医学部入試の英語対策に役立つ最先端科学や医療をテーマにした英文記事をエースメディカルみなとみらいの峰岸先生が徹底解説。

テーマ「3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る」

「時事英語」特別講義

テーマ「3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る」
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峰岸先生が医学部入試で頻出の『時事英語』を徹底解説!

第259回 「3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る」その1


皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。今日2020年5月のAFP配信の記事:3-D printers help save lives from virus in Italy(3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る)を読んでいきましょう。(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)

3-D printers help save lives from virus in Italy

(1)They may not be a miracle cure or a vaccine, but respirator valves from 3-D printers have helped coronavirus patients breathe a little easer in the Italian epicentre of COVID-19.

(2)Italy has thrown everything at a pandemic that has killed more than 6,000 people in just a month, more than anywhere else.

見出し

3-D printers help save lives from virus in Italy

この見出しはSVがあるのでわかりやすいですね。Sは3-D printers(3Dプリンター)で述語はhelp(手助けする)です。「何を手助けするのか」は save lives(命を救うこと)です。「何から救うのか」は from virus in Italy(イタリアのウィルスから)です。普通に訳すと「3Dプリンターがイタリアでウイルスから生命を守る手助けをする」となります。

訳:3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る

第1パラグラフ

They may not be a miracle cure or a vaccine, but respirator valves from 3-D printers have helped coronavirus patients breathe a little easer in the Italian epicentre of COVID-19.

この文の主語はTheyです。この記事の主語がいきなりTheyで始まっていて、前に指すものがありません。よってこの主語の中身は後から出てきます。述語はmay not be ~(~ではないかもしれない)です。~の部分はa miracle cure or a vaccine(奇跡の治療法でもワクチンでも)です。

次の部分の主語はrespirator valves (人工呼吸器のバルブ)です。これが文頭のTheyの中身です。from 3-D printersは「3Dプリンターからの)です。述語はhave helped (手助けしている)です。「誰が何をする手助けをしているのか」はcoronavirus patients (コロナウィルスの患者)がbreathe(呼吸すること)です。「どの程度手助けするのか」は a little easer(少し楽に)です。 in the Italian epicentre of COVID-19は「イタリアのコロナ感染症の震源地で」です。

訳:奇跡の治療薬でもワクチンでもないかもしれませんが、3Dプリンターから作った人工呼吸器のバルブがコロナ感染症のイタリアの震源地で患者が呼吸することを少し楽にする手助けをしています。

第2パラグラフ

Italy has thrown everything at a pandemic that has killed more than 6,000 people in just a month, more than anywhere else.

この文の主語はItaly(イタリア)で述語はhas thrown everything(あらゆるものを投入している)です。 at a pandemic は「パンデミックに」です。throw A at Bは「AをBめがけて投げる」です。atは一点をめがけるイメージです。that以下はpandemicの説明です。has killed more than 6,000 people は「6000人以上を殺している」です。in just a monthは「たった一か月で」です。 more than anywhere elseは「どこの国よりも」です。

訳:イタリアはたった一か月でどこの国よりも多い6000人の死者を出したパンデミックにあらゆる策を講じています

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いかがでしょう?今回はいまだ終息のめどが立たないコロナ感染症の記事です。ヨーロッパでも猛威を振るっていますが、その中心地のイタリアでの起きている事の報道記事です。医療に身近な科学技術が役に立っている好例です。楽しみながらこの記事を読みましょう。次回もお楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2020年10月28日

第260回 「3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る」その2

今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。

2020年5月のAFP配信の記事:3-D printers help save lives from virus in Italy(3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る))の第3パラグラフから読んでいきましょう。
(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)

3-D printers help save lives from virus in Italy

(3)Hospitals in the northern Italian heart of the outbreak have had to make life-and-death decisions about which patients to try and save, and which to send home.

(4)There are not enough beds, doctors, equipment — and the severe cases keep flooding in.

3-D printers help save lives from virus in Italy
3Dプリンターがイタリアでウィルスから命を守る

第3パラグラフ

Hospitals in the northern Italian heart of the outbreak have had to make life-and-death decisions about which patients to try and save, and which to send home.

この文の主語はHospitals(病院)です。ここにin the northern Italian heart of the outbreak (北イタリアの大流行の中心の)がかかります。outbreakは「発生・出現・勃発」です。述語はhave had to~(~をしなければなりません)です。現在完了形ですから今もその状態であることがわかります。「何をしなければならないのか?」はmake life-and-death decisions(生死の決定)です。「何に対してか?」はabout which patients to try and save(どの患者に試して救うのか)やwhich to send home(どの患者を帰宅させるのか)です。「どの患者に試して救うのか」とは「病院に入院させて医療行為を行う」ということです。

訳:大流行の中心にある北イタリアの病院では、どの患者に治療を試して命を救うのかやどの患者を帰宅させるのかといった生死を分ける決定をしなければなりません。

第4パラグラフ

There are not enough beds, doctors, equipment — and the severe cases keep flooding in.

この文はthreis~構文(~がいる・ある)ですので、主語はenough beds, doctors, equipment(十分なベッド、医師、機器)です。

次の部分の主語は the severe cases(重篤な患者)で述語はkeep flooding in(流入し続けている)です。

訳:十分な病床数、医師、医療機器がありません。そして、重篤な患者が運ばれ続けてきています。

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いかがでしょう?ヨーロッパで感染者が特に多いイタリアの病院が取り上げられています。もちろんどこの地域も同じですが医師・病床・医療機器が不足していて、この感染症への対応が難しいことが書かれています。この状況にどのような局面が訪れるのでしょう。次回もこの記事を読みましょう。次回もお楽しみに。

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2020年11月04日

 
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プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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