、歴史が法な旧帝大や旧医科大は序列が高く、医学の世界では格付けが下の医学部への影響力が高いと言われています。

こうしたことから、受験生も出願する大学を決める際に医学部の格付け、いわゆる大学のブランド力を重視する人が存在するほどです。

格付けが上の医学部は関連病院の数が多い

格付けが上位の医学部は歴史が古いため、医療業界への影響力が強いことから全国各地に豊富な関連病院を有しています

関連病院が多いと、まずは就職先に困ることが少なく、また中枢を担う医療機関も多いため、臨床医としてのスキルを磨く場としては魅力。

また、関連病院が多いと昇進できるポストも多いことになるため、だたの医師ではなく役職を目指したい人にもとっても好都合だと言えるでしょう。

さらに、旧帝大を始め格付け上位の医学部は昔から基礎医学の研究面でも豊富な実績があり、優秀な教授やスタッフが集まることから、研究医を目指すうえでも交付金が豊富など恵まれています。

教授の数が多い

医学部を設立する場合、教授やスタッフを用意しないといけませんが、新設の場合は外から招へいするしか他ありません。

この時、旧帝大など格付けが上位の歴史ある大学出身の人が呼ばれることになります。

そのため、新設医科大学などでは格付け上位の医学部出身の教授が多く在籍し、そこでも影響力を持っていました。

しかし、最近は新設医大でも実績や歴史を重ね、自分の大学から教授を輩出するようになってきているので、昔ほどの影響力はなくなってきています

偏差値や入試難易度との関係性

医学部格付けが高い大学ほど、将来のキャリア形成が期待できることから入学難易度も高いイメージがありますが、実は偏差値との相関関係はありません

首都圏や都市部にキャンパスを設置する医学部は、例え旧制医学専門学校や新設医大でも偏差値は高いのが特徴です。

例えば、東京医科歯科大学は国立大学トップレベルの超難関医学部ですが、格付けをみれば旧制医学専門学校に分類しています。

また、筑波大学も同様で新設医大の格付けにもかかわらず、入試難易度は旧医科大学の地方国立大学を上回る難しさです。

つまり、医学部ヒエラルキーで下位に分類する大学なら合格しやすい、または難易度は下がるという考えは間違いとなります。

反対に、旧医科大学などに分類する歴史ある地方国立大学医学部は、歴史や実績はあるものの偏差値では中堅に位置しているのでおすすめだと言えるかもしれません。

旧制医専や新設医大の躍進は格付けの常識を覆す?

先に述べた通り、東京医科歯科大学は偏差値ではトップレベルにもかかわらず、格付けでは旧制医学専門学校に分類されるため難易度と大学の評価が釣り合っていないと言われることがあります。

しかし、格付けや学閥だけで医学部を評価すること自体が最早限界になりつつあるということを、東京医科歯科大学が逆に示し始めているとも言えます。

医療系メディアとして有名なm3.comで2016年に医科歯科大学の副学長が医学部の序列問題に触れたことがありました。

これによると、「院長が出身大学だから関連病院という時代ではない」と発言されていて、実際に東京都立病院の院長は、東大卒4名、慶應大卒1名に対し、東京医科歯科大学は3名と説明しています。

東京の医療界と言えば、東京大学、千葉大学、慶應義塾大学の学閥が影響力が強いことで有名ですが、今は3強の時代ではないことを証明。

また、医科歯科出身の教授も55大学133名を輩出(2016年時点)しており、格付け上位の大学が教授を輩出することは過去の話となりつつあります。

東京医科歯科大学は、運営費交付金でも医科大学としては最大規模であり、論文数でも1文献当たりの被引用数で東京大学を抜いて1位を獲得(2016年時点)するなど、偏差値と同じように医学業界ではトップクラスの実績を誇る規模と実績を誇るまでに成長。

国立と言う割安な学費に加え、東京の中心地(文京区)にキャンパスを設置する東京医科歯科大学は、格付け上位の慶應を蹴って入学を決める受験生も少ないほど人気が高まっています。

私立大学は学費の安さが重視されがち

国公立大学医学部は、今でも格付けを気にして志望校を決める受験生が多いですが、私立大学医学部の場合は少し事情が異なってきます。

というのも、私立大学医学部の場合は、国公立大学と比較して学費が非常に高額。

したがって、私立大学医学部の場合は、格付けの高さよりも学費の安い大学のほうが人気および難易度が高い傾向にあります

例えば、旧制医学専門学校の順天堂大学医学部は学費を大きく値下げたことで優秀な受験生が殺到し偏差値が急上昇。

その結果、私立御三家に匹敵する難易度を誇る医学部として今では有名です。

また、私立大学医学部の学費値下げは順天堂大学移行は各大学が追従し、学費が割安な医学部ほど難易度が上がっていることが私立の特徴と言えます。

6年間の学費総額2000万円前後の順天堂、昭和、東邦の3大学が、御三家に次ぐ「新御三家」として新たな格付けとしてメディア等で取り上げられることもあります。

それくらい私立は学費の安さが難易度に大きく影響してくるのです。

格付け上位の医学部に入るべきか?

以上のように、国公立大学医学部を中心に格付けは今でも存在しており、出願の際に気にする人もいます。
では、医学部を受験する際に本当に格付けを気にして志望校選びをしたほうが良いのでしょうか。
結論としては、以下の受験生が医学部の格付けを参考にして志望校選びをしたほうが良いかもしれません。

教授や要職を目指したい

教授出身者数や関連病院をはじめとした医療機関の要職に就いているお医者さんは、やはり全国的に見ても旧帝大をはじめ格付け上位の出身の人が多いようです。

したがって、教授や要職就任などのポジションを狙うのであれば、医学部の格付けは参考にになります。

ただし、それくらいにしか格付けはあまり参考にはなりません。

合格できる医学部を受験することがまずは一番

格付けの高い医学部を目指しても合格できなければ、医師にもなることができません。

また、ヒエラルキー上位の医学部に入ったからと言って高収入が約束されることもなく、お金を稼ぎたいなら医局を去って開業したほうが儲かることも多いです。

さらに医局で言えば、格付け上位の医学部は昔から主要な医療機関が関連病院になっていることも多かったので、キャリア形成としては有利でした。

しかし、2004年度から始まった新臨床研修医制度の導入により、マッチング制度が始まったことで、研修医は全国の研修指定病院を自由に選択できるようになり、医局に縛られないキャリア形成が実現しています。

医局の存在が偉大であった昔に比べると、マッチング制度の開始によって医学部に合格できれば、入学後の頑張り次第で自分の希望が通りやすくなってきています

医学部の格付けに囚われず、合格を第一に考えて受験勉強及び進路決定を行いましょう。

 
 
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