昨今の医学部受験ブームを異常と言っても過言ではなく、なかには医師という職業に憧れるより腕試し感覚で受験している人も多いのが事実です。
医師という職業は世間体も良く、安定して高い報酬が得られるとは間違いなく、進路を選ぶ道として間違ってはいません。
しかし、医学部に進学後は自分がイメージしていた理想と現実のギャップに苦しみ、退学または卒業しても医師と言う道に進まない人がいます。
せっかく超難関と呼ばれる医学部医学科の試験に合格しても、途中でドロップアウトしてしまえば意味がありません。
他学部に入り直すことは可能ですが、今までの時間やお金が無駄になってしまいます。
医師という職業は決して楽な道ではないので、周囲や流行に影響して安易に医学部受験を試みず、将来を見据えて真剣に進路を決める必要があります。
医師に求められるコミュニケーション能力
医学部受験は学力が優秀であれば合格できる可能性が非常に高い試験となっています。
しかし、医師という職業は学力優秀だけでは務まらず、他にも様々な素質や能力が求められています。
まず、よく言われているのがコミュニケーション能力ではないでしょうか。
医師は、適切な医療を提供するためには患者との信頼関係の構築が重要であると言われており、コミュニケーションは必須となります。
また、医療は医師単体で提供するのではなく、他の医療スタッフと連携して行うチーム医療が近年はより重要視されており、スタッフと円滑な意思疎通を図るうえでもコミュニケーション能力が求められます。
コミュニケーション能力は、勉強と違ってすぐに習得できるものではなく、日ごろのトレーニングや他人と触れ合う機会に積極的に参加することで身に着けていくことができます。
臨床実習はまさに患者や医療スタッフとのコミュニケーション方法を学ぶ実践の場として有効ですが、近年はチュートリアル教育を取り入れている医学部が多く、グループワーク等や討論を通じて対話力や問題解決能力を身につけられる機会が多く設けられています。
ただし、性格的な問題もあるため、急にトレーニングや話す機会を設けてもなかなか上手くいかないケースもあります。
人の命を預かる使命感と責任感
医師という職業は、人の病気やケガを治すことであるため生死にかかわる場面に遭遇することも多く、強い使命感や責任感がないと重圧に負けてしまいます。
医学部4年次からは臨床実習も始まり、医療現場で実際に治療や手術に立ち会ったりして想像以上の使命感や責任感を味わうことになります。
また、医師の報酬は高いですが勤務医なんかは労働時間が長く当直だってあるわけですから、割に合わないと思う人も少なくないです。
医師の仕事は肉体的にも精神的にも非常にハードな仕事であると言えます。
医師と言う職業に誇りや使命感がないと、お金や社会的地位だけでは続けることが困難な仕事と言えるでしょう。
医学という学問に対する強い探求心
受験勉強と違って医学に関する専門教育を膨大な量で学習していくため、よく言われるのが受験勉強と比較にならないほど医学部生活は大変だということです。
暗記量も膨大で、しかも他学部に比べて進級判定が厳しいため留年率の高い医学部の場合、遊ぶ暇なんてほとんどないと言われています。
また、勉強量のハードさよりも解剖実習がどうしても受け付けずに諦める人も稀にいるようです。
医学部生であれば、皮膚科や心療科を希望する人に関係なく全員が解剖実習必須となっています。
頭から足先まで全身を学生数人のグループに分かれて解剖していくので、その光景に挫折してしまう人もいます。
偏差値が高いから医学部受験を突破できたからといって必ず医師になれる保証はありません。
医師にある覚悟と資質がなければ、6年間の医学部生活でさえ困難になり得るのです。
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