エースメディカルみなとみらいの峰岸先生による時事英語解説ブログの過去記事。

テーマ「最先端科学施設と災害」

「時事英語」特別講義

テーマ「最先端科学施設と災害」
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『時事英語』特別講義のテーマ「最先端科学施設と災害」一覧

第21回 テーマ「最先端科学施設と災害」その①

津波

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回から福島の原発についての記事を読みます。もちろん東日本大震災というまれにみる大災害との関連で原発の安全性が語られます。しかし、果たしてそこに正しい認識がなされているのか。そもそも因果関係があるのか、といった視点で問題を見ていきます。昨夏に一連の報道をめぐり朝日新聞が誤報を認めましたが、少ない情報化でどのように物事を判断すべきか。論理的な思考力が試されます。では、記事を見ていきましょう。今回は全18パラグラフです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その1 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

The Fukushima Syndorome  By Mattin Freer

BIRMINGHAM –England

¶1 ①The dramatic events that unfolded at Japan’s Fukushima Daiichi nuclear-power plant after the tsunami are commonly referred to as “the Fukushima disaster.”②We need look no further than this description to begin to understand the significant misconceptions that surround nuclear energy.

¶2①It was the tsunami, caused by the largest earthquake ever to strike Japan, that killed more than 16,000 people, destroyed or damaged roughly 125,000 buildings, and left the country facing what its prime minister described as its biggest crisis since World War II. ②Yet it is Fukushima that is habitually accorded the “disaster” label.

まず見出しですがsyndromeは「症候群」ですが詳しく言うと「偶然起こりうる以上の頻度で起こる症状や徴候の組み合わせ」のことです。つまり「フクシマを中心にした一連の事態」という感じです。

第1パラグラフ ①この文のSはThe dramatic eventsで「劇的な出来事」です。これに関係詞that以下がかかっています。unfoldedはもともとは「開いた」という意味ですがここでは「連続していろいろなことが次々と広がっていく(起こっていく)」ということです。Vはare referred toで「言われている」です。nuclearは「核」、power plantは「発電所」ですからそれを合わせて「原発」ですね。訳は「津波の後の福島第一原発での一連の悲劇的な出来事は一般に「『フクシマの大災害』と言われる」です。② no further than~ は 「~より遠くない」が直訳ですからneed no further than~は「~より遠い必要がない=~する必要はない」ですね。つまり、We need look no further than this descriptionはwe don’t need to look beyond the descriptionと書き換えられます。to begin to understand のtoは不定詞は目的を表し、「理解するようになるためには」と訳します。misconceptions は「誤った考え」ですから、the significant misconceptions that surround nuclear energyは「核エネルギーを取り巻く大きな誤解」です。通して訳すと「核エネルギーを取り巻く大きな誤解を理解するためにはこの表現以上は見なくてもすむのである」です。誤解という強い言葉が登場していますからここがトピックセンテンスですね。つまりこの「フクシマの大災害」という言葉が独り歩きして誤解を生んでいるので核エネルギーの問題をこの言葉と切り離して考えてほしいと言いたいのですね。

第2パラグラフ ①ここは強調構文ですね。It is ~ thatの~の部分に強調される言葉が入ります、強調語は最後に訳出するのが決まりです。そうするとここで強調されている言葉は一語でいうならthe tsunamiですね。そこに修飾語がかかっています。まずはcausedという分詞ですね、「引き起こされた」という意味です。that killedのthatの品詞は何でしょう?関係代名詞でしょうか接続詞でしょうか?学校で関係代名詞thatはカンマのあとの,thatという用法は文法的にダメだと習いましたか?それを根拠にして悩んだ人もいるかもしれませんが、これは関係詞です。接続詞なら、主語がないのはおかしい。ほかの選択肢として指示代名詞だ、と考えると文をつなぐ接続詞がないですし。関係詞である理由はカンマで挟まれた部分,caused~ Japan,は単に挿入なのです。ですからカッコに入れて飛ばして読んでしまう。destroyedは後ろdamagedと, andの後ろのleftまででワンセットですね。分詞構文ですね。「~しながら」と訳すのではなく「そして破壊し、損害を与え、~の状態にした」と訳します。left the country facing はleave OCで「OをCのままほっておく」ですから「その国を直面する状態にした」ですね。what its prime minister described as ~は「この国の首相が~と述べたもの」です。World War IIは第2次世界大戦ですね。日本が敗戦して焼け野原になった状況以来ということです。World War IIという表記にはtheはつけません。theをつけるならthe second world warのように言います。この文の訳は「1万6千人以上の死者を出し、約12万5千戸の建物に損害を与え、この国の首相が第2次世界大戦以来の最大の危機と表現した事態に直面させたのは、日本を襲った最大の地震によって引き起こされた、津波そのものなのである」ですね。②文頭のyetは「しかし」。labelはしっくりくるのは「レッテルをはる」ですね。ここでは名詞として使われています。この文の訳は「しかしこの『大災害』という言葉に貼られるレッテルはきまってフクシマなのである」ですね。つまり「フクシマ大災害」=地震と津波、というものに焦点を当てずに「フクシマ大災害」=原発という流れになっていると言いたいのですね。ここでも強調構文が使われていることからも筆者の強い主張があらわれていますね。

次回は「安全性」という概念に踏み込んで議論が展開されます。お楽しみに。

2015年3月04日

第22回 テーマ「最先端科学施設と災害」その②

津波

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回から福島の原発についての記事を読みます。もちろん東日本大震災というまれにみる大災害との関連で原発の安全性が語られます。しかし、果たしてそこに正しい認識がなされているのか。そもそも因果関係があるのか、といった視点で問題を見ていきます。昨夏に一連の報道をめぐり朝日新聞が誤報を認めましたが、少ない情報化でどのように物事を判断すべきか。論理的な思考力が試されます。では、記事を見ていきましょう。今回は第3パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その2 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶3①In fact, although what happened was shocking, the events in the hours and days after a giant wave slammed over the nuclear plant’s protective seawall might be interpreted as a remarkable testament to nuclear power’s sound credentials.②To be sure, the environmental impact on those living close to Fukushima may take many years to remediate.➂But the response in many quarters – not least in Germany, Switzerland, and other countries that immediately condemned and retreated from nuclear energy – once again typified an enduring lack of knowledge concerning two fundamental issues.

¶4①The first is safety; the second is radiation.②We need to promote a much more inclusive and informed dialogue about both if nuclear power is to be assessed on its genuine merits, rather than dismissed on the grounds of little more than ignorance and intransigence.

第3パラグラフ

①shockingはsurprisingと同義で「驚くべきこと」。ここの主語はthe events。動詞はmight be interpreted。ここは動詞のあとのasとセットで「~としてこの出来事は判断できるかもしれない」。slammed はhitと同義で「襲う」。 protective seawallは「防波堤」。a remarkable testament は「注目すべき証明」。to nuclear power’s sound credentialsは「核エネルギーの堅固な信用の証に対して」合わせて訳すと「起きたことは驚くべきことであるが、大津波が原発を守る防波堤を超えてから刻々と生じたことは、実は核エネルギーがしっかりと信用に足るものであるという考えにお墨付きを与えたものだと判断できるかもしれない」です。つまり、津波が防波堤を越えなければ原発は信用に足りるほど機能していた、ということを言いたいのですね。②To be sureは「確かに」で文頭におかれると、butを伴って「確かに~だが…」のように譲歩を表すことが多いようです。the environmental impact on ~ は 「~への環境への影響」。 those livingは「生きているもの、つまり動植物」 close to Fukushima は「福島に近い」。may take many years to remediate.は「回復するのに何年もかかる」です。➂ the responseは「反応」。quartersは「場所」。–以下はその場所の例示ですね。 not least はespeciallyと同義「特に」と訳すとうまくいきます。condemned はblamedと同義「非難した」ですね。retreated from は~から退却する、手を引く」です。once againは 「もう一度」ですが、もっと広く「同じことがいつも生じる様」を表す時に使えます。typified は「典型的なものとなる。特色を表す」。enduring はlastingと同義で「ずっと続く」。lack of knowledge は「知識の欠如」。concerning~ は「~に関して」。two fundamental issuesは「2つの根本的な問題」。ここの2つの訳は「環境への影響は大きく、回復までに年月がかかるが、即座に核エネルギーを非難してそこから手を引くことにした特にドイツ、スイス、他の国々の反応は2つの根本問題への知識の欠如を典型的に表すものだ」です。作者は核エネルギーにノーを言った国は知識がないのだと言い切っていますね。

第4パラグラフ ①ここからその2つの問題の説明です。一つは「安全性」もう一つは「放射能」ですね。②promoteは「促進させる、売り込む、勧める」です。ここでは目的語がdialogueで「対話、会話」ですから「進める」がよいでしょう。a much more inclusive and informed dialogueは「より包括的で見聞の広い会話」if nuclear power is to be assessed は be to不定詞です。意図を表します。「もし~のつもりなら」です。dismissは「解体する」。on the grounds of~は「~という理由で」。 little more than はno more thanやonly「しか、だけ、のみ」と同義でよいでしょう。ignorance and intransigenceは「無知やその無知さを押し通して意見や態度がころころかわる頑固さのこと」です。ここでの訳は「もし私たちが無知さやそれによる頑固さという理由によって原発を解体するよりも原発の本当の利点を正当に分かろうとするならこうした2つの問題についてもっと包括的で情報量に富んだ対話というものを進める必要がある」です。

淡々と冷静に理論が構築されていきます。安易に理論を振り回すのではなく正確にものを判断しようとする筆者のスタイルが明快ですね。次回もお楽しみに。

2015年3月11日

第23回 テーマ「最先端科学施設と災害」その③

飛行機

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回から福島の原発についての記事を読みます。もちろん東日本大震災というまれにみる大災害との関連で原発の安全性が語られます。しかし、果たしてそこに正しい認識がなされているのか。そもそも因果関係があるのか、といった視点で問題を見ていきます。昨夏に一連の報道をめぐり朝日新聞が誤報を認めましたが、少ない情報化でどのように物事を判断すべきか。論理的な思考力が試されます。では、記事を見ていきましょう。今回は第5パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その3 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶5 ①Would the many people who would ban nuclear power also prohibit air travel?② After all, the parallels between the two industries are central to the question of safety.

¶6 ①We are often told that air travel, statistically speaking, has a better safety record than any other form of transport. ②The numerous interrelated reasons for this might usefully be summarized by comparing an airplane to a bicycle.

¶7 ①We all appreciate that an airplane is a sophisticated device, and that a bicycle is not. ②We also acknowledge that the consequences of an airplane crash are liable to be far more catastrophic than, say, those of a cyclist clipping a curb on his way home from the shops.③Accordingly, designing and manufacturing an airplane is many times more demanding and thorough than designing and assembling a bicycle is.

前回、東日本大震災の後に脱原発を掲げた国(ドイツ、スイス)といった国を「知識の欠如」と言ってのけた筆者がその根拠を述べていきます。「2つの根本的な問題」といっています。そこで第5パラグラフ。①ここでは2つの問題点のうち「安全性」についての議論を進めていくパラグラフへのつなぎの役割をしています。疑問文を使って読者に問いかけをしていますね。ここにはレトリックがあります。つまり「原発を禁じようとする人の多くは、飛行機を使った旅行も禁止しようとするのでしょうか?」という訳になります。これも以前にやった「修辞疑問」ですね。答えがありません。「そんな人はいないですよね」が答えになります。書く必要もありません。読者を飽きさせないテクニックですね。②After allは「結局は」です。the parallelsはthe similarity と同義で「共通点」です。 central to~ は「~の核心」です。通した訳は「結局この原発の業界と航空業界という2つの産業の共通点は、安全性の問題の中心に位置するということである」です。比喩を使いながら問題点を挙げて、原発が非難される根拠を潰していこうとしている筆者の姿勢が読み取れたらかなり力がついてきているといえますね。

第6パラグラフ ①statistically speakingは「統計学的に言うと・数字上であらわすと」、ここは挿入句。ここの文は「比較」での頻出表現: ~than any other 名詞・単数形が使われていますね。「ほかのどんな名詞よりも、一番~」です。通した訳は「どんな輸送手段より飛行機は数字上は安全だと言われています」です。②この文は少し皮肉が入りますね。interrelatedは「相互に関係する」です。compare A to Bは「AとBを比べる」です。summarizeは「要約する・まとめる」です。通した訳は「このことに対する、相関した数々の理由をまとめてみると、飛行機と自転車を比べてみるとわかります」です。

第7パラグラフ ①appreciate that~は「~をわかる、認識する」です。sophisticated は「洗練された・高性能な」です。ここでは「精密な」くらいがいいでしょう。and that a bicycle is notの部分は省略がつかめましたか?ここでのthatはappreciateからきています。notの後ろはもちろんa sophisticated deviceが省略されていますね。通すと「私たちはみな飛行機は精密機器であり、自転車はそうでないことくらいわかっています」ですね。②acknowledge は「(事実として)認める・承認する」です。that the consequencesは「結果」です。of an airplane crash are liable to~ は「 ~しやすい・~しがちだ」です。次の部分は文法的に説明できますか?とくにmoreです。これは後ろにthanがあることに気づいて頭の中を「比較表現だな」、と絞り込んでください。すると、catastrophicは形容詞ですから「これの比較級がmore catastrophicである、よってfarは比較級の強調である」と分析できるはずです。読めましたか?受験生は何となくmoreという単語を流してしまいがちですが、ちゃんと説明をつけられるようにしておきましょう。 , say, の部分は挿入ですね。「例えば」の意味ですね。 those of a cyclist clipping a curbの部分はどうですか?まずthoseですが、この単語を見たら受験生は①thatの複数形②~の人(々)の2つの処理方法を思い出してください。thatは接続詞、関係代名詞、形容詞、副詞など様々な場面で使われますが(この「thatの識別」はまたの機会でやります。とても重要項目です。)ここでは指示代名詞のthatの説明をします。まず、一度出てきた名詞は①it ②that ③oneのいずれかで置き換えます。違いは「itはそのものズバリ」。 thatとoneは「it以外のもの」を受けますがoneは不可算名詞を受けることができません。thatは可算・不可算どちらの名詞も受けられますが、後ろに修飾語がついてることが多いです。つまりThe population of Yokohama is larger than that of Osaka.(横浜の人口は大阪より多い)ではthatの部分は日本語に反映されなくても差し支えありませんが英語では比較の対象が人口の多さですから、この部分も原則として残ります。thatは指すものはpopulationです。本文ではthatではなくそれの複数形thoseが使われているのでここよりも前の部分から名詞の複数形を探せばいいですね。そうです。the consequencesがみつかりましたか?clipは「切り抜きをする」のほかに口語で「疾走する」です。通すと「私たちは店から家に帰る途中に自転車で急スピードでカーブを曲がることよりも航空機事故の方がずっと悲劇的な結果になりやすいということも知っています」ですね。Accordingly,は「これまで述べた理由から・したがって」です。designは「設計する」です。manufactureは「製造する」です。demandingは「多くを要求している」です。thoroughは「完全な・徹底的な」です。通した訳は「したがって、航空機の設計・製造は自転車の設計・製造の何倍も多くのことが要求され徹底される」です。ここでの比較は飛行機と自転車の設計・製造過程についてです。航空機には人の手間暇がかかっているということですね。

安全性という概念をどうとらえるのか?100%ということは存在しない、そのうえで現実的に理論を構築する筆者の主張は明快ですね。次回もお楽しみに。

2015年3月18日

第24回 テーマ「最先端科学施設と災害」その④

水

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回から福島の原発についての記事を読みます。もちろん東日本大震災というまれにみる大災害との関連で原発の安全性が語られます。しかし、果たしてそこに正しい認識がなされているのか。そもそも因果関係があるのか、といった視点で問題を見ていきます。昨夏に一連の報道をめぐり朝日新聞が誤報を認めましたが、少ない情報化でどのように物事を判断すべきか。論理的な思考力が試されます。では、記事を見ていきましょう。今回は第8パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その4 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶8 ①The same can be said of the approximately 450 nuclear reactors around the world.②The fact is that the industry’s safety record is second to none when measured against those of its rivals. ③Like airplanes, nuclear reactors are conceived and constructed to mind-boggling standards.

¶9①For all of the tension and fear surrounding the fight against a nuclear meltdown at Fukushima, we should not forget that the plant – and with it the notion of a nuclear-energy industry – was subjected to an extraordinary test, in the strictest sense of the word. ②Were it not for some design flaws that would not be repeated today, Fukushima might well have survived intact – and history would be so different.

第8パラグラフ ①nuclear reactorsは「原子炉」です。訳は「同じことが世界中に約450ある原子炉にもあてはまる」です。②The fact is that~は「事実として~だ」です。the industry’s safety record は「この産業(原子炉)の安全性の記録」です。second to noneは「誰にも劣らない・随一」です。when measured againstのwhenは接続詞ですがSはどこでしょう?そうですね、もう慣れましたね?副詞節のなかでのSV省略です。用件は①主節と従属節の主語が同じ②従属節の動詞はbe動詞、ですね。ここでは主語はthe industry’s safety recordです。動詞はisですね。つぎのthoseは先ほどの説明と同様ですが相違点はここから前をいくら探しても名詞の複数形がないじゃないか、という点ですね。答えは、ここではrecoed(記録)の複数形を受けています。後ろにrivalsとあるのでこれに合わせて複数形になったのですね。通した訳は「事実として、原子炉の安全性の記録はライバルの産業の安全性の記録と比較すると肩を並べるものはないのである。」ですね。③ mind-bogglingは「びっくりするような・圧倒的な」です。conceivedは「想像された」standardsは「水準」ですね。訳は「航空機と同様、原子炉は驚くべき基準を想定して作られているのである」です。

第8パラグラフ ①For all ~は「~にもかかわらず」です。of the tension and fear のofは「~に関して」です。surrounding~は「~の周辺の」です。 the fight against a nuclear meltdownは「メルトダウンに対する戦い」ですね。 at Fukushima,までを通すと「福島原発のメルトダウンに対する戦いを巡る周辺の緊張と恐怖にもかかわらず」ですね。次に主節の部分の訳です。 we should not forget that~は「我々は~を忘れるべきではない」ですね。~の部分はしっかりSVを取ってください。Sはthe plantでVはwas subjected toですね。 be subject to~は「~に左右される、影響をうける」ですからここでは「~従う」くらいがいいでしょう。ダッシュに囲まれた部分の処理ですが、Sであるthe plantに付けていきます。and with itのitはthe plantのことですから、この部分は「原子炉とそれを考慮に入れた核エネルギー産業という概念」と訳します。in the ~sense of the wordは「~の意味において」ですから、ここでは「もっとも厳格な意味で」ですね。an extraordinary testは「尋常ではないテスト」です。ここまでの訳は「原子炉とそれを考慮に入れた核エネルギー産業という概念はもっとも厳格な意味での尋常ではないほどのテストに従っているのです」ですね。

②この文は仮定法を用いて現実とは逆のことを想定しています。つまり原子炉が設計された当時と今日の科学技術を比較すると圧倒的に原子炉は「古い」ものになりますね。ですからWere it not for ~は「もし~がなければ」という構文を用いてsome design flaws that would not be repeated today,つまり「今日では繰り返されることはないであろう何点かの設計上の欠陥がなければ」と仮の話をしているのです。ここでflaws は「ひび、欠陥」です。主節の部分はmight well have~で「~だったであろう」ですから「福島原発はそのまま無傷で残っていたであろう」になります。intactは「損なわれていない、そっくりそのままの」です。そして– and history would be so differentの部分は「そうすれば歴史は全く違ったものになっているのに」ですね。つまり「原子炉の稼働には厳密なテストがありそれをクリアしてきている、しかし当時としては最新だ、最善だと思われた科学技術もすぐに時代遅れになってしまう。現代の最先端技術で安全性を高めることはできるが、お金も時間もかかる。だからやってこなかったのでしょう?しかしそこに問題があるし、議論はされていないのだ」という作者独特の見解が見えますね。さらに議論は続きます。次回もお楽しみに。

2015年3月25日

第25回 テーマ「最先端科学施設と災害」その⑤

サイコロ

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回から福島の原発についての記事を読みます。もちろん東日本大震災というまれにみる大災害との関連で原発の安全性が語られます。しかし、果たしてそこに正しい認識がなされているのか。そもそも因果関係があるのか、といった視点で問題を見ていきます。昨夏に一連の報道をめぐり朝日新聞が誤報を認めましたが、少ない情報化でどのように物事を判断すべきか。論理的な思考力が試されます。では、記事を見ていきましょう。今回は第10パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その5 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶10 ①Indeed, nuclear energy is a safer proposition now than ever before, but, for many people, the mere spectacle of an event like Fukushima – regardless of the outcome – is sufficient to draw the opposite conclusion. ②If a 747 crashed into a nuclear facility, we would be unlikely to hear calls for all airplanes to be outlawed, but the clamor for every reactor on the planet to be shut down immediately would probably be deafening.

¶11 ①Remember, too, that Fukushima was built in the 1970’s, and that the technology on which it was based dated from a decade earlier. ②Its successors are radically different in how they work, as is the regulatory framework, which sets astonishing new benchmarks for the care and quality required at every stage of the process.

第10パラグラフ

① 文頭のIndeedは後ろのbutとセットで「確かに~だが….」の構文です。than ever beforeは「これまで以上に」と訳します。propositionは「提案・計画・命題」です。mere は「単なる」です。spectacleは「光景、有様」です。ダッシュの部分のregardless of~は「~とは無関係に」ですね。be sufficient to~は「~するのに十分である」です。the opposite conclusionは「逆の結論」ですね。ここでは「核エネルギーは安全な提案である」に対して「逆の結論」という意味ですね。ここまでを通した訳は「確かに核エネルギーはこれまでにないほど安全な提案であるが、そうした結論とは無関係にフクシマでのような単なる光景は逆の結論を導くには充分なものである」ですね。

②outlawは「違法とする、禁止する」です。unlikely to ~ は「~しそうもない」、 calls for~は「~を要求する」clamorは「不平・抗議・要求などの叫び声」です。deafeningは「耳を聞こえなくするような」ですね。ここまでの通しの訳は「もし747型ジェット機が核施設に突っ込んでもすべての飛行機を禁止することを要求する声は聞こえそうもない。しかし地上のすべての原子炉を即座に停止するように求める声はおそらく耳をつんざくばかりに聞こえるだろう」ですね。

第11パラグラフ

① Remember, too, that~は命令文で「~ということも覚えておいてほしい」くらいでいいでしょう。on which 以下のitが指すものはFukushimaですね。元の文はFukushima was based on the technology dated from a decade earlier ですね。dated from~は「~にさかのぼる」ですね。a decade earlierは「10年前」です。

②successorは「後継者、継承者」です。ここでは10年前の古い原発に対しての後継者ですから新しく設計された原発のことですね。radicallyは「完全に、根本的に、徹底的に、急進的に」の意味ですin how they work は「それがどのように機能するかという点において」です。 , as is the regulatory framework, の部分ですがasは関係詞的な働きをします。理由を表します。regulatoryは「規制の、調整性の」です。 frameworkは「枠組み」ですからthe regulatory frameworkは「規制の枠組み」です。 ,which は「そしてそれは」です。benchmarkは「基準、ベンチマーク」ですね。setは「設置する、設ける」ですね。care and quality は「細心の注意と品質」ですね。at every stage of the processは「全段階と過程において」です。ここまでを通すと「その後に作られた原発は、その規制の枠組みがあるので機能面において全く従来のものとは違っているのである、それは、あらゆる段階、過程において驚くべきほどの注意と高品質を求める新しい基準が設定されているのである。

現在稼働している原発は過去の科学技術で作られたものであって、その後のものは新しい基準をクリアしなければならないが古いものはそのままになっている、といった問題点を繰り返しますね。しかも原発自体の安全性についても繰り返し確率の問題だといっていますね。いよいよ締めくくりに入ります。お楽しみに。

2015年4月01日

第26回 テーマ「最先端科学施設と災害」その⑥

光

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回も福島の原発についての記事を読みます。第12パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その6 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶12①The case against nuclear power is deeply rooted in concerns over safety in general and radiation in particular. ②The Fukushima accident, having reinforced too many opinions and reshaped too few, makes it vital that we try to bring clarity to these issues – especially in those countries, including the United Kingdom, where the notion of a sustainable energy policy remains undetermined.

¶13 ①While we know the corollaries of high levels of radiation exposure, what happens at the other end of the scale is less clear. ②The world is full of radioactivity – walls, concrete, even bananas contain traces – and our bodies have adapted to it. ③In countries like Brazil and India, people live in environments that have 20-200 times the radiation commonly found in the UK, apparently with no negative genetic effects.④Some experts even argue that we may need a degree of radioactivity to stimulate our immune systems.

第12パラグラフ

①この文の構造はSがThe case、Vがis rooted ですね。against~は「~に対して」ですから「核エネルギーに対する事例は深く根ざしている」が主構造ですね。in concernsは「心配の中で」ですから「懸念という点において」。over~は「~をめぐって」 in generalは「一般的に」です。radiationは「放射能」ですね。 in particularは「特に」ですから通すと、「核エネルギーに対する懸念の場合の多くは安全性、特に放射能という点に深く根ざしている」ですね。

② この文も構造をとるとSがThe Fukushima accident、Ⅴがmakes 、Oがit(that以下の~)、Cが vitalです。ここだけの訳は「福島の事故は~を重要なものにした」ですね。

,having reinforced too many opinions and reshaped too few,の部分は分詞構文ですね。reinforceは「強化する、補強する」です。reshapeは「新たに作る、作り直す」です。 bring clarity to ~は「~を明確にする」ですね。these issues は「こうした問題」ですが具体的には安全性の問題ですね。– especially in those countriesの部分は補足的に「特にこうした国において」です。 , including the United Kingdomは「イギリスも含めて、こうした国において」という意味になります。つぎの,whereの部分ですが先行詞はthe United Kingdom ですね。「そしてそこでは~」と訳します。the notion of a sustainable energy policy は「持続可能なエネルギー政策の概念」です。持続可能なエネルギーとは「枯渇することのないエネルギー」のことで良いと思います。remain undeterminedは「まだ未決定である」ですね。通すと、「福島の事故は多くの意見の根拠となり、新しい意見が出ない状況をつくった。そして、こうした安全性の問題をはっきり認識しようとすることが重要なのであるという状況を作った。特にイギリスのように持続可能なエネルギー政策の概念が未決定である国ではそうである」ですね。

第13パラグラフ

①文頭のwhileは「~だが」で良いでしょう。corollariesは「必然的な結果」ですから「当然わかっている」ということですね。radiation exposureは「放射能にさらされること」です。what happens at the other end of the scale is less clearの部分ですがSはwhatでVはisでCはless clearですね。at the other end of the scaleのところですが、まずthe other endは2つあるうちの残りを指す時に使います。棒グラフをイメージして上がマックス、下がゼロの区分で、下の方をイメージすればいいですね。the scaleは「縮尺、規模、段階」ですから「もう一方の低いレベルの段階では」ということですね。less clearは「明らかさが劣る」ということですから「それほど明らかでない、わかってない」ということですね。通すと「高レベルの放射能にさらされるとどうなるかはわかっていますが、逆に低レベルでの放射能のときにどうなるかはあまりわかっていません」ですね。

②S is full of~は「Sは~でいっぱいである」ですからここは「世界中放射能だらけです」でいいでしょう。ダッシュのうしろはその例ですね。つまり「壁もコンクリートもバナナでさえもわずかに含まれているのです」ですね。traceは「跡、少量」です。そして「私たちの体はそれに適応しています」ですね。

③ここはあまり難しくないですね。「ブラジルやインドのような国では、人々はイギリスで一般的にみられる放射能の20から200倍の環境下で暮らしている」ですね。続いてwith~は「~の状態で」です。apparentlyは「見かけ上は」ですね。この部分は「見かけ上は負の遺伝的な影響を持たない状態で」ですね。通すと「ブラジルやインドのような国では、イギリスで一般的だと思われる放射能の量の20から200倍の量の環境下でどうやら負の遺伝的影響を受けずに人々は暮らしている」でよいでしょう。

④ Some experts ~は「~な専門家もいる」です。that以下はSはweでⅤがmay needでOがa degree of radioactivity ですね。a degree of ~ は「ある程度の~」です。to stimulate は目的を表す不定詞ですね。「刺激するために」です。our immune systemsは「私たちの免疫システム」ですね。通すと「私たちの免疫システムを刺激するために、ある程度の放射能が必要かもしれないと言う専門家さえもいる」ですね。

次回は最終段落へと進みます。どのように論が展開されるのかお楽しみに。

2015年4月08日

第27回 テーマ「最先端科学施設と災害」その⑦

光

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回も福島の原発についての記事を読みます。第14パラグラフからです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その7 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶14 ①Of course, there remain concerns around the vital issues of waste disposal and proliferation. ②Again, consensual debate is required.

¶15①But that requires formulating a roadmap that tells us where we stand and what we must do.②We need to create the necessary culture of dialogue within industry and academia. ③And we need to encourage people to think and reflect more. ④Above all, we need to enhance the public’s grasp of the energy sector as a whole.

第14パラグラフ

①前のパラグラフで放射能を少量浴びた時の影響はあまりわかっていない、免疫システムのためにはかえって良いと言う意見もある、といっていましたね。それを受けて文頭でOf course 「もちろん」と言っているわけです。there remain ~は「~が残っている」という構文ですね。concernsは「懸念、心配事」です。waste disposalは「廃棄物処分」 proliferationは「増殖・急増」のほかに「核拡散」の意味があります。通した訳は「もちろん廃棄物処理と核拡散という重要な問題をめぐり懸念が残ります」です。

②consensualは「合意の」ですから、この文は「再び、合意にいたる議論は必要なことになります」ですね。

第15パラグラフ

この文のSVはどこでしょうか?SがthatでVがrequiresでOがformulatingですね。thatの識別は注意してください。formulateは「組み立てる、公式化する」です。roadmapは「道路地図」ですが、ここでは「行動計画」ですね。次に出てくるthatは関係代名詞です。区別の仕方はthatの直後の主語がないことですね。受験界では「不完全文」と呼んでいます。tellの目的語はusとwhere we stand and what we must doですね。後ろの部分は「我々がどこにいるのか」と「私たちは何をしなければならないのか」ですね。通した訳は「しかし、それは私たちにいまの立ち位置とすべきことを示す行動計画を立てることが必須であることを意味している」でいいでしょう。

②the necessary cultureは「なくてはならない文化、土壌」です。dialogueは「対話」ですね。 industryは「産業」ですがここでは「原子力産業」ですね。academiaは「学会、学術研究機関、大学」ですからここでは「原子力をとりまくさまざまな環境」ですね。通した訳は「私たちは原子力産業やそれをとりまくさまざまな環境において対話という、なくてはならない土壌を作り出す必要がある」ですね。

③ここでも②と同様に「私たちは~が必要である」という作者の提案が出てきていますね。この文ではmoreの働きに注目ですね。これはthink and reflectの目的語ですね。つまり「より多くのこと」と訳します。通した訳は「そして私たちは人々がより多くのことを考え、より多くのことを反映させることを助長する必要があります」ですね。

④ここでもwe need to~の形ですから、作者の意見・提案が表されます。enhanceは「高める、向上させる」です。graspは「しっかり握ること、理解すること」ですね。energy sectorは「エネルギー部門」ですからここでは「原子力エネルギー部門」ですね。as a whole.は「全体として」ですから「全体としての原子力部門」が直訳です。通した訳は「とりわけ、私たちは原子力エネルギーの全体のなかでの位置づけに対する人々の理解を高める必要がある」ですね。

いかがですか?原子力エネルギーというものについていかに私たちが無知であるか、他者にまかせっきりになっているかが浮き彫りになってきませんか?本当の意味で関心を持って対話すること、これこそ民主主義の基本ではないでしょうか。作者は一貫してその姿勢をとっていますね。いよいよ次回は最終パラグラフまで進みます。

2015年4月15日

第28回 テーマ「最先端科学施設と災害」その⑧

電線

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回も福島の原発についての記事を読みます。この記事の最終パラグラフです。

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テーマ3「最先端科学施設と災害」その8 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶16 ①Currently, there is too much “I know” and “This is what I firmly believe,” frequently from influential people, in cases where there is no incontestable right or wrong. ②Fukushima is one of them.

¶17 It is still not too late – not quite – to start couching the broader discussion of nuclear energy in language that will inform rather than alarm, and in terms that will nurture well-balanced judgments rather than entrench long-held biases.

第16パラグラフ

①Currentlyは「一般に、現今は」です。there is too much “I know” and “This is what I firmly believe,”の部分はthere is ~で「~がある」ですね。too muchは否定的にとらえて「あまりにも~」です。よってあまりにも「私は知っている」とか「これが私が固く信じていることです」といった類のことがありすぎる、という訳でいいですね。frequentlyは「頻繁に」です。 from influential peopleは「影響力のある人間から」です。 , in cases以下は「~の場合に」です。 incontestableは「議論の余地のない、疑いのない」ですからwhere there is no incontestable right or wrongは「正しいとか間違っているとか明白ではない領域において」ですね。通した訳は「今日、完全に正しいとか間違っているということが存在しない領域でしばしば影響力にある人が“私にはわかっているのだが”とか“これは私が心から信じていることなのです”と言いだすことがあまりにも多いのです」ですね。

②の文は、前文を受けて「福島についてもこれがあてはまります」ですね。

¶17 It is still not too late の部分は仮主語ですね。「~はまだ遅すぎることはない」ですね。次の– not quite –の部分は挿入です。一度断言してからそれを限定します。つまりnot quiteはalmostの意味ですから、「遅すぎることはない」と言いながら追加的に「と思います」ということを表します。to以下が真主語です。couchは名詞で「ソファー」の意味ですが動詞で「穏やかに議論する」という意味があります。in language thatのthatは関係代名詞ですから「~という言葉の中において」が直訳です。「inform rather than alarmは警告を与えるというよりも情報を伝える」ですね。in terms that~は「~という点において、というやり方で」ですね。nurtureは「育てる、育む、助長する」です。カンマ以下ですが、well-balanced judgmentsは「十分にバランスのとれた判断」です。entrenchは「確立する、しっかりと固める」です。ここでnurtureとentrenchが対比されていますね。つまり「~を確立してしまうより~を助長する」ですね。long-held biasesは「長年持たれている偏見」ですね。

ここまでを通した訳は「脅かすというより情報を与えるという点で、また、長年持たれてきた偏見を確立してしまうことより、十分にバランスのとれた判断を促すという点で、原子力エネルギーについて広く冷静に議論をいまから始めることは遅すぎないと思っている」ですね。

ここでこの記事は終わります。原子力について自ら情報を集めることをしないで他人の意見に盲従することに批判を加えていますね。原子力エネルギーについて「対話」という民主主義の基本が十分になされていないではないか、という思いが伝わります。

次回よりまた新しい記事を読んでいきます。お楽しみに。

2015年4月22日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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