私立大学医学部は学費が高額になりがちですが奨学金で負担を軽減することが可能です。

医学部と奨学金

医学部の基礎知識

医学部と奨学金
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医学部医学科は私立になると高額な学費負担が生じるため、経済的事情で諦めざるを得ない受験生も多いです。

しかし、医学部では多くの奨学金を用意しており、国や自治体の制度を利用することで学費負担を大きく抑えることができます。

なかには返済免除になる奨学金もありますが、制度をちゃんと理解しておかないと後で後悔してしまうことも。

そこで今回は医学部の奨学金制度について詳しく解説していきます。

当記事の監修者:新美暖

  • 在籍大学:名古屋大学
  • 出身高校:東海高校

現在、名古屋大学医学部医学科3年生で、興味のある科は麻酔科。受験時代は防衛医科大学校、東京慈恵会医科大学、日本医科大学にも合格し、名大模試では全国1位。得意科目は数学・物理。中学受験指導の家庭教師も行っており、生徒を東海、滝、名古屋、愛知、同志社などの難関中学に合格させる。

当記事の監修者:新美暖

  • 名古屋大学
  • 出身高校:東海高校

現在、名古屋大学医学部医学科3年生で、興味のある科は麻酔科。受験時代は防衛医科大学校、東京慈恵会医科大学、日本医科大学にも合格し、名大模試では全国1位。得意科目は数学・物理。中学受験指導の家庭教師も行っており、生徒を東海、滝、名古屋、愛知、同志社などの難関中学に合格させる。

目次

奨学金を利用して医学部進学


国公立大学医学部であれば、6年間の学費はおよそ合計350万円程度で済みますが、私立大学医学部となれば6年間の学費は2000万円から5000万円ほどかかってしまいます

したがって、経済的な理由で私立大学医学部を諦める受験生も多いですが、奨学金や貸付金を利用することで私立大学医学部に進学することも可能な場合があります。

卒業後返済していく義務が生じますが、医師になれば収入も高く安定しているので他学部に比べても返済に苦労することはないでしょう。

たとえば、日本学生支援機構(旧育英会)の奨学金制度を利用した場合、医学部であれば最大月16万円まで貸してくれます。

つまり、6年間の総支給額は1152万円となり、私立大学医学部の中で学費が一番安い順天堂大学であれば6年間の負担額は約900万円程度ですむことになります。

もちろん、学費のほかにも生活費や専門書などに費用がかかってしまいますが、学費だけを考えれば半分近く抑えることが可能です。

日本学生支援機構(旧育英会)の奨学金

種類 利率 学力基準 貸与額
第一種奨学金 無利子 高校の全履修科目の評定平均3.5以上 月額30,000~64,000円
第二種奨学金 最大3% 高校の成績が平均以上 月額30,000~160,000円(私立医学部・歯学部のみ最大16万円)

日本学生支援機構の世帯年収上限

区分 給与所得の世帯 給与所得以外の世帯
第一種 第二種 第一種 第二種
3人世帯 657万円 1034万円 286万円 601万円
4人世帯 747万円 1100万円 349万円 692万円
5人世帯 922万円 1300万円 514万円 892万円

自治体などからの学費貸与制度


学費の貸与は金融機関や大学、日本育成会だけではありません。医師が不足している自治体や県市町村などが医師確保のために卒業後に当地域で医師として勤務してくれることを条件として、学費分に相応する奨学金を返済免除で貸与してくれる場合があります。

たとえば、順天堂大学では、「新潟県医師養成修学資金貸与制度」を設けています。

これは、出身地・出身校は問われず新潟県地域枠入学試験に合格した場合、月額30万円の奨学金が貸与されます。これは、6年間の総額貸与額は2,160万円となり順天堂大学の学費以上に奨学金を貸与されることになります。

ただし、医師免許取得後、直ちに新潟県が指定する医療機関で9年間勤務することが返済免除の条件となっています

他にも獨協医科大学では、「栃木県医師修学資金制度」を設けており、似たような条件で奨学金を貸与する制度があります。

卒業後は9年間指定された場所で勤務することになりますが、地域医療や僻地医療はやりがいが大きく、また医療人としての人間性も成長させてくれる貴重な経験です。

経済面で私立大学医学部を諦めかけている志高い受験生は是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

なお、自治体などの貸与制度は医学部HPの奨学金や入試概要などから確認することが可能です。

大学から返済不要の貸与制度


奨学金ではないですが、大学側が授業料の一部または全学費を返済免除で貸与してくれる私立大学医学部もあります。

自治医科大学

まずは、自治医科大学では全額授業料を貸与しています。ただし、卒業後9年間は出身地の指定された医療機関で勤務するという条件を設けています。

学費(6年間) 奨学金貸与制度 実質負担金
23,000,000円 23,000,000円 0円

産業医科大学

産業医科大学では、同様に卒業後9年間指定された医療機関で勤務することを条件に6年間の学費の一部を貸与してくれる制度を設けています

上記2大学とも競争率は高いですが、国公立大学医学部に比べると難易度は下がるので是非挑戦してみることをおすすめします。

学費(6年間) 奨学金貸与制度 実質負担金
30,490,000円 19,193,200円 11,296,800円

国の奨学金貸与制度


自治体だけでなく、国も医学部生向けに奨学金の貸与制度を実施しています。

矯正医官修学生

法務省が設置する貸与型の奨学金制度。

全国の刑務所や拘置所などの矯正施設で医師として働くことを希望する学生を対象にした奨学金です。

自治体等の奨学金制度よりも柔軟で、外部の病院等との兼業が可能、大学等で調査研究をしながら働くこともできます

各種手当が充実しているだけでなく、一定期間、矯正医官として働くことで貸与された奨学金の返済が免除になるのが魅力。

貸与限度額 応募資格 返済免除の条件
月額15万円 医学部医学科3年生以上 一定期間、矯正医官として勤務することで返済免除

矯正医官の奨学金はこちら

病院(医療法人)からの奨学金貸与制度

奨学金を貸与しているのは、国、大学、そして自治体だけではありません。

医療法人でも地域枠のような奨学金の貸与制度を設けて医学部生をサポートしているところがあります。

医療法人によって、貸与制度の金額や内容は異なってきますが、一般的に医学部卒業後は奨学金を支給してくれた法人傘下の病院で医師として一定期間働くことが返済免除の条件として設けられています。

自治体の場合は、どこの病院で働くかは分かりませんが、医療法人の場合は、勤務先の病院が事前に分かるので卒業後の進路はイメージしやすいメリットがあります

下記では、医療法人の奨学金を紹介していますが、制度の廃止や条件変更等が生じることもあるので、詳細は公式サイトで確認してください

徳洲会グループ

貸与限度額 返済免除の条件
月額15万円を貸与(最大6年間) 徳洲会グループの病院で初期研修を行い、修了後は貸与期間の3分の2の期間を徳洲会グループの病院で勤務すること

徳洲会グループの奨学金はこちら

民医連奨学金

貸与限度額 返済免除の条件
月額8万円(最大6年間) 民医連が指定する病院での勤務期間に応じて返済を免除

民医連奨学金の奨学金はこちら

公益社団法人地域医療振興会

貸与限度額 返済免除の条件
月額20万円を貸与(最大6年間) 奨学金を受けた貸与期間と同期間を、当協会が指定する病院で勤務すること

公益社団法人地域医療振興会の奨学金はこちら

医療法人北斗

貸与限度額 返済免除の条件
月額15万円(最大6年間) 医学部卒業2年以内に医師免許を取得し、初期臨床研修を修了後、当法人の病院で医師として貸与期間の1.5倍に相当する期間働くこと

医療法人北斗の奨学金はこちら

医療法人久幸会

【要問合せ】当グループに医師として就職を希望する人に奨学金を貸与

医療法人久幸会の奨学金はこちら

医療法人社団善仁会

貸与限度額 返済免除の条件
1,000万円以内 医学部卒業後、12年以内に医師として小山記念病院で10年以上勤務すること

医療法人社団善仁会の奨学金はこちら

社会医療法人明和会

貸与限度額 返済免除の条件
月額6万円~15万円(最大6年間) 医学部卒業後、明和会の病院・診療所に就職して医師として一定期間働くこと

社会医療法人明和会の奨学金はこちら

社会医療法人明和会医療福祉センター

貸与限度額 返済免除の条件
月額20万円(最大6年間) 医学部卒業後に渡辺病院・ウェルフェア北園渡辺病院に医師として貸与期間の3分の2の期間働くこと

社会医療法人明和会医療福祉センターの奨学金はこちら

医療法人陶朋会

貸与限度額 返済免除の条件
月額15万円・入学一時金30万円(最大6年間) 貸与期間を受けた期間と同年数(最低3年以上)を、平成記念病院で内科医として勤務すること

医療法人陶朋会の奨学金はこちら

貸与型奨学金で医学部に進学する際の注意点

学費の負担がほとんどないうえに一定の間、指定された医療機関や地域で医師として従事すれば返済免除となる奨学金制度は魅力ですが、注意点もあります。

それは、もし、貸与時の条件である医学部卒業後の指定された医療機関や地域で働かなかった場合は返済免除が撤廃されることです。

しかも、金利が上乗せされて請求されたり、一括返済が求められたりするため、普通に学費負担を払う以上に費用負担が生じてしまいます。

自治医科大学 貸与金に所定の利率を乗じた額を一括返還
産業医科大学 貸与金を一括返還
東京都特別貸与奨学金 貸与金に金利年10%を上乗せして変換

また、上記東京都特別貸与奨学金のように卒業後2年以内に医師国家試験合格が求められています。

医師国家試験の合格率は高いですが、中には合格するまでに相当の時間を要している人もいるので、2年以上かかったら返済免除の条件を満たさないことになるので注意が必要です。

以上のように医学部の奨学金制度は、貸与される金額や返済免除の有無を確認しがちですが、返済免除の要件をしっかりと確認しておくことが重要となります。

私立大学医学部の奨学金一覧

岩手医科大学

医学部奨学金 内容 条件
入学時学納金減免制度 1位:300万円、2位:200万円を減免(初年度のみ) 入学試験成績上位1・2位
市町村医師養成修学資金貸付制度 月額20万円、入学一時金760万円を貸与 将来、県内の医療機関で医師として働く意志がある者(出身地不問)
医療局医師奨学資金貸付制度 一般枠:月額30万円(6年間総額2,160万円)、産婦人科枠:月額40万円(6年間総額2,880万円)を貸与 岩手県出身者に優先貸付

東北医科薬科大学

医学部奨学金 内容 条件
東北地域医療支援修学資金(A方式) 6年間で総額3,000万円を貸与 宮城県出身者:30名、宮城県以外の東北5県出身者:各1名
東北地域医療支援修学資金(B方式) 6年間で総額2,600万円〜を貸与 宮城県以外の東北5県の出身者

獨協医科大学

医学部奨学金 内容 条件
教育充実費の減免 初年度教育充実費5割(255万円)を減免 共通テスト利用・一般選抜における成績が特に優秀な者
栃木県医師修学資金 6年間で2,200万円(授業料相当額350万円/年、入学金相当額100万円)を貸与 学校推薦型選抜(指定校制(栃木県地域枠)):5名以内、栃木県地域枠(一般選抜):5名程度

埼玉医科大学

医学部奨学金 内容 条件
埼玉県地域枠医学生奨学金 月20万円(総額1,440万円)を貸与 学校推薦型選抜(埼玉県地域枠)の合格者
埼玉医科大学医学部特別奨学金 入学時:350万円、2年次以降:年300万円(総額1,850万円)を貸与 共通テスト利用選抜の出願時に申請を受付

国際医療福祉大学

医学部奨学金 内容 条件
医学部特待奨学生奨学金 1年次:250万円(入学金 150万円を免除) 、2年次以降:230万円 給付 一般入試の成績上位50名

杏林大学

医学部奨学金 内容 条件
学費一部免除 初年度は合計800万円、2年次は合計200万円を免除 一般入試の正規合格者のうち成績上位最大15名

慶応義塾大学

医学部奨学金 内容 条件
学問のすゝめ奨学金 年額90万円を給付※入学初年度には、入学金相当額(20万円)を上乗せ 東京・神奈川・千葉・埼玉以外の高等学校出身で世帯収入が1000万円未満

順天堂大学

医学部奨学金 内容 条件
A特待生 2年間の授業料・施設設備費・教育充実費を免除
6年間で最大1880万円の減免
一般入試の成績優秀者(若干名)および入学後の成績が上位1/3以内
B特待生 初年度の授業料・施設設備費を免除 一般入試の成績優秀者(若干名)
東京都地域医療医師奨学金 修学費(総額2,080万円)および生活費として月額10万円を貸与 将来、東京都の地域医療に貢献したいという強い意志を持つ学生10名
新潟県医師養成修学資金貸与制度 月額30万円(総額2,160万円)の貸与 将来、新潟県の地域医療に貢献したいという強い意志を持つ学生2名
千葉・埼玉・静岡医学修学研修資金制度 月額20万円(総額1,440万円)の貸与 将来、各自治体の地域医療に貢献したいという強い意志を持つ学生

昭和大学

医学部奨学金 内容 条件
昭和大学特待制度 初年度の授業料300万円を免除 一般選抜入試(Ⅰ期)上位合格者75名と共通テスト利用入試(B方式:地域別選抜)上位合格者12名

帝京大学

医学部奨学金 内容 条件
福島県地域医療医師確保修学資金 月額23.5万円、入学金相当100万円を貸与 特別地域枠(福島県)の入学者
千葉県医師修学資金貸付制度 月額20万円(総額1,440万円)の貸与 特別地域枠(千葉県)の入学者

東海大学

医学部奨学金 内容 条件
東海大学医学部医学科特別貸与奨学金 年額200万円を貸与 特定地域医療機関への就職を希望する10名

東京医科大学

医学部奨学金 内容 条件
授業料及び教育充実費の減免制度 授業料及び教育充実費の合計500万円を免除 一般選抜成績上位39名および共通テスト利用入学試験上位10名
茨城県地域医療医師修学資金貸与制度 月額25万円(総額1,800万円)の貸与 茨城県地域枠入学者

東京慈恵会医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 初年度授業料を全額免除 選抜試験の成績上位5名
慈恵大学奨学金 学納金の全額または半額を貸与 全学年で10名程度

東京女子医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 授業料相当額を4学年まで給付(入学後の学業状況で打ち切りあり) 一般選抜の成績上位5名

東邦大学

医学部奨学金 内容 条件
東邦大学青藍会(父母会)貸与奨学金 学年学納金の3分の2を上限で貸与 医学部生約7名

日本大学

医学部奨学金 内容 条件
教育充実料の減免 教育充実料の減免 高校の学業成績が優秀かつ入学試験で優秀な者

日本医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 初年度授業料を免除 一般前期:上位30名、一般後期:上位10名、共通テスト利用:上位3名
千葉県医師修学資金貸付制度 月額20万円(総額1,440万円)の貸与 千葉県地域枠合格者

聖マリアンナ医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生 初年度の学費540万円を免除 入学試験において成績・人物ともに優秀な者
神奈川県地域医療医師修学資金貸付制度 月額10万円(総額720万円)の貸与 神奈川県内出身者5名

金沢医科大学

医学部奨学金 内容 条件
医学部特別奨学金貸与制度 年330万円を6年間貸与 一般選抜(2名)および学校推薦(1名)で成績優秀な者

愛知医科大学

医学部奨学金 内容 条件
愛知県地域特別枠修学資金制度 大学から900万円、愛知県から1,110万円を貸与 愛知県地域枠B入学者10名

藤田医科大学

医学部奨学金 内容 条件
医学部成績優秀者奨学金制度 年額150万円 成績優秀者:一般(5名)、共テ(5名)、入学後(5名)
医学部修学資金貸与制度 大学から900万円、愛知県から1,110万円を貸与 愛知県地域枠合格者10名

大阪医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 施設拡充費及び教育充実費の全額(242万円)を減免 一般選抜(前期)1次試験合格者上位100名以内
学費減免制度 実習料、施設拡充費、教育充実費の半額を減免(総額956.5万円) 医学部「建学の精神」入試の入学者

関西医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 初年度納入金のうち合計350万円を免除 一般選抜(前期)1次試験成績優秀者
関西医科大学学生奨学金 年100万円上限(総額600万円)の貸与 特別枠の入学者

近畿大学

医学部奨学金 内容 条件
大阪府地域医療確保修学・研修資金 月額10万円(総額720万円)の貸与 推薦入試地域枠「大阪府枠」合格者
奈良県緊急医師確保修学資金貸与制度 月額20万円(総額1,440万円)+入学時100万円の貸与 奈良県地域枠入試合格者

兵庫医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 入学時納付金のうち215万円を免除 一般A(4科目型)の成績上位5名
兵庫医科大学特定診療科医師養成奨学制度 年間285万円(総額1,710万円)の貸与 一般A(4科目型)の受験者

川崎医科大学

医学部奨学金 内容 条件
特待生制度 翌年度の授業料相当額を給付 1~5学年の成績優秀者

久留米大学

医学部奨学金 内容 条件
久留米大学奨学金(貸与) 年間10万円~270万円(10万円単位)の一括貸与(※毎年の応募は可能) 人物・学業ともに優れ経済的理由で修学困難な者(24名以内)
福岡県地域医療医師奨学金 月額10万円(総額720万円)の貸与 福岡県特別枠入学試験合格者5名

給与を貰いながら医学部に通える

防衛医科大学校

返済免除の給付型の奨学金と違い、学費が必要ないうえに毎月給与まで支給されながら医師を目指すことができる医学部が防衛医科大学校です。

防衛医科大学校は省庁大学校と呼ばれ、通常の大学は文部科学省の所管であるのに対し、当大学は防衛省所管となります。

医官(自衛隊の医師)の養成目的に設立された教育機関ではあるものの、医科大学に準じた扱いがされており、入試も他の医学部と同様です。

ただし、入試は国家公務員採用試験であり、入学すれば特別職国家公務員となるため、全寮制で学費と寮費は無料なうえ、毎月約11万円(年収132万円相当)の手当が支給されるくらい恵まれています。

しかし、返済不要の奨学金制度を設ける医学部と同様に、卒業後9年間は自衛隊の医官として指定された場所で勤務する義務を負うことになります。

もし、これを辞退(任官拒否)した場合は、最高4603万円の学費の返済義務が生じることは忘れてはなりません

この金額は、他の奨学金返済免除制度よりも高額な金額であり、さらに難易度も非常に高度な医学部に該当するため、任官拒否を考えるならおすすめはできないでしょう。

実際の医学部生の奨学金利用状況

これまでに様々な奨学金制度の紹介をしてきましたが、医学部生は実際のところどれくらいこの奨学金制度を利用しているのでしょうか。

まず、私の所属する名古屋大学医学部医学科では、実際に日本学生支援機構からの奨学金を受け取っている学生を何人か知っています。

また新型コロナウイルスによってバイトができなくなったことで、さらにこの奨学金制度を利用している学生は増えてきていると感じています。

しかし、やはり国公立大学ということで学費奨学金も安いことから、多くの学生が利用しているといった印象はありません。

では私立大学医学部はどうかというと、私が知っている限りでも多くの学生が奨学金制度を利用しています

私立大学医学部となると学費が2000万を超えてくるのは当たり前であり、そのため私自身、私立大学医学部にはお金持ちしか行けないと思っていましたが、実際はサラリーマン家庭の学生が多く奨学金を利用している学生は多いです

私立大学医学部で奨学金を利用している学生は医師になりたい、という気持ちが強い子が多いです。また優秀な子たちは私立大学医学部の特待生を狙って受験していた例も複数知っています。特待生の場合は学費が免除になる場合が多く、貸与型の奨学金と比べて魅力があります。

貸与型の奨学金も、医師という職業は安定して高収入を得ることができることを考えれば返せないということはなく、ハードルも低いです。

私は運よく国公立医学部、かつ地元の大学に進学することができましたが、もし私立大学医学部に進学していたら間違いなく奨学金制度を利用していたと思います。

私の場合は東京慈恵会医科大学か日本医科大学のどちらかに進学していたわけですが、どちらも学費は2000万を超えており、受験する前から奨学金制度について調べていました。

私立大学医学部の学費が高額だからと国公立大学医学部しか視野に入れないのではなく、私立大学医学部には様々な奨学金制度を導入していることが多いので、まずは各大学で設置されている奨学金制度を知ってから志望校を考えてみてもいいと思います

また、奨学金を利用することで周りから浮くのではないかと心配されるかもしれませんが、前述の通り思っている以上に奨学金を利用している学生は多いですから安心してください。

まとめ

私立大学医学部医学科は学費が高いからと敬遠される傾向がありますが、奨学金制度を上手く活用すれば経済的負担を抑えながら医師を目指すことは十分可能です。

もちろん、貸与額の金額が大きな奨学金は、卒業後の進路が限定されてしまうなどの条件はありますが、医師という夢を実現することには変わりません

地方やへき地医療などを嫌う受験生もいますが、そこでしか学べない・体験できない経験があるのも事実です。

それよりも金銭的な理由で難易度の高い国公立大学医学部にこだわり、医師の道に歩めない方が後悔することは間違いありません。

医師になることを最優先に考え、金銭的な負担がハードルになっている受験生は医学部の奨学金制度を確認してみることから始めてみましょう。

ただし、医学部の奨学金を受けた場合、返済免除の条件を満たさないとかえって多額の費用負担が生じることは知っておく必要があります。

各医学部の奨学金一覧はこちら

 
 
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