エースメディカルみなとみらいの峰岸先生による時事英語解説ブログの過去記事。

テーマ「最先端科学・医療研究Ⅷ」

「時事英語」特別講義

テーマ「最先端科学・医療研究Ⅷ」
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『時事英語』特別講義のテーマ「最先端科学・医療研究Ⅷ」一覧

第132回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その①

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は冒頭から第2パラグラフまで読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その1
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(1) A study of women in India who learned to read in their 30s shows the human brain’s incredible capacity to reorganize and transform itself, researchers said Wednesday.

(2)Researchers recruited women in India, a country with an illiteracy rate of around 39 percent, to see what they could learn about the areas of the brain devoted to reading.

解説

見出し部分

Learning to read in adulthood transforms brain: study

今回の見出しも主語:Learning to read(読むことを学ぶこと)の部分と述語の部分:transforms(変える)が明記されているので読みやすいですねin adulthoodは「大人になってから」です。 brainはもちろん「脳」です。セミコロン(:)の後ろのstudy(研究)も前回と同じです。「研究報告によると」ということです。

訳:成人期に文字を読む学習で脳が変化するという研究まとまる

第1パラグラフ

A study of women in India who learned to read in their 30s shows the human brain’s incredible capacity to reorganize and transform itself, researchers said Wednesday.

主語はA study of women in India(インドでの女性たちへのある研究)です。「どんな女性たちか」は who learned to read(読むことを学び始めた)女性で「いつから学び始めたのか」は in their 30s(彼女たちが30歳代になってから)です。述語動詞は shows(示している)でその目的語はthe human brain’s incredible capacity(人間の信じられないような能力)です。「どんな能力か」は to reorganize and transform itself(能力自体を認識して変化させる)ものです。

訳:文字を読むことを30代で学び始めたインドの女性グループの研究で、人間の脳がもつ認識力と改善力の素晴らしい能力が表されたと研究者が水曜日に発表しました。

第2パラグラフ

Researchers recruited women in India, a country with an illiteracy rate of around 39 percent, to see what they could learn about the areas of the brain devoted to reading.

主語はResearchers(研究者たちは)で述語はrecruited women in India(インドの女性を研究対象としました)です。次の部分はインドの説明です。a countryは「インドのこと」でwith~は「~という状態です」です。よってan illiteracy rate of around 39 percent(識字率はおよそ39パーセントの状態)ということです。to seeは「調べるために」です。何を調べるのかはwhat they could learn(研究者たちが何を学ぶことができるのか)です。その対象はabout the areas(領域について)です。「どこの領域化」はof the brain devoted to reading(文字を読むための発達した脳の領域)です。

訳:研究者たちはインドの女性を研究対象に選びました。インドの識字率は約39パーセントです。この研究は、読むことが習熟されていく脳の領域についてどんなことがわかるのかを観察するものでした。

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いかがでしょうか。人の言語を使う能力は他の哺乳類と人を区別する唯一の能力とも言われていた時期があるほど大きな特色です。そのメカニズムを解明しようとたくさんの研究がなされています。今回の研究もたくさんの謎を解く一助になるものだといいですね。今回の研究もしっかり読んでいきましょう。お楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2017年7月05日

第133回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その②

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は第3パラグラフから読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その2
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(3)At the start of the study, most of the women could not read a word of their mother tongue, Hindi.

(4)But after six months of training, the women reached a level comparable to first grade proficiency.

(5)”This growth of knowledge is remarkable”, said Falk Huettig from the Max Planck Institute for Psycholinguistics, lead author of the study in the journal Science Advances.

解説

第3パラグラフ

At the start of the study, most of the women could not read a word of their mother tongue, Hindi.

文頭のAt the start of the studyは副詞句で「この研究の始めの時点で」という意味です。主語はmost of the women(女性の大部分は)で述語はcould not read (読むことができませんでした)です。「何が読めなかったのか」はa word(一単語)です。「何の単語か」はof their mother tongue, Hindi(彼女たちの母国語であるヒンディ語)です。

訳:研究の始めの段階ではほとんどの女性は自分たちの母国語であるヒンディ語の一単語も読めませんでした。

第4パラグラフ

But after six months of training, the women reached a level comparable to first grade proficiency.

主語はthe women(この女性たち)です。述語はreached a level(水準に達した)です。ここに形容詞をもとにした熟語comparable to ~(~に匹敵する)がかかってきます。「何」に匹敵するのかはfirst grade proficiency(一年生の学習の習熟度)です。proficiencyは「習熟度」です。

訳:しかし訓練を受けて半年後、女性たちは一年生の習熟度に匹敵する水準に達しました。

第5パラグラフ

“This growth of knowledge is remarkable”, said Falk Huettig from the Max Planck Institute for Psycholinguistics, lead author of the study in the journal Science Advances.

この部分はセリフです。主語はThis growth of knowledge(この知識の成長は)で述語はis remarkable(驚くべきものです)です。発言者はFalk Huettig(ファルク・ヒュッティヒ)さんで、その肩書はthe Max Planck Institute for Psycholinguistics(マックスプランク心理言語学研究所)のlead author of the study(研究の筆頭執筆者)です。そしてこの研究が開催されたのがthe journal Science Advances(サイエンス・アドヴァンス誌)です。

訳:研究の筆頭執筆者であるマックスプランク心理言語学研究所・ファルク・ヒュッティヒさんはサイエンス・アドヴァンス誌で「この知識の成長には目を見張るものがあります」と述べています。

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いかがでしょうか。半年の訓練で小学生のレベルにまで追いつくという能力は不思議ですね。その仕組みはどのようになっているのでしょう。次回もしっかり記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年7月12日

第134回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その③

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は第6パラグラフから読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その3
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(6)”①While it is quite difficult for us to learn a new language, it appears to be much easier for us to learn to read. ②The adult brain proves to be astonishingly flexible.”

(7)Specifically, researchers found that the exterior of the brain — known as the cortex, which is able to adapt quickly to new challenges — was not the main area where transformation occurred.

解説

第6パラグラフ
第1文

“While it is quite difficult for us to learn a new language, it appears to be much easier for us to learn to read.

この部分も前回の続きでセリフです。発言者はマックスプランク心理言語学研究所・ファルク・ヒュッティヒさんです。Whileで始まるこの文は「対比」になっていますね。つまり、whileのかかる従属節の部分ではit is quite difficult for us to ~は「私たちが~することは難しい」とありますが、それに対して主節では it appears to be much easier for us to ~「私たちが~することはずっと簡単です」となっています。最初の「~」の部分はlearn a new language(新しい言語を学ぶこと)で次の「~」はlearn to read(読むことを学ぶこと)です。

第2文

The adult brain proves to be astonishingly flexible.”

この部分もセリフの一部です。主語はThe adult brain(成人の脳)で述語動詞はproves (証明している)です。「何を証明しているのか」はto be astonishingly flexible(驚くほど柔軟性がある)という事です。

訳:「成人の脳は驚くほど柔軟性があるという事を証明しています」

第7パラグラフ

Specifically, researchers found that the exterior of the brain — known as the cortex, which is able to adapt quickly to new challenges — was not the main area where transformation occurred.

Specificallyは「特に」です。主語はresearchers(研究者たち)で述語は found(発見した)で、その中身はthat以下です。ここでの主語はthe exterior of the brain(脳の外側は)で、ここの説明がダッシュ(–)以下にあります。known as the cortex(大脳皮質として知られている)です。さらに関係代名詞以下で説明が続きます。whichの先行詞はthe cortex(大脳皮質)です。is able to adapt quicklyは「素早く適応できる」です。to new challengesは「新しい試みに」です。次のダッシュ(–)以下は先の主語the exterior of the brain(脳の外側は)の述語です。was not the main area は「主要な領域ではない」です。whereは関係副詞でtransformation occurred(変容が生じた)の部分をまとめ、先行詞the main area(主要な領域)にかかります。

訳:特にこの研究では、変化が起きるのは、新しい情報に素早く適応できる大脳皮質として知られる脳の外側部分ではないという事がわかりました。

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いかがでしょうか。この能力は大脳皮質ではない部分の能力を使っているという事ですね。どの部分を使っているのでしょう?次回もしっかり記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年7月19日

第135回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その④

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は第8パラグラフから読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その4
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(8)Instead, researchers found that reorganization took place deep inside the brain, particularly in the brainstem and thalamus, a walnut-sized structure that relays sensory and motor information.

(9)”We observed that the so-called colliculi superiores, a part of the brainstem, and the pulvinar, located in the thalamus, adapt the timing of their activity patterns to those of the visual cortex,” said co-author Michael Skeide, scientific researcher at the Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences in Leipzig.

解説

第8パラグラフ

Instead, researchers found that reorganization took place deep inside the brain, particularly in the brainstem and thalamus, a walnut-sized structure that relays sensory and motor information.

文頭のInsteadは副詞ですので「そうではなく、その代わりに」と訳します。何が「そうではないのか」は、前文に呼応します。つまり「新しい情報に素早く適応できる大脳皮質として知られる脳の外側部分ではない」の部分を受けて「大脳皮質ではなく」ということです。この文の主語はresearchers (研究者)で述語はfound that~(~を見つけた)です。「何を見つけたのか」はreorganization(認識)がtook place(なされる)という事です。「どこでなされるのか」はdeep inside the brain(脳の深部で)です。さらにその場所の補足説明が続きます。particularly(特に)in the brainstem(脳幹)やthalamus(視床)においてです。a walnut-sized structure(クルミ大の構成物)はthalamus(視床)のことを指します。ここに関係代名詞 that以下がかかります。relays は「中継、伝達する」です。「何を伝えるのか」はsensory and motor information(感覚情報と運動情報)です。

訳:研究者たちは、大脳皮質ではなく、脳の深部でこのことが起きていることを突き止めました。それは特に脳幹や視床で起きています。視床はクルミ大で感覚情報や運動情報を伝えます。

第9パラグラフ

“We observed that the so-called colliculi superiores, a part of the brainstem, and the pulvinar, located in the thalamus, adapt the timing of their activity patterns to those of the visual cortex,” said co-author Michael Skeide, scientific researcher at the Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences in Leipzig.

このパラグラフの構造は「発言者」と「その発言」ですね。発言者はco-author Michael Skeide(共同執筆者のマイケル・シャイダ)です。その肩書はscientific researcher(研究員)です。所属はthe Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences(マックスプランク認知脳科学研究所)です。in Leipzigは研究所のある「ライプチヒ」です。発言内容を見ると、主語はWeで述語はobserved that~(~であること観察した)です。その中身は、主語がthe so-called colliculi superiores(いわゆる上丘腕)です。ここにその補足説明a part of the brainstem(脳幹の一部です)がかります。the pulvinar(視床枕)はもう一つの主語です。この説明がlocated in the thalamus(視床の中にあります)です。この2つの主語を受ける動詞はadaptです、adapt A to Bで「AをBに適合させる」です。Aはthe timing of their activity patterns(それらの活動パターンのタイミング)でBはthose of the visual cortex(視覚野のパターン)です。

訳:論文の共同執筆者で、ライプチヒにあるマックスプランク認知脳科学研究所の研究員のミハエル・シャイダさんは「脳幹の一部である上丘腕と視床の中にある視床枕はその活動パターンのタイミングを視覚野の活動パターンに合わせるという事を観察しました」と述べました。

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いかがでしょうか。大脳皮質でなく視覚野と脳幹が大きくかかわってくるという事ですね。次回もしっかり記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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2017年7月26日

第136回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その⑤

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は第10パラグラフから読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その5
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(10)”These deep structures in the thalamus and brainstem help our visual cortex to filter important information from the flood of visual input even before we consciously perceive it.”

(11)Researchers found that the more signals aligned in the affected brain regions, the better the women’s reading skills became.

(12)”These brain systems increasingly fine-tune their communication as learners become more and more proficient in reading,” Skeide added.

解説

第10パラグラフ

“These deep structures in the thalamus and brainstem help our visual cortex to filter important information from the flood of visual input even before we consciously perceive it.”

この部分もセリフです。主語はThese deep structures(こうした脳の深部の構造)です。in the thalamus and brainstemは「視床や脳幹の中の」です。述語はhelp(手助けする)で「何を」がour visual cortex(私たちの視覚野)で「何を」はto filter(ふるいにかけることを)です。「何をふるいにかけるのか」はimportant information(重要な情報)です。「どんな情報か」はfrom the flood of visual input(視覚的に入ってくる洪水のような情報)です。「いつ手助けするのか」はeven before~(~することすら前に)です。we consciously perceive itは「私たちがそれを意識的に認識する」です。

訳:こうした視床や脳幹の深部の構造は、私たちが意識的にそれを認識するよりも前でさえ、目に入ってくる視覚情報の洪水から視覚野が重要な情報をよりわける手助けをしてくれます。

第11パラグラフ

Researchers found that the more signals aligned in the affected brain regions, the better the women’s reading skills became.

この文の構造ではthat節の中の「the+比較級SV, the+比較級SV」(~すればするほどますます~)をうまく訳してください。最初の「the+比較級SV」は the more signals aligned in the affected brain regionsの部分ですからsignals(信号)がSでVはaligned(そろった)です。「どこにそろったのか」はin the affected brain regions(影響を受けた脳の部位)です。alignは「整列させる、整える」です。「the+比較級」の部分はthe moreですから「SVが多くなればなるほど」です。つぎの「the+比較級SV」は the better the women’s reading skills becameの部分です。Sはwomen’s reading skills (女性の読書の技術)でVはbecame(なった)です。「the+比較級」の部分はthe betterですから「ますますよくなった」です。

訳:研究者たちは影響する脳の部位に信号が集まれば集まるほど、ますます女性たちの読書技術は向上したという事を突き止めました。

第12パラグラフ

“These brain systems increasingly fine-tune their communication as learners become more and more proficient in reading,” Skeide added.

この部分はセリフです。発言者はマイケル・シャイダさんです。主語はThese brain systems(こうした脳のシステム)で述語はfine-tune(微調整する)です。その目的語はtheir communication (その伝達)です。次のasは接続詞で「~するにつれて」です。主語はlearners(学習者)で述語はbecome(なる)です。「何になるのか」はmore and more proficient(より熟達する状態になる)です。「何においてか」は in reading(読書をするときに)です。

訳:「学習者が読書の習熟度を上げるにつれて、こうした脳のシステムはその伝達の仕方をますます微調整していくのです」とシャイダさんは付け加えました。

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いかがでしょうか。視床に情報が集まり、変容と微調整がなされていくのは興味深いですね。次回もしっかり記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2017年8月02日

第137回 「最先端科学・医療研究Ⅷ」その⑥

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皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医-療科学」の分野を扱います。AFP配信2017年5月25日の記事です。今日は第13パラグラフから読んでいきましょう。

テーマ13 「最先端科学・医療研究」その6
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Learning to read in adulthood transforms brain: study

(13)”This could explain why experienced readers navigate more efficiently through a text.”

(14)The finding could also have implications for the treatment of dyslexia, which some researchers have blamed on a malfunctioning thalamus.

(15)”Since we found out that only a few months of reading training can modify the thalamus fundamentally, we have to scrutinize this hypothesis,” Skeide said.

解説

第13パラグラフ

“This could explain why experienced readers navigate more efficiently through a text.”

この部分はセリフです。主語はThisで述語はcould explain (説明できる)です。「何を説明するのか」はwhy ~(なぜ~なのか)です。この部分の主語はexperienced readers(経験のある読者)で述語はnavigate( うまく通過する)です。more efficientlyは「より効率的に」です。through a textは「文章を通して」です。

訳:「このことで、なぜ経験のある読者は文章をより効率的に読めるのかを説明できます」

第14パラグラフ

The finding could also have implications for the treatment of dyslexia, which some researchers have blamed on a malfunctioning thalamus.

主語はThe finding(この発見)で述語はcould also have(同様に持っている)です。その目的語はimplications(含意)です。「何に対しての含みなのか」は for the treatment of dyslexia(失読症の治療)です。次の, which~は「失読症」にかかっていきます。この部分の主語はsome researchers(研究者の中には)で 述語はhave blamed (非難してきた)ですが、blame A on Bは「AをBのせいにする」です。本文ではAはdyslexia(失読症)でBはa malfunctioning thalamus(視床の不具合)です。

訳:この発見は失読症の治療の手掛かりにもなることを示唆しています。ある研究者たちは失読症を視床部位の不全のせいであるとしてきました。

第15パラグラフ

“Since we found out that only a few months of reading training can modify the thalamus fundamentally, we have to scrutinize this hypothesis,” Skeide said.

この部分もセリフです。発言者はSkeide(シャイダさん)です。セリフの文頭のSince~は従属節を作る部分です。ここでは「理由」で訳すのがよいでしょう。従属節の中の主語はweで、述語は found out(発見した)です。その中身はthat~です。ここでの主語はonly a few months of reading training(たった数カ月の読書の訓練)です。述語は can modify(変えることができる)です。その目的語はthe thalamus(視床)で「どの程度変えることができるのか」は fundamentally(根本的に)です。主節の主語はweで述語はhave to scrutinize(綿密に調べる)です。その目的語はthis hypothesis(この仮説)です。

訳:シェイダさんは「たった数カ月の読書の訓練で視床を変容させることがわかったので、この仮説をしっかりと精査しなければなりません」と述べています。

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いかがでしょうか。今回でこの記事は終了です。次回からまた新しい記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2017年8月23日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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