今回のテーマは医学部入試でも取り扱われそうなネズミの持つ機能の研究成果に関する英文記事について解説しています。

テーマ「ネズミは困っている仲間をにおいで察知」

「時事英語」特別講義

テーマ「ネズミは困っている仲間をにおいで察知」
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峰岸先生が医学部入試で頻出の『時事英語』を徹底解説!

第248回 「ネズミは困っている仲間をにおいで察知」その1

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。今日から新しい記事、2020年3月のAFP配信の記事 study: Rodents sniff out neighbors in need(ネズミは困っている仲間をにおいで察知)を見出しから丁寧に読んでいきましょう。
(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)

study:Rodents sniff out neighbors in need

(1)Like people, rats cooperate with one another and give food to those in need, but how can they be sure that other rats are being truthful about how hungry they are?

見出し

study:Rodents sniff out neighbors in need

文頭のstudyはこれまで何度も出てきているように「勉強」ではなく「研究」ですね。コロン(:)の右でその説明が出てきます。
この部分にはSVがるのでわかりやすいですね。主語はrodents(げっ歯動物)で動詞がsniff out(においをかぎ分ける)です。neighbors in needは「困っている仲間」です。rodents(げっ歯動物)は「ものをかじる動物」ですから「ネズミ・リス・ビーバー」などが挙げられます。ここでは記事についている写真がネズミでしたので「ネズミ」と訳しましょう

訳:研究:ネズミは困っている仲間をにおいで察知

第1パラグラフ

Like people, rats cooperate with one another and give food to those in need, but how can they be sure that other rats are being truthful about how hungry they are?

文頭のLike peopleは「人と同様に」です。この文の主語はrats(ネズミ)で述語は cooperate(協力する)です。with one anotherは「お互いに」です。 and give(そして与える)の部分の主語は、先のrats(ネズミ)です。「何を与えるのか」はfood(食料)です。誰に与えるのかはto those in need(必要としているネズミに対して)です。thoseは前述のrats (ネズミ)を指します。

次のbut以下は疑問文です。how can they be sureで「どのようにそれらは確実にできるのだろうか」です。「それら」は「ネズミ」のことです。 「何を確実にできるのか」は次のthat以下です。この部分の主語はother rats(ほかのネズミ)で述語はare being truthful(忠実である・嘘をついていない)です。「何に対して嘘をついていないのか」はabout how hungry they are(どれだけ空腹であるかに関して)です。

訳:人と同様、ネズミもお互いに協力して、困っている仲間に餌を与えます。しかし、他のネズミが本当に空腹で困っているとどのように確かめているのでしょうか?

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いかがでしょう?今回からはネズミのもつ機能についての記事です。こうした研究と解明の手法はいずれ人類の役に立つものとして進められるものです。こうした自然界のものからヒントを得て医療をはじめAI、ロボットというものにも生かしてきています。今回はどのようなことにつながるのでしょうか?そのあたりを考えながら、次回もしっかりこの記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2020年7月16日

第249回 「ネズミは困っている仲間をにおいで察知」その2

今回も「最先端科学・医療研究」の分野です。今日は2020年3月のAFP配信の記事 study: Rodents sniff out neighbors in need(ネズミは困っている仲間をにおいで察知)の第2パラグラフから読んでいきましょう。
(注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れる場合があります)

study:Rodents sniff out neighbors in need

(2)The answer may lie in smell-based cues that signal a rat’s appetite more reliably than its begging gestures and squeaks, a study said Tuesday.
(3)The paper’s lead author Karin Schneeberger of the University of Potsdam in Germany told AFP she was interested in learning more about how social animals identify “cheaters” and freeloaders.

研究:ネズミは困っている仲間をにおいで察知

第2パラグラフ

The answer may lie in smell-based cues that signal a rat’s appetite more reliably than its begging gestures and squeaks, a study said Tuesday.

この文は文末のa study(研究)が主語でsaid Tuesday(火曜日に出されました)が述語です。その中身の主語はThe answer(この答)で述語はmay lie in(存在するかもしれません)です。「どこに存在するのか」は smell-based cues(においをもとにした手掛かり)です。ここに関係代名詞that以下がかかります。signal a rat’s appetiteは「ネズミの食欲を指し示す」です。 more reliablyは「より頼りになる」です。 than its begging gestures and squeaksは「乞う行動や鳴き声よりも」です。

訳:火曜日に出された研究によると、この答はネズミが餌をねだる行動やその鳴き声よりも、その食欲をよりあてにできるサインである、においをもとにした手掛かりのなかにあるかもしれないということです。

第3パラグラフ

The paper’s lead author Karin Schneeberger of the University of Potsdam in Germany told AFP she was interested in learning more about how social animals identify “cheaters” and freeloaders.

この文の主語はThe paper’s lead author Karin Schneeberger of the University of Potsdam in Germany (この論文の筆頭執筆者であるドイツポツダム大学のカリン・シェニーバーガーさん)で述語はtold AFP(AFPに話した)です。

その話の中身の主語は she(カリンさん)で、述語は was interested in(興味がある)です。「何に興味があるのか」は learning more(より学ぶこと)です。「何を学ぶのか」は about以下にあります。 ここではhowで始まるので「いかに~か」と訳します。ここでの主語はsocial animals(社会的な動物)で述語はidentify(識別する)です。「何を識別するのか」は “cheaters” and freeloaders「嘘つき」や「たかりや」です。

訳:この論文の筆頭執筆者であるドイツ・ポツダム大学のカリン・シェニーバーガーさんはAFPに、社会的な動物がどのようにして「ごまかし」ているものや「たかってくる」ものを識別しているのかを知らべることに興味がある、と話しています。

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いかがでしょう?ネズミのもつ能力で嗅覚についての研究ですね。人の持つ嗅覚とネズミのもつそれとは使い方も違うようですね。そうした匂いを発するメカニズム自体も面白いですね。次回もしっかりこの記事を読んでいきましょう。お楽しみに。

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2020年7月22日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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