医学部受験を志す方、特に高校1年生や2年生の中には、受験の際の理科(化学、生物、物理)の中からどれを選択するべきか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

医学部受験において理科3科目から理科を選ぶメリット、デメリット

医学部受験対策

医学部受験において生物と物理で迷ったらどちらを選ぶべき?
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医学部受験を志す方、特に高校1年生や2年生の中には、受験の際の理科(化学、生物、物理)の中からどれを選択するべきか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

ほとんどの方が最初は化学を選ぶので、あとは生物か物理の2択となるケースが多いようです。

今回はこの医学部受験における理科科目のうち、生物と物理どちらを選ぶべきかを考察するとともに、科目によって有利な大学があるのか、科目によって有利不利があるのかを考察してみました。

医学部受験において理科3科目から化学を外すのはハイリスク

最初に触れたように、医学部受験では化学を選択することからスタート。

医学部を受験する方のほとんどが化学を選択する以上、生物と物理の組み合せは不利になる可能性が高くハイリスクなのです。

あなたが万が一、生物と物理を選び、化学を選ばなかった場合では多くの人が選択する化学の問題レベルが優し目だった場合に他の多くの受験生に対して大きな差をつけられ合格が難しい状態になってしまうからです。

いくら化学が苦手だからと言って、生物と物理の組み合せを選択するのはやめておきましょう。

生物と物理で迷ったらどっちがおすすめ?

では化学を一つ目とした場合二つ目は生物と物理どちらを選ぶべきでしょうか。

まず多くの進学校や医学部予備校などでも話されているのは物理がおすすめで生物は難しいと言われることが多いです。

何故ならば生物は暗記問題が非常に多く、点数を取るベースを完成させるまでに多くの時間を必要とするからです。

対して物理は暗記問題が少なく、最初はとっつきにくいですが、一度壁を越え勉強の仕方を覚えることができると、点数が安定し満点も狙える科目だからです。

また参考書や問題集が充実しているので物理は勉強しやすいと言う声もよく聞くのが事実。

では生物でなく、必ず物理を医学部受験で選ぶべきかというとそう断言はできません。

物理には勉強し点を取るのに数学的思考やセンスが必要とされる

点数を取るベースを完成させやすい物理を高校の先生や医学部予備校でおすすめされるのは点数が安定しやすく、覚える量が少ないので他の科目の勉強に力を入れられるから。

実際に生物を選択する人は物理に対して1/3くらいに毎年なるようです。

また現役合格を狙う方にとって希望する医学部に入れなかった場合、早慶などの理工学部に入りたいと考える可能性がある学生は化生では入れないということも影響していると言えるでしょう。

そんな物理ですが、当然万能ではありません。生物を受ける人は物理の1/3ですが、逆に言うと1/3の人は物理を選ばないということですから。

物理は暗記する勉強量が少なくてすみ、得意な人であれば生物よりも速いペースで点数を取るベースが作れ、満点も狙える科目です。

しかしそれはあくまでも物理が得意、つまり数学的な思考が得意な人に限られます。数学的思考が苦手な人が物理を選択、勉強した場合のリスクは、問題内容に偏りがあった場合に点数がガクンと落ち込んでしまう可能性があること。

数学と物理は数学的センスや思考があまりない人にとって不安定要素になりやすく、勉強もその分大変になるでしょう。

医学部受験において生物を選択しても問題はない

それに対し、生物は暗記の量がかなり増えてしまいますが、その分対策を行い、一度覚えてベースを作ることができれば、本番の医学部受験の試験において点数の落ち込みやばらつきが出にくくなります。

医学部への推薦も狙いたい方も多いでしょうし、苦手な物理に集中して、生物を全く勉強しないという選択肢はないと思いますので、数学的思考やセンスがあまりない方、また生物が得意だという方は生物を選んでも問題ありません。

ただし、生物は飛び抜けて高い点数をとりにくい科目ではありますので(満点は非常に困難)、少しでも合格に有利になるよう他の科目でカバーできる準備はしておくべきです。

生物で受験・合格できる医学部はある?

化学の他に生物を選択した場合、注意しなくてはいけない点があります。それは生物を選択すると受けられない大学医学部があるということです。

医学部受験において、大多数の大学が理科では物理・化学・生物の3科目から2科目を選択する方法を採用しています。

しかし、中には物理が必須の北海道大学や、物理・化学が必須の群馬大学・金沢大学・名古屋市立大学・愛媛大学・九州大学大学・佐賀大学が存在するので注意が必要です(2021年度入試 前期日程)。

なお、2021年度から行われる共通テストの理科では佐賀大学(前期)と名古屋市立大学(前期)が物理・化学を必須としています(2020年6月現在)。

まとめ

いかがだったでしょうか、今回は医学部受験における理科の3科目からどれを選ぶべきかをテーマにお話をしてきました。

ポイントをまとめると以下の通り。

  • 理科3科目で化学は必須
  • 多くの人が物理を選び、生物は割合だと1/3ほど
  • 数学的な思考ができるなら物理、苦手なら生物で良い
  • 生物を選ぶと受験できない医学部もあるので要注意

ぜひ今回の記事を読んで、医学部受験の際の科目選択の参考にしてください。

 
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