エースメディカルみなとみらいの峰岸先生による時事英語解説ブログの過去記事。

テーマ「最先端科学と法」

「時事英語」特別講義

テーマ「最先端科学と法」
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『時事英語』特別講義のテーマ「最先端科学と法」一覧

第7回 テーマ「最先端科学と法」その①

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回はこの記事のタイトルと第1パラグラフの冒頭2文を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その1 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

Debate on brain scans as lie detectors highlighted in Maryland murder trial<

¶1①Gary Smith says he didn’t kill his roommate. ②Montgomery County prosecutors say otherwise.③ Smith is about to go on trial in the 2006 shooting death of fellow Army Ranger Michael McQueen. ④He has long said that McQueen committed suicide, but now he says he has cutting-edge science to back that up. ⑤While technicians watched his brain during an MRI, Smith answered a series of questions, including: “Did you kill Michael McQueen?” ⑥It may sound like science fiction. ⑦But some of the nation’s leading neuroscientists, who are using the same technology to study Alzheimer’s disease and memory, say it also can show — at least in the low-stakes environment of a laboratory — when someone is being deceptive.

まずタイトルです。SVが取れましたか?主語はdebate、動詞がhighlightでしょうか。highlightはdraw special attention to という意味ですから「強調する、目立たせる」。ちなみに蛍光ペンはhighlighterと言います。ということは「議論が注目した」でしょうか?ここで新聞、雑誌に見られる傾向として①新聞、雑誌のタイトルでは冠詞は一般的に省略する。②動詞は一般的に現在形を使う。③Be動詞は省略される、という原則を覚えていてください。つまり結論から言うとhighlightedは過去形ではなく過去分詞です。isが省略されていると考えてください。

SVはどれ?という意地悪な質問をしましたが動詞は(is) highlightedです。highlightedを過去形と勘違いすると見出しを「議論が注目した」と誤訳してしまします。ここで、②の動詞は現在形を使いという事は、つまり過去に起きたことは現在形で表すのです。よって、見出しの単語で過去形にみえる単語はたいてい受身の過去分詞の部分なのです。このように「見出し」は文としては不完全なものですからそのポイントをおさえてください。asの訳はここでは後ろに名詞があるので前置詞と考えて、「~として」、と訳します。あとはmurderは「殺人事件、殺人犯はmurdererです。trialは「裁判、公判、審理」ですね。lie detectorですがlieは名詞で「うそ」、detectは動詞で「見つける、暴く」ですから合わせて「うそ発見器」ですね。脳のスキャンは読めたでしょう。まとめると「脳のスキャンニングがうそ発見器としてメリーランド州の法廷で採用されるかという議論が注目されている」です。日本語にするとどうしても長くなりますね。

いずれにしても「議論」についての記事ですから正しい1つの答えはありません、一般的に2~3組みの立場の違う主張が出てきます。今回は裁判において脳のスキャンが証拠として採用できるか?という議論ですね。「できる」側の立場と「できない」側の立場をその理由とともに読んでいけばいいことが見出しだけから分かればしめたものです。

第1パラグラフでいきなり人の名前が出てきますね、これは今では主流になっていますが「Time」という雑誌の記者が始めたスタイルだと言われています。従来、新聞記事は逆三角形型、つまり大事なことから順に書くというスタイルがとられます。具体例である個人名から書き始めるスタイルは常識的なものではなく当時としては斬新だったのですが、いまはすっかり定着していますね。この人物「スミスはルームメートを殺してないと言っている」の次の文otherwiseはどのように処理しますか?受験の紋切り型の「さもなければ」では訳せませんね。ほかに2つ覚えてください。①「ほかのやり方で」②「それ以外の点で」です。では、I think otherwise.の訳は?私はほかのやり方で考える→「私はそうは思わない」と訳してください。よって本文は「検察はそうは思っていない」と訳します。prosecutorは「検察」ですね。ここまでの訳はゲリー・スミスはルームメイトを殺害していないと言っている。しかしモンゴメリー郡の検察はそうは思っていない、ですね。

次回はこの事件の容疑者の自白とうそ発見器、脳のMRIいった要素がでてきます。お楽しみに。

2014年11月26日

第8回 テーマ「最先端科学と法」その②

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第1パラグラフの第3文以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その2 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶1 ③ Smith is about to go on trial in the 2006 shooting death of fellow Army Ranger Michael McQueen. ④He has long said that McQueen committed suicide, but now he says he has cutting-edge science to back that up. ⑤While technicians watched his brain during an MRI, Smith answered a series of questions, including: “Did you kill Michael McQueen?” ⑥It may sound like science fiction. ⑦But some of the nation’s leading neuroscientists, who are using the same technology to study Alzheimer’s disease and memory, say it also can show — at least in the low-stakes environment of a laboratory — when someone is being deceptive.

第③文、be about to~は「まさに~しようとしている」go は物理的なものにむかって進んでいく場合と実体のない「考えや行動や状態にすすんでいく(なっていく)」ことを表します。ここでは「裁判がまもなく始まる」でいいでしょう。the2006 shooting death of fellow Army Ranger ~いかにも時事英語ですね。名詞の羅列ですが意味を伝えることに力点があるのでこのような形がよく取られます。日本語ですと「2006年に起きた同僚の兵士であるマイケル・マクイーンの射殺事件」と長くなりますね。訳は、彼はまもなく2006年に起きた同僚の兵士であるマイケル・マクイーンの射殺事件の裁判にかけられる、です。

第④文suicide 「自殺」です。-cideには殺すというイメージがありあます。「他殺」はhomicide、 genocide は「大量虐殺」pesticideは「農薬、殺虫剤」、ちなみにpestは「害虫・害獣」です。cutting-edgeは「最先端の、最新式の」です。訳は、マクイーンは自殺したのだとずっと主張していたが今では最先端の科学がそれを裏付けてくれていると言っている、です。

第⑤文、接続詞while~は①時間(~の間)②譲歩(~だが)③対比(一方で~)を覚えてください。ここでは①時間。:の訳し方は①というのは②例えば③つまり④そしてです⑤無理に訳さない、というテクニックもあります。次の文からはこの文がネットを意図して書かれたものだとわかります。本来なら後ろの文をつないで一文にします。そうした英文がこれまでの受験英語の特徴でした。構文を取らないと訳せないパターンの文ですね。時事英語では文を短くすることが多いのですが、それは読者に飽きさせずに読みすすめてもらう工夫なのです、特にネットの場合はこの傾向が強くなります。訳は、MRI検査を技師が見守る中スミスは「きみはマイケル・マクイーンを殺害しましたか」という質問を含む一連の質問に答えた、です。⑥はSFのように思えるかもしれませんが、です。次の文をスムーズにつなぐ役割を果たします。第⑦文のleading neuroscientistsの訳し方ですが、leadingの訳に苦労する受験生は多いと思います。「先導している」が直訳ですが、「トップの」くらいでいいです。neuroは神経です。「この世界でトップの神経科学者である~」と訳します。 ,who以下はこの科学者たちの追加情報です。Alzheimer’s diseaseはそのまま「アルツハイマー(病)」似た言葉で「認知症」はdementia「老人性の認知症」はsenile dementiaです。この文のダッシュの処理は大事です。2つあるときはカッコに入れてしまってください、そのときのダッシュはコンマと同じ働きです。つまり挿入句と考えたほうがいいです。まずここまでカッコに入れてしまいましょう。sayが動詞ですから主語はsome 、訳は~という人もいる、ですね。sayの目的語の中身ですがここは注意してください。showの目的語は?ずっと後ろのwhen以下ですね。そしてまた訳しにくいのが low-stakes environment of a laboratoryですね。stakeは受験生には酷な単語かもしれませんが、今回で覚えてしまってください。①杭、棒②火炙り③賭けlow stakesで賭け率の低いということつまり確実性が高いということです。こうした「裏から攻める」表現は大事です。例えばless developed countryは 途上国と訳したほうがスッキリする場合が多いです。本文では「実験室のようなところは現実の世界よりも実験が上手くいきやすいという環境にあるのですが」という意味です。

訳は、同じ技術でアルツハイマー病や記憶を研究しているこの国のトップの神経科学者のなかにはMRIは、少なくとも実験室の中では、いつ誰かがうそをついて欺こうとしているかを知ることができる、ですね。

次回はこうした最先端科学の研究結果が裁判の中で有効な証拠となりうるのか?といった核心に入っていきます。お楽しみに。

2014年12月03日

第9回 テーマ「最先端科学と法」その③

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第2パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その3 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶2①Many experts doubt whether the technology is ready for the real world, and judges have kept it out of the courtroom. ②Over three days, Montgomery County Circuit Court Judge Eric M. Johnson allowed pretrial testimony about what he called the “absolutely fascinating” issues involved, from the minutiae of brain analysis to the nature of truth and lies. ③But he decided jurors can’t see Smith’s MRI testing. ④“There have been some discoveries that deception may be able to be detected,” Johnson said, but he added that there’s no consensus that the results can be trusted. ⑤“These are brilliant people, and they don’t agree.”

¶3①Still, researchers and legal experts say they can envision a time when such brain scans are used as lie detectors. ②Standard polygraphs are generally not admitted in trials because some consider them deeply flawed. ③During his police interrogation, Smith said he would submit himself to a polygraph, but Johnson said such results would not be allowed as evidence.

第①文のdoubtの処理はどうしますか?ただ「疑う」では通用しません。「~ではないと思う」です。その反対の「~だと思う」はsuspectです。訳は、専門家はその科学技術はまだ現実の世界には持ち込めないと思っているし、法廷では判事が持ち込ませてこなかった。です。これがこのパラグラグの論旨(トピック)ですね。第②文、over three daysは3日以上かけて。Montgomery Countyは「モンゴメリー郡 」Circuit Court Judgeは「巡回裁判所の判事」です。巡回裁判所とは、昔は判事さんが受持区を回って裁判を開いていた時代の名残りの名称です。今では裁判のやり直しに使われる裁判所の名称で、実際に判事が各地域を巡回して法廷を開いているわけではありません。pretrialとは「裁判の前に訴訟手続きの概要や係争点を明確にするために双方が集まる会議」のことです。

この中で話された問題は「脳の分析」から「真実と嘘の本質と」いったものに至り、この判事はそれを「絶対的に魅力的」なものと呼ぶまでになっていてその証言までは認めたが、第③文で、でもやはり法廷に持ち込ませず、「陪審員」jurorにはスミスのMRIの結果を見せることはしませんでした、ということです。第④と⑤文、判事はこの技術を持ち込めば、deception「細工」(容疑者がうそをついているか)を突き止めることができるかもしれない、しかしその結果が信頼に値するかは学者、裁判官といったこれだけ優秀な人たちの間でまだ合意ができてないと言っていますね。

第3パラグラフ第①文、文頭のstillは「しかし」。訳は、しかし研究者や法律の専門家はこのような脳のスキャニングが嘘発見器として使われる日を思い描いている、です。第②文、うそ発見器には重大な瑕疵があるので一般的に裁判では認められていません。第③文、submitは「屈する、甘受する」、訳は警察の取り調べにおいてスミスはうそ発見器にかけられそれを甘受したといっています。そして判事はそのような結果は裁判で認めてはいけないのです、と言っています。ですから裁判では証拠としてのうそ発見器は取り入れていないのですね。筆者は、この発言を取り入れることで論理的に「MRIがうそ発見器として機能するとしても、裁判では証拠となりうる可能性は低い」ということを暗示していますね。

次回はでは、MRIという最先端科学の研究結果は本当に信頼できないのか?といった検討に入っていきます。お楽しみに。

2014年12月10日

第10回 テーマ「最先端科学と法」その④

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第4パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その4 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶4 Smith’s attorney, Andrew V. Jezic, argued in court that the MRI test should be allowed, and neuroscientists sparred over the credibility and usefulness in a jury trial.

¶5①Prosecutors hate the idea, saying that replacing living, breathing suspects with a stack of colorful brain images would upend the legal system. ②“The jury’s the decider of credibility,” said John Maloney, Montgomery deputy state’s attorney, who argued that Smith’s brain scans are worthless.

¶6①But Smith, who is facing his second murder trial in the case after an appeals court threw out an earlier conviction, says it’s an important tool to back up his account. ②“After fighting for everybody else’s freedom . . . to be put in prison for a crime I did not commit was extremely frustrating,” Smith said. ③“It may not be perfect, but it’s definitely something reliable and should be considered.”

第4パラグラフ、ここでの訳は「スミスの弁護士であるアンドリュー・ジェズイックは法廷でMRIテストを認めるべきだと述べた。陪審員裁判においてはMRIが信頼性をもつかのか、有用であるのか、に対して脳神経学者たちが議論を交わした」ですね。ここで陪審員裁判は主に刑事裁判において「有罪か否か」の判断のみを裁判官から独立して一般市民の中から無作為に選定された市民が決定する裁判制度です。日本の裁判員裁判は量刑まで決めますが、アメリカの場合、量刑は裁判官が判断します。つまり、「有罪なのかどうか」に絞って陪審員は判断を下すのです。argueは「意見を主張する」。sparrは「激論を交わす」です。

第5パラグラフ、①prosecutorは「検察」です。検察側としてはアンドリューの主張を拒否します。理由は「生きて、呼吸している(生身の)容疑者」を「たくさんの色のついた脳の図」に置き換えることは「司法制度」を「ひっくり返してしまうことだ」と言っています。ここでのcolorful brain imagesは、テレビ番組で脳科学者が「今、ここの部位が働いています」と説明しながら見せる色のついた脳のスキャニング図が思い浮かべばしめたものです。検察側は生身の容疑者の姿をじかに見て声を聴き、その立ち振る舞いを観察することが大切で、それが陪審員裁判が司法制度に組み込まれた理由であるから、それをせずに脳のスキャニングの図が生身の容疑者にとって代わってはならないと言っているのですね。replace A with Bは「Aの代わりにBを使う、BをAに代用する」です。②モントゴメリーの次席検事であるジョン・マロニーはスミスの脳のスキャニングは価値がないとしていて「陪審員こそが信頼性の決定するのだ」と言っているのです。attorneyは混乱しやすいかもしれませんがここではstate’s attorneyで「州検事」。 deputyは「次席」です。スミス側の弁護人ではありません。証拠となる証言も生身の人間(ここではスミス)が行い、その信憑性も生身の人間(ここでは陪審員)が行うべきでそこに、脳のスキャニングの結果という「モノ」を持ち込む必要はない、といわけですね。

第6パラグラフ、①しかしスミスは「これ(MRI)は自分の説明をバックアップしてくれる意味のある大きな手段である」と言っています。実は彼の今回の裁判は2度目の審理です。1度目の裁判での有罪判決に対して控訴したスミスの主張が認められたのです。appeals court は控訴(上告)裁判所。threw out は「却下する、取り下げる」an earlier conviction は「前回の裁判での有罪判決」です。②ここでは…の後の文の主語がつかめたかがポイントですね。まず「私が他のみんなの自由のために(戦争で)戦った後で、、、」のfor everybody else’s freedomは次の文との対比ですね。次の文の不定詞はこの文の主語ですね。「牢屋に入れられること」です。動詞は少しあとのwas。crime I did not commitの部分はcrime とIの間にwhichをいれるとわかりやすいですね。「わたしが犯していない罪」 です。frustratingは「いらいらする、悔しい、がっがりする」です。思い通りにならないことですね。ここの通しの訳は「皆の自由のために戦ったのに、やってもない罪で牢屋に入れられて自由を奪われるなんて悔しくて我慢できない」くらいでいいでしょう。③はスミスの主張です。「それ(MRI)は完璧じゃないかもしれない。でも確実に信頼できるものであるし、少なくともよく考えるべき対象だ」です。

双方の意見がでてきましたね。次回はでは、この事件は検察が言うとおり殺人事件なのか、スミスが言うように自殺なのかを検討する具体的な中身と、取り調べごとに様々に食い違うスミスの証言の変遷をみていきます。お楽しみに。

2014年12月17日

第11回 テーマ「最先端科学と法」その⑤

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第7パラグラフから第9パラグラフを取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その5

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶7①Smith and McQueen, who had served together in Afghanistan and shared a Gaithersburg apartment, hung out the night of Sept. 25, 2006, drinking beer and smoking marijuana, loupe papers say. ②They went to a VFW and played pool. ③Just before 1 a.m., Smith called 911. ④“Oh my God, help me,” he sobbed, telling the dispatcher that he had found McQueen dead.⑤ “I dropped him off at the house, and I came back, and he had a big hole in his head.”

¶8①When officers arrived, they found Smith, with blood on his hand, face and clothes, vomiting outside the apartment, loupe papers say. ②McQueen’s body was in a metal chair in front of a flickering television. ③They didn’t find a gun.

¶9 In evidence that is key to the prosecution’s case, Smith would later give detectives three accounts of what happened, loupe papers say.

第7パラグラフ。①人名のうしろにカンマがあればカンマ以降はその人物の肩書などの紹介です。2つ目のカンマの後ろにつなぐようにカッコに入れてしまってください。訳すときはここで切ってしまうとうまく訳せます。Smith and McQueenの主語はhang out、「うろつく」です。最後のloupe papers sayですが、loupe papersは「裁判記録」、sayは人物以外の主語にも使います。「書いてある・言っている・示している」です。訳すと、スミスとマクイーンはアフガニスタンに派遣されゲイスバーグのアパートでルームシェアをしていた。二人は2006年の9月25日の夜に外出しビールを飲みマリファナを吸ったと裁判記録に残っている、となります。

②二人はVFW はVeterans of Foreign Warsの略で軍人のための施設でたいていバーがあります。played poolのpoolは「ビリヤード」です。訳は二人はVFWに行ってビリヤードをした、です。③の911は前にも出てきましたね。日本の場合の110と119を合わせた緊急ダイヤルです。ちょうど1時前にスミスは警察に電話をしてきた、です。④Oh my Godは驚いた時の表現です。sobbedはsob「すすり泣く」の過去形です。dispatcherは日本語では「オペレーター」がいいでしょう、911をかけてきた人の話を聞き近くにいるパトカーや近隣の消防署に指令を出す人です。dispatchのもともとの意味は「派遣する」です。 found McQueen deadはfind O Cで「Oが~であるのがわかる・みつける」ですから「マクイーンが死んでいるのを見つけた」です。通した訳は「ああ、大変だ。助けてくれ」彼は泣きながらマクイーンが死んでいるのを見つけたと911のオペレターに話した」です。⑤dropped 人 off at ~は「人を(車で送って)~でおろす」です。 had a big hole in his headは文字通り「頭に(拳銃で)大きな穴が空いていた」です。

通した訳は「彼を家のところで車でおろした。そしてあとで戻ってみたら、頭を打ち抜かれていたんだ」です。

第8パラグラフ。①ここでは分詞構文で文を短くしてリズム感を出しています。動詞が時系列に並び、緊迫感を生み出していますね。動詞は arrived, found , vomiting(ここでは分詞) ですね。これだけでも情景が浮かびませんか? , with blood on his hand, face and clothes,の部分はカンマが2つなのでカッコにいれます。with A Bの形です。Bには場所がきていますね。訳は「血液が手や顔や服についた状態で」です。通すと、「警察が着いたとき、手、顔、服に血を付けたスミスがアパートの外で吐いているところを目撃したと記録に残っている」です。

②body は「死体」、 in a metal chair「 金属製の椅子に座って」a flickering televisionはテレビ放送が終わった後の画面の「ザーといった砂嵐」の状態ですね。flickerはちかちかと「点滅する」です。通すと「マクイーンの死体は金属製の椅子に座ったままで、テレビはついたままだった」です。③ここでのtheyは警察です。訳は「警察は銃を発見できなかった」です。

第9パラグラフ。In evidenceは「証拠の中で」。次のthatは関係代名詞で先行詞はevidenceです。key to~は「~へのカギ」caseは多義語です①事例②場合③問題④患者⑤立場⑥訴訟事実などですね。ここでは⑥ですね。主節は「スミスはのちに3つの説明をすることになる」ですね。通した訳は「検察が採用した証拠において、スミスはのちに3種類の説明をしている、と記録に残っている」ですね。

ようやく事件が見えてきました。目撃者がいないわけですね。状況と自白からスミスがルームメイトを殺害したのかどうかの判断がなされるわけです。次回はスミスの証言がでてきます。お楽しみに。

2014年12月24日

第12回 テーマ「最先端科学と法」その⑥

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第10パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その6

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶10①The first time, Smith said he’d been out and returned to find McQueen dead with no gun in the house. ②Pointing to possible suspects, he said McQueen had argued with some Hispanic men in the past.③In version two, Smith returned to find McQueen dead with a gun in his hand. ④In version three, Smith was in the apartment and McQueen shot himself.

¶11①Smith said McQueen used Smith’s gun, and he panicked.② He removed the bullets and tossed them and the gun in a nearby lake. ③Outside of crimes caught on video or solved with DNA, few pieces of evidence offer clear proof of guilt. ④Eyewitnesses can make mistakes, and problems have been found in hair and fiber analysis and arson investigations. ⑤Maryland judges tell jurors to use their common sense and life experiences to decide whether witnesses are being truthful.

¶12①Frank Haist, assistant professor of psychiatry at the University of California at San Diego, analyzed Smith’s brain scans. ②He was hired as a consultant in Smith’s case for No Lie MRI, a firm commercializing the technology. ③ In his own research, Haist has used brain MRIs to study how people of different ages and races and those with autism process faces.

第10パラグラフです。①の訳はそれほど難しくないですね。最初の話ではスミスは外出して戻ってみたらマクイーンが死んでいた、銃は家の中になかったと言っていた、という訳ですね。he’d been out and returned to findは時系列に動詞が並んでいますね、そしていつものfind O C(OがCだとわかる)です。②ですが、分詞構文ですから接続詞を補って「そして指摘した」、と訳すとうまくいきます。指摘した内容はpossible suspects「容疑者の可能性のあるものとして」過去にマクイーンがヒスパニック系の男たちと口論していたと言った、ですね。③の文頭では2つ目の話が出てきます。スミスの話のバージョン2です。ここでは、スミスが戻ってみるとマクイーンは手に銃をもったまま死んでいた、です。最初の話と食い違っていますね。④ではスミスの話のバージョン3です。ここではスミスはアパートにいてその時、マクイーンが自分で自分を撃った、ということになっています。もうどれが本当の話なのか、また彼の話の中に本当の話自体があるのかわかりませんね。

第11パラグラフです。①マクイーンはスミスの銃を使ったので(スミスは)パニックになってしまったと言っている、です。自分の銃を使ってルームメイトが自殺したのでパニックになったというわけです。これは意味が通りますね②スミスは銃から弾を抜き、銃と弾を近くの湖に投げ捨てたと言っている、です。③は一般論ですね。outside of Aは「A以外では」です。

crimes caught on video or solved with DNAのcaught と solvedは過去分詞ですね。この部分は「ビデオをもとに逮捕されたりDNAから解決された犯罪を除き」です。主節が準否定語のfewで始まっていますから「~はほとんどない」と訳します。clear proof of guiltは「明らかに有罪となる証拠」です。つまりデータとしてはっきりとわかる証拠がなければ有罪となりにくいということを表しています。④です。目撃者は間違うこともある、そして毛髪や繊維の分析さらには放火の捜査においても問題がみつかっている、です。つまり状況証拠や目撃証言も証拠として成り立たないこともあるというわけです。そこで⑤メリーランド郡の裁判官は陪審員に一般常識や人生経験を活用して目撃証言が本当かどうかを判断するように言ってる、という事実があるのですね。

第12パラグラフです。ここまでで筆者は100パーセント確実な証拠はほとんどないという意見を述べてきましたがいよいよ核心に入っていきます。カリフォルニア大学サンディエゴ校の精神医学の助教授であるフランク・ハイストはスミスの脳のスキャンを分析しました、です。

②の前半は彼はスミスの事件でコンサルタントとして雇われた、ですね。誰が雇ったのかというと No Lie MRIという会社です。どんな会社なのかはカンマの次ですねcommercializingは現在分詞で「~を商業化している」つまり、MRIの技術を商業ベースに乗せて会社を運営している「MRIにうそはない」という会社ですね。大胆なネーミングですね。 会社のアドレスを貼っておきますから興味があったら見てください。http://www.noliemri.com/

③In his own researchは「彼の独自の研究において」です。Haist has used brain MRIs to study は「研究のために脳のMRIを使ってきた」です。何を研究するのかはhow people ~ process faces「つまりいかに人間が顔処理をするか」です。ここで those with autismは「自閉症の人」 process facesは「顔処理をする」です。顔処理とは大雑把に言って、相手の顔を認識する手順をふむことです。自閉症の人は脳で少し違った働きをしているというのが一般論です。通した訳は「ハイストは様々な年齢や人種の人間と自閉症を持つ人の顔処理の仕方を研究するために脳のMRIを使ってきた」です。

次回はMRIについての詳しい説明が出てきます。おたのしみに。

2014年12月31日

第13回 テーマ「最先端科学と法」その⑦

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第13パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その7 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶13①If Smith chooses to testify at trial, Haist said, “he would be asked and the jury would like to know: ‘Did he shoot Michael McQueen?’ ②Obviously, his answer would be no.”③Jurors would see whether Smith was sweating or not, Haist said. ④They would see whether he appeared nervous. ⑤And they would make judgments.

¶14①The scans, he said, would give them one more factor to consider.

②“You’re making a decision based on the way he looks, the way he acts. ③This is just another way he acts. ④It’s just looking at the way his brain is acting,” Haist said.

¶15Here’s how it works: Scientists use a machine called a functional MRI, which is similar to traditional magnetic resonance imaging but focuses on brain activity, not just structure.

13パラグラフです。①と②は問題ないですね。もしスミスが法廷で証言することを選ぶなら「彼はマクイーンを撃ったのか、ということを聞かれるでしょうし、陪審員もそれを知りたがるでしょう」とハイストは続けます。明らかに彼の答えは「ノー」でしょう。③ここの訳は、ハイストは「陪審員はスミスが汗をかいているのかいないかを見ることになるでしょう、と言っています、ですね。証言中に汗をかいていれば一般的に「怪しい」という印象を与えますよね。④です。ここの訳は「スミスが神経質なっているかどうかも見てわかります」です。⑤の訳は(その見たものをもとにして)「陪審員は判決を出すことになります」ということですね。

14パラグラフです。①の訳です。ハイストは「MRIスキャンは考えるべき別のもう一つの要因を提供します」です。ここでone more factor to considerは不定詞の形容詞用法ですね、名詞にかけて訳します。「考えるべき追加的な要因」ですね。②ここも一般論ですね。make a decision based on ~は「~に基づいて意思決定をする」です。the way SVは「sがvするやり方」よってthe way he looksは彼の見え方つまり「どのように彼が見えるのか」です。 the way he actsは「どのように彼が行動するのか」ですね。通すと 「陪審員も含めて、あなたたちはスミスがどのように見えるかや、どのようにふるまうかを見てそれに基づいて意思決定をしますよね」ですね。③でハイストはMRIのことに言及します。another は「さらにまた別の」です。訳は「ここにまた別の彼の行動の仕方を表すものがあります」くらいでいいでしょう。それの説明が④ですね。つまり「それはまさに脳の働き方を見ているものなのです」といっているのですね。スミスの立ち振る舞い、話し方、汗のかき方、といった外見上のact(行動)とは別に脳のact(働き)を一つの対象として挙げているのですね。この要因も、彼を評価する際の要因の一つに加えるべきだといいたいのですね。

15パラグラフ。コロンまでを見ましょう。Here’s~はHere is ~の省略形で「ここに~があります」ですね。この文での「ここ」はコロンより右側のことを指しますね。workは「機能する」が汎用性があっていい訳だと思います。通すと「以下の文がいかにMRIが機能するかの説明です」です。コロンより右の文です。訳は「科学者は 機能MRIと呼ばれる機械を使います」です。

 , whichの訳仕方は「そしてそれは」です。magnetic resonance imaging は「磁気共鳴画像」のこと、つまりMRIの正式名称ですね。訳は「従来のMRI装置に似ているが」 その焦点は脳構造ではなく脳の活動に当てられる、です。ここで補足ですが、脳を輪切りにした画像からMRI で知ることができるのは脳の構造です。しかし、ここで機能MRIとの違いが出てきます。機能MRIでは脳の血液中のヘモグロビンを観察することで血流を図ります。対話や音楽などで被験者にある刺激を与え、血流を観察し、増加していれば活動している、という結論を得るわけです。つまりある刺激に対して脳のどの部位が活動しているのかを知ることができるわけです。

興味のある人はwww.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~tyam/projects/other/fMRI.pptなどが参考になります。

次回はさらにこの機能MRIを使った実験が出てきます。面白いですよ。お楽しみに。

2015年1月07日

第14回 テーマ「最先端科学と法」その⑧

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第16パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その8 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶16①Over more than a decade, researchers have devised a series of experiments using those scans to see what lying looks like inside the brain.

②A University of Pennsylvania study asked subjects to lie about holding a five of clubs. ③In another study, men in Hong Kong were shown images and asked to lie about their feelings about them. ④Accuracy rates for picking out the deceptions topped 90 percent in some cases.

¶17①Harvard Medical School assistant professor Giorgio Ganis hit 100 percent in a study that asked students to lie when they saw their birth date. ②“We probably got a little bit lucky,” Ganis said.

¶18In Smith’s case, technicians instructed him to lie as he answered several questions about his military service, including: “Were you ever deployed in Iraq?” He was but said he wasn’t.

16パラグラフです。①Over more than a decade,はa decadeが10年ですから、「10年以上にわたって」。 researchers have devised は「考案する」a series of は「一連の」experiments usingは分詞で「~をつかって」。to seeは目的を表す不定詞の副詞的用法です。ここでは「調べるために」ですね。 what lying looks likeはwhat ~looks likeで「~はどのように見えるか、~とはどのようなものか」です。ここでの~はlyingで「うそをつくこと」ですね。通した訳は「10年以上に渡り、研究者たちはこうしたスキャンを使ってうそをついたときに、脳の内部がどのようになるのかを調べるために一連の実験を計画を立て実施してきた」です。

②です。ここでは今述べた実験の例が挙げられています。subjectsはここでは「被験者」ですね。訳は「ペンシルバニア大学の研究チームは被験者に5本の棒を持っている、とうそをつくように指示をした」です。③です。訳は「また別の研究では香港の人間に何枚かの画像を見せ、見た画像について感じた感情をうそをつくように指示された」です。 men in Hong Kongは香港にいる人なのか香港出身なのかここだけでは不明ですが重要ではないですね。大事なのはどのようなうそがつかれていたのかということですから。ここでは事実とは違うことを②ようにうその具体的な内容を指示されて述べさせられたのか③のように自分で作り述べるよう指示させられたのかが大事ですね。④です。Accuracy rates は「正確さの精度」、この部分が主語ですね。 pick out は「見分ける、探して突き止める」。 deceptions「だますこと」。 top はこの文の動詞で「上回る」です。 in some casesは「いくつかの例、実験において」です。通すと「いくつかの実験ではうそを見分けた正確性は90%を上回った」です。

17パラグラフ。①です。ここの訳は「ハーバード大医学部のジョージオ・ジェニス助教授は学生が自分の誕生日を見せられた時にうそをつくよう指示された実においては100%を記録した」です。補足です。例えばある実験で学生は何枚かの数字の書かれた画像を何枚も見せられるのですが、見せられるたびに「これがあなたの誕生日ですね」と実験者に言われるのです。被験者である学生は自分の本当の誕生日の数字を見せられても「いいえ」と答えるのです。実験者は被験者の脳の活動を機能MRIで分析して「この答えはうそだ」と見破るわけです。その見破った率が100%だったというわけですね。②です。ここは簡単ですね謙遜した方言です。訳は「私たちはちょっとついていただけですよ」とジェニスは言いました、です。

18パラグラフ。①です。コロンの前までですが、In Smith’s caseは「スミスの事件においては」ですね。technicians は技師。機能MRIの技術スタッフですね。これが主語です。instructed ~to… は「~に…と指導する」です。ここでのasは「~するときに」 military serviceは「軍務経歴」ですね。 including:はコロンより右側を「含めて」。通すと「スミスの実験では、スミスにいくつかの質問に答えるときにはうそをつくように技師から指示を受けていた、その質問には彼の軍での経歴が含まれていた」です。

コロンの右側です、英文では具体的な中身が示されます。ここでは、その質問は「あなたはイラクに派遣されたことがありますか」です。 ②です。ここでは省略を補うと読めますね、He was (deployed in Iraq)but (he)said he wasn’t(deployed in Iraq)ですね。つまり「彼はイラクに派遣されたが、そうではないと言った」という訳です。

次回はこのスミスの機能MRIの結果がでてきます。お楽しみに。

2015年1月14日

第15回 テーマ「最先端科学と法」その⑨

実験道具

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第19パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その9 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶19①They also asked him “target questions” about his roommate’s death. ②Among them: “Did you shoot Mike McQueen?”

¶20The scientists then compared the images of his brain activity: those taken when they knew he was lying with others captured as he responded about McQueen’s death.

¶21“We know what Gary’s brain looks like when he’s trying to lie,” Haist said. And when he was answering questions about whether he killed McQueen, “it doesn’t appear the same as when he’s lying.”

¶22But Haist said the tests can’t conclusively determine when someone is being honest.

¶23“The MRI is not a truth machine,” he said. “I can’t say with certainty that he is telling the truth.”

ここからは短めの文(1行)を中心に進んでいきます。

第19パラグラフ 

①targetは「標的」です。ここでquestionsと複数形になっているのに注意してください。訳は「彼ら(研究者)は彼(ゲイリー)にルームメートの死に関し「いくつかの核心にいたる質問」もします。」です。②は「それらの中には」、つまり「そうした核心の質問の中には」です。通した訳は「そうした質問の中には「あなたはマイク・マクイーンを撃ちましたか」といった質問もありました」です。

第20パラグラフ

compared は「比較する」です。compared A with B で「AとBを比較する」です。imagesは「画像」です。brain activityは脳の活動箇所。コロンの左までの訳は「そして、科学者たちはゲイリーの脳の活動箇所の画像を比較しました」です。ここでコロンがありますが、何と何を比較したのかの答えが右にでてくるのですね。まずthoseですが、この単語を見たら受験生は①thatの複数形②~の人(々)の2つの処理方法を思い出してください。thatは接続詞、関係代名詞、形容詞、副詞など様々な場面で使われますが(この「thatの識別」はまたの機会でやります。とても重要項目です。)ここでは指示代名詞のthatの説明をします。まず、一度出てきた名詞は①it ②that ③oneのいずれかで置き換えます。違いは「itはそのものズバリ」。 thatとoneは「it以外のもの」を受けますがoneは不可算名詞を受けることができません。thatは可算・不可算どちらの名詞も受けられますが、後ろに修飾語がついてることが多いです。つまりThe population of Yokohama is larger than that of Osaka.(横浜の人口は大阪より多い)ではthatの部分は日本語に反映されなくても差し支えありませんが英語では比較の対象が人口の多さですから、この部分も原則として残ります。thatは指すものはpopulationです。本文ではthatではなくそれの複数形thoseが使われているのでここよりも前の部分から名詞の複数形を探せばいいですね。そうです。the images がみつかりましたね?そしてここに過去分詞が後置修飾しています。those(=images) takenで「取られた画像です」ね。compared A with B (AとBを比較する)のBの部分です。withの後ろのothersは先のthoseと対照していますね。imagesを指します。others captured も同じ構造ですね。captureは「映す・捕える」です。as he respondedのasも対比ですからwhenの働きと同じですね。通すと「科学者たちは彼がうそをついているとわかっているときにとった画像とマクイーンの死に関して彼が話しているときに撮ったときの画像を比べた」です。

第21パラグラフ

① what A look likeは「Aはどのように見えるか」です。訳は「ハイストは「私たちはゲイリーがうそをつこうとしているとき彼の脳がどのように見えるかはわかっています」と言っている」です。②ここは難しい単語はありませんね。訳は、彼がマクイーンを殺害したかどうかについての質問に回答した時「それ(脳の画像)は彼がうそをついているときのものと同じには見えませんでした」です。

第22パラグラフ

ここも難しい単語はありませんね。 conclusivelyは「結論として・決定的に」when someone is being honestは誰かが正直でいる状態の時に、が直訳です。訳は、「ハイストはこのテストでは、その人が正直にものを言っているかを最終的に決定するわけではないと話している」です。

第23パラグラフ

ここもあまり難しくないですね。with certaintyは「確信をもって」です。訳は彼は「MRI真実を図る装置ではない。確信をもって彼は正直にものを言っているとは言えない」です。

彼のうそを見破ることと言っていることが信じるであることは必ずしも一致しないということですね。 その適用が次回以降出てきます。お楽しみに。

2015年1月21日

第16回 テーマ「最先端科学と法」その⑩

本

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第24パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その10 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶24 Other experts said the scans don’t prove whether Smith is being either deceptive or truthful.

¶25 New York University neuroscientist Liz Phelps told the court that there is “no evidence” that the scans are useful in revealing a “real-world, self-serving lie.”

¶26 ①Stanford neuroscience professor Anthony D. Wagner, called by prosecutors, said that “it’s premature” to use the tests in court.②“I, personally, don’t know how the literature is going to play out in the long run. . . . I’m not concluding that it can never be shown,” he said.

第24パラグラフ

Otherは「その他の」です。some~に対応する表現です。もちろんothersでもかまいません。prove whether SV は「SVかどうか証明する」です。deceptiveは「 欺瞞的な、虚偽の、誤解させる、欺くような」です。つまり「真実をそうでないようにしたり、その逆をする様子です」。 either deceptive or truthfulは「だまそうとしているのかそうでないか」でいいでしょう。通した訳は「他の専門家はスキャンはその人がだまそうとしているのかそうでないのかを証明するものではないと言っている」です。

第25パラグラフ

told the court は「法廷で証言した」です。 …that there is ~ の部分ですが、thatはthat以下の内容とthatの前の名詞をつなぐ同格の接続詞です。訳し方は、「~という…」か「…つまり~」が一般的です。no evidenceは「証拠がない」。名詞の前にnoを置くとその名詞が存在しないという意味になります。しかも強調の意味を持ちますので「全く~がない」という気持ちが入ります。in~ingは「~するときに、~の点において」です。revealは「~を明らかにする」です。real-world は「現実の実社会」です。self-serving lieは「自己の利益になるうそ」です。ここで-(ハイフン)は2つの単語をつなぐ役割をします。つながれた部分は形容詞として働くことが多いです。例えば「4歳の男の子」は a four-year-old boyです。このように、つながれた部分は複数形になりません(ここではyearsにならない)。また、形容詞として働くので可算名詞を修飾している場合には形容詞の前に冠詞がつきますね。ここでa “ ~ lie”とaがカッコに入ってないのは法廷でのリズの証言部分とは厳密には異なるからでしょう。筆者が文法的に補ったのですね。あまり気にしなくて構いません。ここまでを通すと、ニューヨーク大学の神経科学者リズ・フェルプスは法廷で「スキャンは、現実の世界でついた自己の利益になるようなうそを明らかにする、という点においては有用であるという証拠は全くないのです」と証言した」です。

第26パラグラフ

①prematureは「早すぎる」です。testsは文字通り「テスト、テストの段階」ですね。つまりまだテスト段階のものを公式な場所に持ち込むにはまだ早い、と言うわけです。通すとスタンフォード大のアンソニー・D・ワグナー教授は検察に呼ばれて「テスト段階のものを法廷に持ち込むのは時期尚早」だと言った、です。②how the literature is going to play outの部分はhow~で「どのように」 the literatureは「文学」ではなく「研究・筋書き」くらいでしょう。play outは「最後まで演じる」ですから、ここでは「判明する」くらいでいいでしょう。I’m not concluding that ~は「私の結論は~だ」ですね。it can never be shownの部分でのitはこの研究のことですね。受け身になっています。「見られることはできない」とは「採用されることはない」ということですね。通した訳は、「私は個人的にはその研究が最終的にどのような結果をもたらすかはわからないが、法廷で採用される可能性はないと思う」と言った、ですね。

ここまでで、MRIを巡って2つの意見が対立してきましたね。法廷で断固として採用しない側とそれを崩そうとする側。次回もこの対決が続きます。お楽しみに。

2015年1月28日

第17回 テーマ「最先端科学と法」その⑪

本

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第27パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その11 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶27①Smith first went to trial in 2008, and he was convicted of a form of second-degree murder known as “depraved heart murder,” which does not require that the state prove intent in the killing but rather “an extreme disregard for human life.②” After the verdict, jurors told The Washington Post that they didn’t linger on the question of motive, instead focusing more on Smith’s behavior after the shooting.③The jury keyed on Smith’s dumping of the gun and bullets. ④“That was one of the defining moments of finding his guilt,” one juror said.

¶28 Smith spent nearly four years behind bars before Maryland’s highest court threw out the conviction and sent the case back for a new trial, finding that the judge unfairly blocked testimony on McQueen’s state of mind.

¶29 McQueen had been arrested in Atlanta on a DUI charge, and Smith’s defense attorney wanted jurors to hear from an officer who said McQueen “appeared depressed . . . and said ‘this is the last thing I need in my life right now,’ ” according to court papers.

第27パラグラフ

①was convicted of ~は「~による有罪判決を受ける」です。second-degree murderは「第2級殺人」です。known as~は「~として知られる」です “depraved heart murder,”は「悪意ある殺人」です。 ~, whichはそこまでの文を一度そこで区切り、「そしてそれは」と訳します。 does not require that~は「~を必要としない」です。the state prove intent の部分はthe stateとproveとの間にが省略されていると思えばいいですね。stateは「状況」です。intentは「~する意志、故意」ですね。その状況には「故意」があることの証明がなくてもいいということです。in killingは「殺人において」です。but ratherは「むしろ」くらいでいいです。extremeは「極度の」disregardは「無視」です。disregard for human lifeは「人権無視」です。通すと、スミスは2008年に最初の裁判を受け、「悪意のある殺人」として知られる第二級殺人の形で有罪判決を受けました。それは殺人に(殺そうとする)意志があることを証明する必要はなく、むしろ極度の人権侵害があることがあればよいものでした。

②the verdictは「判決」です。jurors は「陪審員です」。The Washington Post「ワシントンポスト紙」です。linger on ~は「~に手間取る、ぐずぐずする」です。motiveは「動機」, instead ~の訳は気を付けてください。「そうではなくて~」と訳します。A instead of B は「Bの代わりにA」ですから、Aが〇でBが×ですが、A , instead Bは「A、そうではなくB」と訳しますから。Aが×でBが〇になります。focusing more on ~は「~により焦点を置く」です。通した訳は「判決の後で、陪審員はワシントンポスト紙に動機の問題については手間取りませんでした。それよりも発砲の後のスミスの行動に焦点を置いたのです、と話しました」ですね。③keyed on~は「~に焦点を当てる」です。dumpingは「捨てること」です。bulletsは「弾丸」です。通すと「陪審員はスミスが銃と弾を捨てたことに焦点を置いた」です。④the defining momentsは「決定的瞬間」です。この文の訳は「それは彼が有罪であるとわかる決定的瞬間の一つです、と陪審員の一人が述べた」です。

第28パラグラフ

Smith spent nearly four years behind bars before Maryland’s highest court threw out the conviction and sent the case back for a new trial, finding that the judge unfairly blocked testimony on McQueen’s state of mind.

この文は長いですが構造がつかめましたか? Smith spent A before B, finding C.ですから、「Cだとわかったとき、Bする前に、スミスはAを過ごした」ですね。

まずCの部分です。unfairlyは「不当に」です。 blockは「邪魔をする」です。testimonyは「証言」です。McQueen’s state of mindは「マクイーンの心の状態」です。通すと、「判事がマクイーンの心の状態に関しての証言を不当に隠したことが分かったときに」ですね。Bの部分です。threw outは「投げる」ですがここでは「差し戻す、拒否する」くらいでいいでしょう。 the convictionは「有罪判決」です。「メリーランドの高等裁判所が有罪判決を拒否して、新たに裁判をやりなおすように差し戻す前に」です。Aの部分です。behind barsは「牢屋で」です。通すと「スミスは約4年を牢屋で過ごした」ですね。構造を踏まえた上での訳は「裁判でマクイーンの心の状態に関しての証言が不当に採用されていなかったという理由で、メリーランドの高等裁判所がスミスの有罪判決を破棄して、新たに裁判をやりなおすように差し戻すまでにスミスはすでに4年間の投獄生活を送っていた」です。

第29パラグラフ

McQueen had been arrested in Atlanta on a DUI charge, and Smith’s defense attorney wanted jurors to hear from an officer who said McQueen “appeared depressed . . . and said ‘this is the last thing I need in my life right now,’ ” according to court papers.

arrestは「逮捕する」です。 DUIは「酒気帯運転(=driving under influence)」です。 chargeは「罪状」defense attorneyは「弁護士」です。an officerは「警察官」です。appeared ~は「~のようにみえる」depressedは「落ち込んでいる、滅入っている、鬱である」です。‘this is the last thing I need in my life right now,’ の部分はマクイーンのセリフです。thingとIの間には関係代名詞whichが省略されています。the last thing I needは「私がもっとも望まないこと」です。according to ~は「~によると」です。court papersは「裁判所の記録」です。通すと「マクイーンは飲酒運転でアトランタで逮捕されたことがあります。スミスの弁護士は、そのときの裁判記録の警官の「彼は落ち込んでいるようにみえました。そして、もう生きていても仕方ないと言っていました」という証言を陪審員にみてほしいと言っています」となります。

スミス側はMRIのほかにマクイーンは自殺だったという客観的な証拠を集めて無罪を主張していこうとしていますね。MRIだけでは法廷での勝ち目はないとよんでいるのでしょう。次回はさらにマクイーンの家族の証言も出てきて、いよいよこの記事の締めくくりに向かっていきます。おたのしみに。

2015年2月4日

第18回 テーマ「最先端科学と法」その⑫

DNA

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第30パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その12 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶30 ①After McQueen’s death, his family rejected the idea that he was depressed or suicidal. ②McQueen’s father, who has since died, asked the judge to hold Smith accountable “for not the death — but the murder” of his son.

¶31 ①“I expected to live my whole life with my brother,” Otto McQueen told the judge. ②“I didn’t get that. ②None of our family got that.”

¶32 ①Beginning this week, a new jury will be seated to hear Smith’s case. ②It won’t hear about Smith’s MRI results because Johnson ruled that they were inadmissible even though he was captivated by the debate.

第30パラグラフ

rejectは「拒否する」です。 the idea thatのthatは同格の接続詞ですね。同格の訳しかたは、「~つまり…」または「…という~」でしたね。depressは「落ち込ませる、鬱にさせる」と言う意味の他動詞ですね。彼女は落ち込んでいるはshe is depressed と言います。 suicidalは「自殺の、気のめいった、自滅の」ですから「自暴自棄な」くらいがいいでしょう。通した訳は、マクイーンの死後、家族は「彼が鬱状態で自暴自棄だった」という考え方を拒否している」ですね。②です。この文はまず、カンマに囲まれた, who has since died,の部分をいつもの通り(  )に入れてしまいましょう。そうするとSVが浮かび上がってきますね。「, who」の処理は「そしてその人は…」です。この部分は追加情報です。関係詞の非限定用法と呼ばれます。ここでのsinceは副詞で「それ以来」です。ここでま「もう今では」くらいでいいでしょう。ask人to不定詞は「人に~を頼む、求める」です。accountableは「説明責任がある、非がある」と言う意味の形容詞です。hold~accountable for…で「…に対して~に責任を持たせる」です。not the death — but the murderはnot A but B構文で「AではなくB」ですね。訳は「マクイーンの父は今では亡くなっているが、裁判官に彼の息子の死についてではなく殺人についてスミスに責任を持たせることを求めている」です。つまり。マクイーンが自殺願望があったことを論じるのではなく、殺した(と彼が思っている)側のことをもっと論じてほしいと言っているのですね。

第31パラグラフ

① expected to は「~したいと思っていた(が実現しなかった)」と言う意味です。

live my whole life は「ずっと生きていく」です。 my brother,” Otto McQueen told the judgeの部分はニュース英語によく出てくるパターンです。ここからOtto McQueenはなくなったマイケル・マクイーンの兄弟であることが分かります。その部

分をさらっと挿入的に彼の発言の中に入れていますね。訳は、マイケルの兄弟のオットーさんは「私はマイケルとずっと一緒に生きていけると思っていた」と言っているですね。 ②“I didn’t get that.は会話でよく出てくる表現です。getはもともと「手に入れる」です。thatは会話などで問題になっている「それ」です。訳は「それはどうしてもわからない、納得できない」くらいでいいでしょう。 ②None of ~は「誰も~ない」です。訳は「家族もみな納得できない」です。

第32パラグラフ

①Beginning this weekは「今週のはじめ」です。話題が変わりますね。be seatedは「座る」です。to hearは「聞くために」。直訳は「スミスの事件を聞くために新しい陪審員が席に着くでしょう」になりますから、通した訳は「今週のはじめに、スミスの公判に新たな陪審員が任命される」ですね。②It won’t hear about Smith’s MRI resultsのitは陪審員ですね。訳は「彼らはスミスのMRIの結果について聞かされること(審議すること)はないだろう」です。カンマより後ろがその理由です。ここでまずeven though ~は「確かに~だが」です。even ifは「たとえ~であっても」です。似ていますが全く違うので要注意ですね。be captivated by~は「~に惹かれる、魅了される」the debateはここでは「MRIを巡る一連の議論のこと」ですね。そしてSVはJohnson ruled です。ruleは「判決を言い渡す、決める」ですね。inadmissibleは「承認しがたい」ですね。theyはSmith’s MRI resultsを指します。理由の部分を訳すと「確かにMRIの議論は魅力的だがそれは認めることはできないとジョンソンが決定しているという理由で」ですね。

さて次回はいよいよ最終パラグラフに向かっていきます。MRIスキャニング結果と実験の持つ別の問題点も明らかにされます。お楽しみに。

¶33 The Harvard birth-date experiment was cited by both sides as an example of the power the MRI might wield and its potential shortcomings.

¶34 ①Researchers put undergraduates in a functional MRI and showed them a series of irrelevant dates. ②The students were asked to press a “no” button if the date didn’t mean anything to them. ③Ganis also threw the subjects’ birthdays into the mix, telling them to lie and press “no” when that date displayed. ④Using a computer trained to recognize brain patterns, the researchers could accurately detect when the students were being deceptive.

¶35 But the students also were taught how to outwit the machine by “imperceptibly” moving a finger or a toe — basically to imagine moving them — when irrelevant dates appeared. That itself made the dates relevant, Ganis said, and the accuracy rate plummeted to 33 percent. “You are recalling something meaningful when you see the meaningless dates,” Ganis said. “The MRI can’t tell what’s going on.”

¶36 Ganis said that he has nothing against using MRIs for lie detection in the future but that more needs to be learned first about how the guilty could use similar tactics to trick the machine.

2015年2月11日

第19回 テーマ「最先端科学と法」その⑬

DNA

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は第33パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その13

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶33 The Harvard birth-date experiment was cited by both sides as an example of the power the MRI might wield and its potential shortcomings.

¶34 ①Researchers put undergraduates in a functional MRI and showed them a series of irrelevant dates. ②The students were asked to press a “no” button if the date didn’t mean anything to them. ③Ganis also threw the subjects’ birthdays into the mix, telling them to lie and press “no” when that date displayed. ④Using a computer trained to recognize brain patterns, the researchers could accurately detect when the students were being deceptive.

第33パラグラフ

The Harvard birth-date experimentは「ハーバード大学で行われた誕生日の実験」ですね。つまり、被験者はランダムに数字を見せられて、自分の誕生日の数字を認識したとしても「そうではない」とうそをつくように求められたテストのことですね。 was cited by~は~「に引用された」です。

both sides は「両者」ですからここでは「MRIの賛同者とそうでない側のどちらにも」と言うことですね。the power the MRI might wield の部分は名詞の連続ですから関係代名詞の目的格の省略があると思ってください。the power とthe MRIという2つの名詞の間にthat(which)を補って読むのです。つまりthe power that the MRI might wieldになりますね。 wieldは「振り回す、使う」です。よって、ここでの訳は「MRIがもたらすであろう影響」くらいにしましょう。potential shortcomingsは「潜在的な欠点」ですから、MRIのもつプラスの影響力とマイナスの影響力を考えていますね。通した訳は「ハーバード大学での誕生日を使ったの実験はMRIが及ぼすであろう影響力とその潜在的な瑕疵の例として賛成側と反対側のどちらの側からも引用されています」ですね。

第34パラグラフ

①Researchers put undergraduatesは「学部生」です。put A in Bは「AをBの状態に置く」です。a functional MRIは「機能MRI」ですね。andの後ろのshowed の主語はResearchers ですね。この文の構造は「実験では研究者が被験者の大学生に機能MRIを受けさせ~を見せた」です。~の部分はa series of irrelevant datesですね。a series of ~は「一連の~」です。irrelevant は「無関係な」です。通すと「実験者は学生に機能MRIを受けさせ、一連の無関係のデータを見せました」です。

②The students were asked to press a “no” button は「学生は“ノー”ボタンを押すように指示された」ですね。その条件はif the date didn’t mean anything to themつまりもし、見せられたそのデータが見ている学生にとって何の意味も持っていなければ」ですね。意味を持たないのですから「ノー」は当然ですね。では意味を持つ数字のときはどうでしょうか?次の文につながりますね。 ③threw A into ~は「Aを~に投げ込んだ」です。the mixは「混合物」ですからここではいろいろな数字が書かれた実験に使われたデータを指しますね, telling them to lie and press は分詞構文ですね。構造はGanisは「threw~into the mix」して「telling them~」した、つまりジェニスは実験データのなかに被験者の誕生日をまぎれこませ、彼らにその数字が出てきてもうそをついて“ノー”のボタンを押すように指示した」ですね。つまり実際に無関係の数字でも関係ある数字でも「ノー」という答えを選ぶわけですね。

④Using a computer は「コンピューターを使って」ですね。どんなコンピューターなのかは後ろのtrained が分詞でcomputerを修飾していると気づいてください。 recognize brain patternsは「脳のどの部分が働いているかのパターン」と言う意味ですね。trainedは「訓練された」ですからここでは「組み込まれた」くらいでいいでしょう。通すと「脳のパターンを認識するよう組み込まれたコンピューターを使って」ですね。detectは「検出する」です when the students were being deceptiveはbe being ppの形ですから受け身の進行形ですね。deceptiveは「欺瞞的な」です。この文は「学生がだまそうとしていたとき研究者は実際にそれを見抜けました」ですね。

さあ、いよいよ次回はこの記事の最後の2パラグラフです。MRIの今後はどうなるのでしょう?お楽しみに。

2015年2月18日

第20回 テーマ「最先端科学と法」その⑭

精密機械

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。

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ここでは医学部受験に頻出である新聞、雑誌の時事英語を取り上げています。今回のテーマは「MRIが法的な証拠になりうるか」です。今回は最後の2パラグラフ以降を取り上げます。

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テーマ2「最先端科学と法」その14 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶35 ①But the students also were taught how to outwit the machine by “imperceptibly” moving a finger or a toe — basically to imagine moving them — when irrelevant dates appeared. ②That itself made the dates relevant, Ganis said, and the accuracy rate plummeted to 33 percent. ③“You are recalling something meaningful when you see the meaningless dates,” Ganis said. ④“The MRI can’t tell what’s going on.”

¶36 Ganis said that he has nothing against using MRIs for lie detection in the future but that more needs to be learned first about how the guilty could use similar tactics to trick the machine.

第35パラグラフ ①outwitは「出し抜く」です。outwit A by Bは「AをBという手段で出し抜く」です。“imperceptibly”は「ほんのわずかに、気づかれないほど」です。ここまでの訳は「しかし学生はほんのわずかに指や足先を動かすことで機械を欺くやり方も教えられた」ですね。次の— basically to imagine moving them —の部分は挿入ですね。訳は「基本的にそれらを動かすことを心に描くことによって」ですね。さらに when irrelevant dates appearedの部分は従属節です。訳は「無関係なデータが現れた時に」です。 通すと「実験で無関係なデータをみせられた時に学生は指や足先をわずかにそのデータに反応しているように動かすことで機械をごまかすことができることも学んでいた」くらいでいいでしょう。②That itself made the dates relevant,の部分のitselfは強調です。makeはmakeOCで「OをCの状態にする」の意味ですからここでは「データを関連のあるものにする」ですね。通すと「まさにこのやり方で無関係な数字も関連があるかのように思わせることができるのです」ですね。the accuracy rate は「正確な割合」です。plummetは「急降下する、激減する」ですね。 to 33 percent は「33パーセントまで」ですね。通した訳は「そのときの正確な正解率は33パーセントにまで急降下する」です。つまり、実験で「100%の結果を得ていた」と言うのは学生がまったく正直に実験を受けたケースであって、機械を混乱させようと小細工をしたときには50%どころか3回に2回の割で間違っている、つまり、「うそをついているかどうかこの機械を使った実験ではまったく見抜けない」と言っているのですね。ジェニスはそのことをさらに以下の文で続けます。③recallは「思い出す」ですsomething meaningful は「何か意味のあること」 the meaningless datesは「意味のないデータ」です。通すと「あなたは全く意味のないデータを見つつも何か意味のあることを思い出していることになるのです」ですね。ですから④でMRIでは何が起きているのかを知ることはできない」ということになるのですね。 what’s going onは「何が起きているのか」です。

第36パラグラフ ここの文は長いですが構文は Ganis said that A but that B.ですね。つまりジェニスは「Aではあるが、しかしBなのである」と言っている、ですね。ではAの部分とBの部分を見てみましょう。Aの部分はhe has nothing against nothing againstですね。頭から訳せますね?nothing against~は「~に反するものは何もない」ですね。using MRIs は「MRIを使うこと」for lie detectionは「うそ発見器として」 in the futureは「将来」ですから、「将来、MRIをうそ発見器として使用することには何ら反対する気はない」ですね。続いてBの部分は that more needs to be learned first about how the guilty could use similar tactics to trick the machineですね。ここでの主語はわかりますか? 動詞はNeedsですから、その左にあるmoreが主語ですね。よって「より多くのことが学ばれなければならない」ですね。firstは「まず最初に」ですね。 how the guilty could use の部分ですが、the+形容詞は「~の人(々)」という訳し方は大丈夫ですか?the oldは「年配者」、the richは「裕福な人たち」と訳します。guiltyは形容詞で「有罪の、罪に覚えのある」と言う意味ですから、「いかに罪の覚えのある人が使うか」ですね。その目的語はsimilar tactics、つまり「同じ戦術」 です。以下のto trick the machineの不定詞は「機械をごまかすために」と副詞的用法の目的で訳すのがいいでしょう。通すと「まず最初に、犯罪者がいかに機械をごまかすために同様の手段を使うことができるのかについて知るべきことがたくさんある」ですね。つまり、MRIを使った実験の結果は「脳の働く箇所がうそをついているときとそうでないときは違う」という興味深いものであるが、本当にうそをついていないのか、機械をごまかすためにテクニックを使っているのか、の判断がこの実験ではできないので法的証拠にはなるはずもなく、さらなる研究が必要だ、という結論ですね。しかし人が人を裁くという裁判に最先端の研究を持ち込もうとする姿勢は評価できると思います。そうした「試み」がなければ何も始まらないわけですから。こうしたことが大きな改革へとつながるものなのです。つまり「進取の気質」こそがいつの時代でもどんな世界でも世の中を動かしていくのですね。

今回の記事はここで終了です。読んでくださってありがとうございました。また新しい記事もお楽しみに。

2015年2月25日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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