エースメディカルみなとみらいの峰岸先生による時事英語解説ブログの過去記事。

テーマ「最先端医療・HIV」

「時事英語」特別講義

テーマ「最先端医療・HIV」
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『時事英語』特別講義のテーマ「最先端医療・HIV」一覧

第47回 テーマ「最先端医療・HIV」その①

DNA

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野で「HIVの治療について」の記事を扱います。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の冒頭部分を扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その1 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

Doctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs
New York (AP)

¶1An 18-year-old French teen born with the AIDS virus has had her infection under control and nearly undetectable despite stopping treatment 12 years ago — an unprecedented remission, doctors are reporting.

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見出を見てみましょう。熟語としては「in check」を抑えてください。「~を抑える」という意味です。次の文を訳してみてください。食物連鎖の中で出てくる一文です:It was these animals that kept the local insect population in check.強調構文が入っていますから「…なのは~である」でいいですね。populationは動物にも使いますよ。訳は「この地元の昆虫の数を抑えていたのはこうした動物なのであった」です。そうするとこの記事の見出しは、直訳すると「“10代のHIⅤ(の感染)は薬品なしで12年間抑えられている”と医師は言う」ですね。見出し的には「薬なしで10代のHIⅤが12年間進行せずと医師団」くらいでしょう。

次のクレジットの「New York (AP)」は記事の書かれた場所と発信元です。APとはAssociated Pressというアメリカの通信社の略です。通信社は新聞社やテレビ・ラジオ局にニュース記事やデータを配信する会社です。世界では他にはUPI通信社やロイター通信社、日本には共同通信社、時事通信社などがあります。

第1段落

この文の主語(S)はAn 18-year-old French teen born with the AIDS virus ですね。述語動詞はhas had ですね。この動詞は使役動詞ですから目的語(O)はher infection(感染)で、補語(C)はunder control(管理下に置く) and nearly undetectable(ほとんど感知できない)ですね。 ここまでの訳は「生まれつきエイズウィルスのある18才のフランスのティーンが感染の症状が進行せずその感知もできなくなっている」でいいですね。次のdespite stopping treatment 12 years agoは「12年前に治療を止めたにも関わらず」ですね。次の文はダッシュ(— )でつながれていますから、補足説明が続きますね。an unprecedented remission部分ですがunprecedentedは「前例のない」ですね。remissionは「免除、緩和」を表しますが医学用語では「寛解」と訳します。その意味は「治療の結果、病気の勢いが弱まったり、無治療でも症状が出ない状態のこと。しかし、治癒することではない」です。ここまでの訳は「医師の報告によると、先天性のエイズ患者である18歳のフランス人は12年間前に薬物投与を中止したにも関わらず、その病状は進行せず、認識もできない。これは前例のない寛解である」ですね。

いかがですか?エイズというとそのまま死が連想されるものですが、12年も薬を使わずにいて、しかもその症状が緩和しているどころかそれを認識できない例があるというのです。自然にそうなったのでしょうか?この患者が特異なのでしょうか?次回はそのあたりの話になります。お楽しみに。

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2015年9月2日

第48回 テーマ「最先端医療・HIV」その②

最先端医療

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第2パラグラフから扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その2 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶2①The teen might have some form of natural resistance to HIV that hasn’t yet been discovered. ②But her case revives hope that early, aggressive treatment can limit how strongly the virus takes hold, and perhaps in rare cases, let people control it without lifelong drugs.

第2パラグラフ

①主語(S)はThe teenで述語動詞(V)は might haveですね。目的語(O)は some form です。ここだけ訳すと「その10代はある型を持っていたのかもしれない」ですね。何の型かというと natural resistance to HIV that hasn’t yet been discoveredの部分で説明されています。natural resistanceは「自然な抵抗力」でいいですか?naturalは「持って生まれた」がよいでしょう。 どんな抵抗力かというとHIVに対してのものですね。そこに関係代名詞that以下がかかります。hasn’t yet been discoveredは「まだ見つかっていない」となりますね。

② この文のSはher case(彼女の場合)ですね。Vはrevives(回復する・させる)です。目的語はhopeですね。どんな希望かというと that 以下ですね。このthatはhope を具体的に説明するもので、「同格の接続詞」と呼ばれます。この節の中の構造分析をするとSはearly, aggressive treatment(初期の積極的な治療) ですね。Vはcan limit(抑制できる)ですね。目的語は how strongly the virus takes holdですね。takes holdは「〔手で〕握る、つかむ 根付く、根を下ろす、くっつく、物になる、開花する」です。ここの訳は「どれだけ強くウィルスが根付くか」ですね。つまり「エイズウィルスが体に根付いてしまうその強さの程度」ということですね。それを踏まえて、ここまでの訳は「彼女の場合、初期段階の積極的な治療はウィルスが体にどれだけ強く影響していくかということを制限できるという希望をもう一度与えてくれるものだった」ですね。in rare casesは「まれな例では」ですね。let people control itの部分はletが使役動詞ですから「人が制限するのを許す」が直訳です。without lifelong drugsの部分ですがwithoutは「~がないとしても、~がないならば、~がないので」のいずれかで訳すと意味がはっきりします。ここでは「~がないとしても」ですね。lifelong drugsは「一生飲み続ける薬」ですね。この部分の訳は「そしておそらくまれな場合では、たとえこの先一生涯薬を飲まなくてもその影響を抑えられるのである」となりますね。それらを踏まえて、ここまでの訳は「彼女の場合、初期段階の積極的な治療はウィルスが体にどれだけ強く影響していくかということを制限できるとおうこと、そしておそらくまれな場合では、たとえこの先一生涯薬を飲まなくてもその影響を抑えられるのであるという希望をもう一度与えてくれるものだった」になりますね。

親からの感染でHIV陽性の子供(この場合は先天性免疫不全症候群とは一般に言わない)が後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)をいつ発症してしまうのか、が問題になっていますね。他の事例はどうなのでしょう?次回以降読んでいきます。

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2015年9月9日

第49回 テーマ「最先端医療・HIV」その③

カプセル

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第3パラグラフから扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その3 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶3①A few years ago, doctors reported a similar case: a Mississippi girl who kept HIV in check for 27 months without treatment.②But then her virus rebounded, dashing hopes that early treatment might have cured her.

¶4At least a dozen adults have had remissions for a median of 10 years after stopping HIV medicines, but the new French case is said to be the first long-lasting one that started in childhood.

¶5①The case was described Monday at an International AIDS Society conference in Vancouver, British Columbia, by Dr. Asier Saez-Cirion of the Pasteur Institute in Paris.

第3パラグラフ

①この文は簡単ですね。訳は「数年前、ある医師のグループが同様の事例を報告しました」です。これが前半部分の中身です。コロン(:)の後ろはその具体例ですね。訳は「それはミシシッピに住む女子のHIⅤが、治療を受けずに27か月間抑えられていたという事例です」でいいですね。

②reboundは「跳ね返る、戻る」ですね。日本語ではダイエットの後の「リバウンド」がイメージしやすいかもしれません。訳は「しかし、その後、この女子のウィルスは急増しました」ですね。

第4パラグラフ

カンマの前までをまず訳しましょう。主語(S)はa dozen adultsで述語動詞(V)はhave had ですね。目的語はremissions です。remission は「(痛み・病気などの一時的な)緩解,軽減,緩和,鎮静」のことです。医学用語で特にがんに関するときは「 寛解(かんかい)」と呼ばれるようです。ここだけを訳すと「1ダースの成人は寛解をした」ですね。for a median of 10 years はmedimedianが「中央値」ですから「その中央値は10年である」ですね。中央値は平均値とは違いす。例えばあるグループで結婚した時のその人の年齢が「22歳、23歳、24歳、25歳と61歳」の場合、結婚した人の平均年齢は「31歳」ですが、実態とはかけ離れていますね。中央値は、順番に並べていったときの真ん中の人の年齢ですから「24歳」になります。こちらの方がこの場合はよりよく実態を表していますね。特殊な数値が対象から省かれ、より現実的な数値が得られやすくなるわけです。この平均値と中央値をうまく使い分けて実態を探ることが大切ですね。訳は「少なくとも12人の成人はHIVの投薬を止めてから約10年間の寛解をしています」ですね。後半を見ましょう。the first long-lasting oneのoneは前に出てきた名詞を指しますからここではcaseですね。long-lastingは2語が合成されて(複合語)一語になり、形容詞として働いています。「長期に渡って継続する」という意味ですね。thatは関係代名詞ですから、先行詞であるoneに掛けて訳します。「子供の時に始まった事例」となりますね。もう少し文意をとると「子供の時に始まり、ずっと継続した事例」となりますね。ここまでを訳すと「しかしこのフランスでの事例は幼年期から始まり長期に渡って継続した最初の事例である」でいいですね。

第5パラグラフ

①この文も簡単ですね。describeは「発表する」ですね。an International AIDS Societyは「国際エイズ学会」です。conferenceは「会議」ですね。Vancouverは「バンクーバー」です。British Columbiaはカナダの州名ですね。the Pasteur Instituteは「パスツール研究所」です。ここまでを訳すと「この事例はパスツール研究所のアシアー・セ・サイロン博士がカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーでの国際エイズ学会会議で月曜日に発表した」ですね。

このフランスの女子の例がいかにこれまでとは違っているかを際立たせるためにそれ以外の一般的な事例が出てきましたね。では今回の事例はどんな意味を持つのでしょうか?次回をお楽しみに。

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2015年9月16日

第50回 テーマ「最先端医療・HIV」その④

実験

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第5パラグラフの途中から扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その4 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶5②The teen lives in the Paris area and her identity was not revealed.

¶6”This is an exciting story,” but it is unknown if the remission will last, said Francoise Barre-Sinoussi, a scientist at the Pasteur Institute and a co-discoverer of HIV.

¶7”This case is clearly additional evidence of the powerful benefit of starting treatment as soon as possible,” she said.

第5パラグラフ

②文頭のThe teenが主語(S)ですね。もちろん今回の事例のフランスの女子のことですね。teen は「ティーン」のことですから、13歳:thirteenから19歳:nineteenまでのことを指しますね。andまでは簡単に訳せますね。「この10代はパリ周辺に住んでいます」ですね。その次のher identity was not revealedの部分ですが、Sはher identityですね。identityは「身元、個性」の意味です。id cardといえば「身分証明書」のことです。revealは「明らかにする」ですね。ここの訳は「そして彼女の身元は明らかにされていません」ですね。

第6パラグラフ

ここからは各段落が一文でまとめられて進んでいきますね。このセリフから段落はセリフで始まっています。訳は「“これはわくわくする話です”」ですね。exciting storyのexcitingは他動詞exciteの現在分詞ですね。他動詞の現在分詞は「~させる…、~すべき…」と訳せます。exciting storyは直訳は「(人々を)わくわくさせる話」ですね。but以下はSがitですね、これは仮主語で後ろのif以下が真主語になります。真主語は名詞節ですからここでのifの訳は「~かどうか」ですね。unknownは「わからない、知られていない」ですね。この部分は「寛解が続くかどうかはわからない」という訳になりますね。発言者はフランソワーズ・バレ・シノーゼさんです。その肩書はco-discoverer(共同発見者)です。少しわかりにくいですがフランソワーズさんはもう一人のパスツール研究所の科学者、ルック・モンタニエ博士と共に2008年度に「HIVの発見者」としてノーベル生医学賞を受賞しています。ですからこのような表現になっているのですね。通した訳は「“この話はわくわくさせてくれますよね”しかしこの寛解が続くかどうかはわかりませんよね、とパスツール研究所の研究者でHIVの共同発見者であるフランソワーズ・バレ・シノーゼさんは言います」ですね。

第7パラグラフ

この文もセリフですね。難しいところはありませんね。訳すと「彼女は“この症例はできるだけ早く治療を始めることによって恩恵が得られることのさらなるはっきりとした証拠になります“と言います」ですね。

いよいよ、なぜこのフランスの女子が12年間も寛解でいたのか、ということの説明に入ってきましたね。次回は何がこの女子の例証が注目されるのかを読んでいきます。お楽しみに。

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2015年9月23日

第51回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑤

化学

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第8パラグラフからを扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その5 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶8①Most HIV-infected moms in the U.S. get AIDS medicines during pregnancy, which greatly cuts the chances they will pass the virus to their babies.②The French teen’s mother did not have her HIV under control in pregnancy, and doctors think her daughter was infected before or during birth.

¶9①Doctors gave the baby an HIV drug — zidovudine, or AZT — for six weeks, which was the standard of care at that time. ②Tests then showed she still had high levels of HIV in her blood, so she was given a more powerful four-drug combination.

第8パラグラフ

①この文のSはMost HIV-infected momsですね。HIV-infectedは「HIVに感染した」ですね。述語動詞(V) は getですね。目的語(O)は AIDS medicines です。pregnancyは「妊娠、妊娠期間」です。カンマの後ろの関係詞(, which)は関係詞の非連続用法と呼ばれますが「そしてそれは」と訳すとうまくいきます。cuts the chances they will pass the virus の部分はVがcutですね。その目的語はthe chancesです。つまり「機会を断ち切る」ですね。chances theyの部分は名詞の連続ですから関係代名詞whichが省略されていると気づいてください。「どんな機会なのか」の説明が続きますね。それは「ウィルスを赤ちゃんに伝えてしまう機会」ですね。ここでのtheyはmomsを指しますね。通した訳は「アメリカにおいては、大抵のHIVに感染した母親は妊娠中にエイズの薬を飲みます。そしてこれがウィルスを赤ちゃんに伝えてしまう機会を大いに減らすのです」でいいですね。

②この文のSはThe French teen’s motherですね。Vが did not have her HIV under control ですね。ここでのhaveは使役動詞です。have A Bという形で「AをBにする」ですね。have her HIV under controlはHIVをunder controlにする。under controlは「管理下に置く」ですから、ここまでの訳は「このフランスの女子の母親は妊娠中にHIVの治療をしませんでした」ですね。次の部分はそのまま読めますね。訳は「そこで医師たちは赤ちゃんは生まれる前に感染したと考えた」ですね。

第9パラグラフ

①この文もダッシュ(—)が2か所あるので、そこをカッコに入れてしまいましょう。そうすると「医師たちは赤ちゃんにあるHIVの薬を6週間投与した」と訳せますね。ダッシュの部分はその薬の説明です。ここでのorは「AかBか」という「選択」ではないですね。A=Bの関係(言い換え)を表します。ここでの訳は「ジドブジン、別名AZT」となりますね。 , which was the standard of care at that timeの部分は「そしてそれは~」と訳し、at that timeは「当時は」の意味ですから「そしてそれは当時は一般的な治療でした」でいいですね。

この少女はその後どのようにこの状況とかかわっていくのでしょうか。治療はどうなったのでしょう?次回読んでいきます。お楽しみに。

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2015年9月30日

第52回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑥

化学

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第9パラグラフの途中から扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その6 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶9②Tests then showed she still had high levels of HIV in her blood, so she was given a more powerful four-drug combination.

¶10①She stayed on treatment until she was nearly 6, then doctors lost contact with her. ②When she came back a year later, her mother said she had stopped giving the girl HIV drugs. ➂Yet doctors could not find HIV in her blood so they decided not to resume treatment.

第9パラグラフ

②この文のSはTestsですね。Vはshowedですね。thenは「そして」くらいで良いでしょう。showの目的語はthatが省略されていてshe still had high levels of HIV in her blood の部分ですね。ここの直訳は「血液に高いレベルでHIVをまだ持っていた」ですね。次の部分の“, so~”は「よって~」と訳します。 four-drug combinationは「4つの薬を組み合わせたもの」という意味ですね。通した訳は「テストの結果、彼女の血中にはまだ高レベルのHIVがあったのでより強力な4種の薬が与えられた」でいいですね。

第10パラグラフ

①stayed onは「~を続ける、踏みとどまる」の意味です。ここでは「(投与を)続ける」の意味ですね。lost contact with~は「~と連絡が取れなくなる」です。通した訳は「彼女は6歳になるくらいまで治療を続けました、しかしその後、医師たちは彼女と連絡が取れなくなりました」でいいですね。

②この文も問題ないですね。時制にだけ気を付けましょう。過去に起きたことは過去時制を使いますが、それより前のことを表す時はhadの後ろに過去分詞を置いた「過去完了形」を使います。この文でもsaidという過去形とhad stoppedという過去完了形が出てきますが、もちろん「やめた」行為の方が「言った」よりも古いので過去完了をつかいます。通した訳は「一年後に彼女が戻ってきたとき、彼女の母は“娘に薬をHIVの薬を飲ませるのをやめてしまった”と言った」ですね。

➂文頭のyetは「しかし」と訳します。they はdoctorsを指しますね。decided not to ~は「~しないことに決めた」ですね。resumeは「再開する」ですね。 文中のsoは「よって、だから」という意味です。先ほども出てきましたね。カンマがあってもなくても同じです。今回のように文と文をつなぐときは、この単語の左には「原因」が来ます、右には「結果」が来ますね。しっかりロジックを取ってください。読解の目安になる単語です。通した訳は「しかし医師は彼女の血中にはHIVが見られなかったので、治療の再開はしないことにした」ですね。

いかがですか、不思議ですね。どうして薬物の投与がなくなっていてもこの少女は生きていられたのでしょうか。次回以降に出てきます。楽しく読んでいきましょう。お楽しみに。

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2015年10月07日

第53回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑦

化学

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回から「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第11パラグラフから扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その7 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶11Except for one brief rise when she was 11 that resolved on its own, her virus has remained below a detection threshold ever since, although doctors can still find some at extremely low levels when they look with very sensitive tests.

¶12①”This girl is in remission of infection but she is infected” and not cured, Saez-Cirion said.

第11パラグラフ

比較的長い文なので最初のカンマ(,her)の前後で切りましょう。まず主節の部分からです。Except for~は「~を除いて」ですね。one brief rise の直訳は「一回の短い上昇」ですね。when she was 11はひとつのかたまりで「彼女が11歳の時に」です。 that resolved on its ownはthatが関係代名詞で、先行詞はriseですね。on its ownは「それ自身で」ですね。ここまでを通すと「彼女が11歳の時に一度、短期的に上昇し、ひとりでに快方したことを除けば」ですね。ここまでが従属節です。主節の部分はその後ろですね。her virusがSでhas remainedがⅤです。a detection thresholdは「検知閾値」です。「検知閾値」は簡単に言うと測定できる範囲のことを指します。ever sinceのsinceは副詞です。使い方はsince SVのように、後ろにSVをとるときは接続詞ですね。その場合は①時「SがVして以来」②理由「SがVするので」と訳します。ここではever sinceは接続詞ですか?後ろにSVがないので接続詞ではありません。「それ以来」という訳の副詞ですね。ここまでの訳は「彼女のウィルスはそれ以来、検知閾値を下回っている」ですね。 although以下のSはdoctorsですね。Vはcan still find でOがsomeですね。someは「多少の・ある種の」という意味ですからここでは、「多少の上昇」のことですね。at extremely low levelsは「非常に低いレベルで」ですね。 when they look with very sensitive testsは「非常に敏感なテストを行って調べた時に」ですね。ここまでを通すと「医師が非常に精密なテストをすればごく低いレベルのものが多少は検知できるかもしれないが、彼女が11才の時に一度値が上昇したことを除くと、彼女のウィルスはそれ以来検知閾値を下回っている。」ですね。

第12パラグラフ

①この文はセリフで始まりますね。セ・シリオンさんの言葉ですね。言っている内容はそれほど難しくないですね。訳は「"この女の子は感染という点ではその活動は抑えられているが感染はしているのです"そして完治しているわけではないのです」ですね。

いかがですか、HIVウィルスには感染してしまいましたが、その症状は抑えられているのですね。なぜでしょうか。次回以降読んでいきましょう。お楽しみに。

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2015年10月14日

第54回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑧

医薬品

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テーマ4「最先端医療・HIV」その8 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶12
②She doesn’t have any of the gene variants or other biomarkers that are known to give natural control or protection from HIV infection, and she was not able to suppress the virus on her own before getting the powerful drug combo. ➂Those things suggest that early treatment is responsible for the remission, he said.

第12パラグラフ

②この文も長いのでカンマの前後で切りましょう。前半は文の構造は取りやすいと思います。SがSheでVがdoesn’t have ですね。Oはany以下です。このanyは否定語と結びつくと強い否定になります。「全く~ない、決して~ない」と訳します。the gene variantsは「遺伝子変数」です。biomarkersは「バイマーカー」です。バイオマーカーは体の状態を客観的に測定し評価するための指標のことです。この言葉を先行詞としてthat以下がかかります。 be known to~は「~に知られる」ですが、この場合のtoは前置詞ですね。本文では後ろに動詞がきていますから「~に知られる」とは訳しません。訳し方に気を付けてください。自然に抑えたり(natural control)HIVの感染から防御したり(protection from HIV infection)することで「知られている」という意味ですね。ここまでの通した訳は「彼女はHIVの感染を抑えたり防御したりすることで知られるどんな遺伝子変数もバイオマーカーも持っていなかった」です。カンマの右側を見ましょう。suppressは「凌ぐ、越える」という意味ですから「彼女は自分自身の力だけではウィルスを凌ぐことはできなかった」ですね。before getting the powerful drug comboの部分ですが、まずdrug comboは「結合、組み合わせ」の意味ですからdrug combo(薬の組み合わせ)は前述の4種類のワクチンのことですね。 ここまでを通すと「彼女は強力なワクチンを組み合わせた投薬を受ける前までは自分自身ではウィルスに打ち勝つことはできなかった」ですね。

③SVはこの文の最後の部分ですね。「彼は話した」です。その中身が文頭から始まります。SがThose thingsでVがsuggestです。そのOがthat以下です。この部分のSはearly treatmentでVがisでCがresponsibleですね。ここでis responsible forは「~に責任がある、~のせいである」ですから、この文の訳は「こうしたことから、この寛解は初期段階の治療のためであることを示していると彼は言っている」ですね。

いかがですか。初期治療が有効であるということは、逆に言うと、そのあとの段階の治療は…?というロジックになっていますね。さらに論証は続きます。次回をお楽しみに。

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2015年10月21日

第55回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑨

医療

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回は「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第13パラグラフから扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その9 

ワシントンポストの記事から
(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶13①Sharon Lewin, an AIDS scientist at the University of Melbourne in Australia, said “it’s always hard to know, when you have a single case report, is there something about this particular individual that’s unique? ②What’s in the back of minds is, would this have happened anyway,” independent of her treatment, she said.

第13パラグラフ

①この文の構造は簡単ですね。「オーストラリア・メルボルン大学のエイズ科学者であるシャロン・ルーインは言っています」ですね。発言の中身ですが、まず2か所あるカンマに囲まれる部分をカッコに入れて読み飛ばします。するとit’s always hard to knowの部分はitが仮主語ですから真主語のto knowから訳して「知ることは難しい」となりますね。何を知るのかはis there something ~ の部分ですね。ここは疑問文ですから「~が存在するのだろうか?」となりますね。~の部分はabout this particular individual that’s uniqueです。that’s uniqueの部分は関係代名詞でindividualにかかります。uniqueは「二つとない、独特な」という意味ですから、この部分の訳は「2人とはいないこの特定の人について何かが存在するのだろうか」ですね。読み飛ばしたカンマの部分は, singleが「単独の、一つの」で case reportは「事例報告」ですから

a single case report は「たった一件の事例報告」ですね。文頭のwhen は「~のときに」ですが「~なのに」と訳すとうまく訳せます。ここまでを通すと「たった1例しか事例がないのに、この二人といない独特の人間について何かあるのかどうかを知るのはとても難しいことです」ですね。

②この文もの主語(S)と述語動詞(V)が最後にありますね。she saidです。発言の内容は前の文からつながってきていますね。この部分はWhat’s in the back of mindsがSでisがVですね。補語(C)は後ろの部分すべてです。What’s in the back of mindsは「心の裏側にあるもの」つまり「本音」です。would this have happened anyway,の部分は疑問文ですね。would have p.p(過去分詞)は仮定法の帰結節で使われるように「~だっただろう」という意味になります。anywayは「とにかく、何とかして、どんな方法でも」という意味ですからここまでの訳は「どんな事例においてでも、このことは起きていただろうか」ですね。independent of her treatmentはindependent of~が「~から独立して」の意味ですから「彼女の治療とは独立して」が直訳です。ここまでを通すと「彼女は“この女の子の治療の例は別とすると、本音を言うと、このことはどんな場合にも起きていただろうか?”と言っています」ですね。

いかがですか。彼女の例は独特の例ではないのか?という意見を覆すものはないから、この事例が汎用性のあるものか?と疑問は膨らんでいきますね。さらに論証は続きます。次回をお楽しみに。

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2015年10月28日

第56回 テーマ「最先端医療・HIV」その⑩

病院

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌の時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回は「最先端医療」の分野でDoctors say Teen’s HIV in check for 12 Years without drugs というタイトルの記事を扱っています。以前にはこの分野で「がん治療」を扱いましたね。よろしければ合わせて読んでみてください。今日はこの記事の第14パラグラフから最後までを扱います。

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テーマ4「最先端医療・HIV」その10 

ワシントンポストの記事から(*注 解説しやすいようにパラグラフ記号(¶)や文ごとに番号を入れてあります)

¶14Dr. Steven Deeks, an AIDS specialist at the University of California, San Francisco, agreed, but said the case “adds to the growing story that we should be treating everybody really early.”

¶15①That goes for adults, too. ②A big study recently was stopped early because the benefits of starting treatment as soon as possible after diagnosis were clear. ③Details of that study also were presented at the AIDS conference on Monday.

第14パラグラフ

この文もまず人名があり、カンマのうしろにその肩書がきていますね。人名はステーブ・ディークス博士ですね。肩書は「サンフランシスコにあるカリフォルニア大のエイズの専門医」ですね。この文の動詞(V) はagreed, but said~の部分ですね。訳は「合意していますが~と言っている」ですね。発言の内容はthe case “adds to the growing story that we should be treating everybody really early.”の部分です。この文の主語(S)はthe caseでVはadds toですね。「~を増す、~という状態になる」という意味です。the growing storyは目的語(O)でthatはその内容を導く接続詞です。we should be treating everybody really earlyの部分はSがweでⅤがshould be treatingですね。shouldは「~のはずだ、~すべきだ」の意味ですから訳は「私たちが治療しているはずだ」ですね。どのように誰を治療するのかはeverybody really earlyですね、つまり「全員をかなり初期の段階で」という意味になりますね。通した訳は「サンフランシスコ・カルフォルニア大のエイズの専門医であるスティーブン・ディークス博士はこの見解に合意し、この事例は“私たちはかなり初期から全員の治療にとりかかっているべきであるという高まってきた意見に寄与するものだ”」と言っています」ですね。

第15パラグラフ

①この文のSはThatでVが goes forです。目的語はadultsです。訳は「このことは大人にもあてはまります」ですね。②この文も理由の部分から見ていきましょう。becauseより右の部分で、Sはthe benefitsでⅤがwereでCがclearです。訳は「その利益・恩恵は明らかだった」ですね。どんな利益なのかはof starting treatment as soon as possible after diagnosisですから、「診断のあとすぐに治療を始めること」の利益ですね。利益が明らかであるという理由でA big study(大規模な研究)は was stopped early(早めに終了した)という文ですね。通した訳は「診断後すぐ治療を始めることの恩恵は明白だったので大規模な研究は早めに終了した」ですね。

③SはDetails of that study でVはwere presentedですね。printは「印刷する」ですから、ここでは「印刷されて配布される」ということでしょう。the AIDS conferenceは「エイズ会議・学会」ですね。訳は「この研究の詳細も月曜日のエイズ学会で発表された」ですね。

今回でこの記事は終わりです。「初期段階での治療はエイズに有効である」という趣旨のニュースでした。入試が近づいてきましたね。次回以降、また出題されそうなニュースを読んでいきましょう。お楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2015年11月04日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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