エースメディカルみなとみらいの峰岸先生による時事英語解説ブログの過去記事。

テーマ「最先端科学・医療研究Ⅱ」

「時事英語」特別講義

テーマ「最先端科学・医療研究Ⅱ」
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『時事英語』特別講義のテーマ「最先端科学・医療研究Ⅱ」一覧

第96回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その①

肥満

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は見出しと第3パラグラフまでを扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その1
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

Paris (AFP) – Being overweight shaves about a year off one’s life expectancy, a price which soars to about 10 years for the severely obese, a large-scale study reported Thursday.

It refuted earlier findings that carrying a few extra kilos (pounds) poses no perils.

Instead, the study pointed to evidence that the risk of dying before your 70th birthday grows “steadily and steeply” along with an expanding waistline.

見出し

Obesity can cut life expectancy by 1-10 years

obesityは「肥満」です。life expectancyは「寿命」です。cutはここでは「縮める」です。 by 1-10 yearsのbyは「差」を示すものですから、「1~10年分」という意味です。

訳: 肥満は寿命を1~10年縮めるおそれ

第1パラグラフ

Paris (AFP) – Being overweight shaves about a year off one’s life expectancy, a price which soars to about 10 years for the severely obese, a large-scale study reported Thursday.

主語はBeing overweight(太っていること)で、動詞は shaves(削る)です。「 どのくらい」削るのかはabout a year(約一年)です。one’s life expectancyは「寿命」です。次の a price(代償)以下は「約一年寿命が短くなる」という部分にかかってきます。 which soars(上昇する)to about 10 years(約10年まで)となっていますから、寿命が短くなるのが「10年に」まで達するということです。「誰」に対してかは for the severely obese(極度に太った人)です。a large-scale studyは「大規模な研究」です。

訳: パリ(AFP)-肥満は寿命を1年、太りすぎの場合はその代償として10年も削ってしまう、という大規模な研究結果が木曜日に発表されました。

第2パラグラフ

It refuted earlier findings that carrying a few extra kilos (pounds) poses no perils.

この文の主語はItで、前文の「発表された内容」を指します。動詞がrefuted です。refuteは「反証する」です。earlier findingsは「以前の結果」です。その内容は、carrying以下です。主語はcarryingで「持っていること」で、「何」を持っているのかは a few extra kilos (pounds)(余分に数キロ)です。動詞は poses(引き起こす)です。その目的語は no perilsです。perilは「差し迫った危機」です。

訳: この結果は従来の多少太り気味であることは差し迫った危機ではない、という見解に反するものです。

第3パラグラフ

Instead, the study pointed to evidence that the risk of dying before your 70th birthday grows “steadily and steeply” along with an expanding waistline.

文頭のInsteadは副詞で「その代わりに」です。「何」の代わりかというと「従来の研究」の代わりにということです。主語はthe study(この研究)で動詞はpointed to(~を指摘する)です。「何」を指摘するのかは evidence(証拠)です。どんな証拠かは the risk~がgrows(高まる)という証拠です。the risk of dying before your 70th birthdayは「70歳の誕生日前に死ぬという危険」です。steadilyは「着実に、絶え間なく」、steeplyは「急激に」です。 along with~は「~と一緒に」です。an expanding waistlineは「ウエストの増加」ですから「おなか回りに肉がつくこと」です。

訳: 従来の研究とは違って、この研究ではおなか回りに肉がつくのに伴って70歳以前に死亡する危険性が「急速に絶えず」続くという証拠を指摘しています。

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いかがでしょうか。これまでは肥満に関しては「ちょっと太っているくらいがちょうどいい」と言われてきました。しかし、これは死亡率の関係からはあてはまらないという研究ですね。これから、どの程度の人がどんなレベルで危険なのかが書かれてきます。次回もお楽しみに。

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2016年9月21日

第97回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その②

肥満2

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第4パラグラフから扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その2
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

第4パラグラフ

“This study definitely shows that being overweight or obese is associated with a risk of premature death,” lead author Emanuele Di Angelantonio from the University of Cambridge told AFP.

第5パラグラフ

The risk of coronary heart disease, stroke, respiratory disease and cancer “are all increased,” he said.

第6パラグラフ

Using data from almost four million adults on four continents, the study in The Lancet medical journal found that overweight people lost about a year of life expectancy on average, and “moderately obese” people about three years.

【解説】

第4パラグラフ

“This study definitely shows that being overweight or obese is associated with a risk of premature death,” lead author Emanuele Di Angelantonio from the University of Cambridge told AFP.

この部分はセリフです。主語はThis study (この研究)で動詞はshows(示している)です。目的語はthat以下です。being overweight or obese(太っていることつまり肥満)が主語で is associated with (~と関係がある)が述語です。「何」に関係あるのかはa risk of premature death(若死にの危険性)です。 その発言をしているのはlead author(筆頭著者)である Emanuele Di Angelantonio( エマニュエル・ディ・アンジェラントニオ)さんです。肩書はthe University of Cambridge(コロンビア大学)です。 told AFPは「AFPに語ったところによると」です。

: 筆頭執筆者であるコロンビア大学のエマニュエル・ディ・アンジェラントニオさんはAFPに「この研究は、太っていること、つまり肥満であることは若死にの危険があることをはっきり示している」と語っています。

第5パラグラフ

The risk of coronary heart disease, stroke, respiratory disease and cancer “are all increased,” he said.

この部分もセリフの続きです。coronary heart diseaseは「冠状心臓疾患」strokeは「脳卒中」respiratory diseaseは「呼吸器疾患」です。ここまでが主語で動詞はare all increased(すべて高められる)です。つまり肥満によってこうした危険が高まってしまう、ということを受け身の文で述べているのです。

: 冠状心臓疾患、脳卒中、呼吸器疾患、がんの危険性は「すべて高められてしまうのです」とエマニュエル氏は続けます。

第6パラグラフ

Using data from almost four million adults on four continents, the study in The Lancet medical journal found that overweight people lost about a year of life expectancy on average, and “moderately obese” people about three years.

文頭のUsing dataは「データを使って」です。from almost four million adultsは「ほぼ四百万人の成人」です。on four continents のfour continentsは「四大陸」で「ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ」各大陸のことです。この文の主語はthe study (研究)です。次のin The Lancet medical journal (ランセットメディカルジャーナル誌)は世界でも権威のある医学雑誌です。動詞found that~は「~であることがわかった」です。その中身はoverweight people(肥満の人)は lost(失った)about a year of life expectancy(寿命の約一年を) on average(平均して)です。次の部分は省略があります。主語は “moderately obese” people(「中程度」の肥満の人)で動詞lostが 省略されています。前の文との対比ですからわかりやすいと思います。どのくらいの期間かはabout three years(約三年)です。

訳: ランセットメディカル誌に、四大陸の約四百万の成人から集めたデータを使って、肥満の人は平均して寿命が約一年短くなり、「そこそこ太っている人」は約三年短くなるということがわかったという研究が掲載されました。

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いかがでしょうか。具体的に「肥満の人は寿命が1~3年短くなっているというデータが出ている」となるとかなり真剣に考える人が増えるのではないでしょうか。次回も続きを読んでいきましょう。お楽しみに。

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2016年10月05日

第98回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その③

肥満3

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第7パラグラフから扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その3
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

第7パラグラフ

“Severely obese people lose about 10 years of life expectancy,” Di Angelantonio said — which represents a one-in-two chance of dying before 70.

第8パラグラフ

A large international team of researchers sifted through data garnered from more than 10.6 million people in 239 large studies conducted between 1970 and 2015 in 32 countries in North America, Europe, Australia, New Zealand, and east and south Asia.

第9パラグラフ

The collating effort was described as the largest-ever pooled dataset on being overweight and mortality.

解説

第7パラグラフ

“Severely obese people lose about 10 years of life expectancy,” Di Angelantonio said — which represents a one-in-two chance of dying before 70.

この部分もセリフです。主語はSeverely obese people (極度に太っている人)で述語はlose(失う)です。「何」をなくすのかは about 10 years of life expectancy(約10年の寿命)です。

which以下の形容詞節のなかの動詞はrepresents(示す)です。「何」を示すのかは a one-in-two chance (二つに一つの可能性)ですから、「50パーセント」つまり「二分の一の確率で」ということです。どんな「確率」かはof dying before 70(70歳になる前に死ぬ確率)です。

:「極度に太っている人は約10年寿命が短くなります」とディ・アンジェラントニオ博士は述べます。そして、これは極度の肥満の人は70歳になる前に死亡する可能性が50パーセントあるということです。

第8パラグラフ

A large international team of researchers sifted through data garnered from more than 10.6 million people in 239 large studies conducted between 1970 and 2015 in 32 countries in North America, Europe, Australia, New Zealand, and east and south Asia.

主語はA large international team of researchers(研究者の国際的な大きなチーム)です。述語動詞はsifted through (綿密に調べる)です。目的語はdata(データ)で、そこに garnered(蓄える)以下がかかってきます。誰によっていつ蓄えられたのかは from more than 10.6 million people(1060万人以上の人から) in 239 large studies(239の大きな調査)においてです。そこに調査の中身が続きます。つまり、 conducted(調査された)のは between 1970 and 2015 (1970年から2015年の間に)in 32 countries(32か国から)です。その32カ国は North America, Europe, Australia, New Zealand, and east and south Asia(北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、東アジア、南アジア)です。

:国際的な研究者の大きなグループは1970年から2015年までの北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、東アジア、南アジアの32か国における239の研究で1060万人分のデータを綿密に調査しました。

第9パラグラフ

The collating effort was described as the largest-ever pooled dataset on being overweight and mortality.

主語はThe collating effort(照合に要した努力)で動詞は was described(記述された)です。どういう形で「記述」されたかは as the largest-ever pooled dataset(最大級の蓄積された一連のデータとして)です。何のデータかというと on being overweight and mortality(太りすぎていることとその死亡率について)です。

訳:太りすぎとその死亡率についての膨大な照合作業の結果、過去最多の一連のデータが蓄積されました。

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いかがでしょうか。「70歳になる前に死んでしまう確率が5割」と聞くと、太りすぎていることに危機感を持つ人がかなり増えるのではないでしょうか。次回も続きを読んでいきましょう。お楽しみに。

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2016年10月12日

第99回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その④

肥満4

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第10パラグラフから扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その4
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

(10)To rule out the impact of other mortality risks, the team excluded current or former smokers, those who had chronic disease at the beginning of the study, and those who died within the first five years — and were left with a sample group of 3.9 million adults.

– Men more at risk –

(11)The team divided these into categories according to their Body Mass Index (BMI), a ratio of weight-to-height squared, and compared the number and causes of death in each group.

解説

第10パラグラフ

To rule out the impact of other mortality risks, the team excluded current or former smokers, those who had chronic disease at the beginning of the study, and those who died within the first five years — and were left with a sample group of 3.9 million adults.

最初の部分のTo rule out~は目的を表す不定詞です。rule out~は「~を除外する」です。「何」を除外するのかはthe impact of~(~の影響)です。 other mortality risksは「他の死に至る危険性」です。つまり「肥満以外の死因を除くために」ということです。この部分の主語はthe team(このチームは)で動詞は excluded(排除した)です。「何」を排除したのかはまず、current or former smokers(現在または過去の喫煙者)です。次に排除されたのは those who~「~の人たち」で説明されています。 chronic diseaseは「慢性疾患」です。at the beginning of the studyは「研究の当初から」です。また、排除された別の人たちは who died within the first five years(最初の5年以内に死亡した人)です。次の文の were left は「残された」です。受け身の形になっています。主語はtramです。この単語は単数扱いにも複数扱いにもなります。with以下は残された具体的なものです。つまり、研究対象からいくつかのものを除き、残ったものということです。a sample group of 3.9 million adults(380万の成人のサンプル)ということです。

:その他の死に至る危険を取り除くために、研究者チームは現在もしくは過去に喫煙者であった者、研究の初めから慢性疾患のあった者、最初の5年以内に亡くなった者を除きました。そして残ったのは380万人の成人のサンプルでした。

小見出し

– Men more at risk –

「小見出し」はここから先のパラグラフのまとめが書かれることが多いです。

:男性はさらに危険

第11パラグラフ

The team divided these into categories according to their Body Mass Index (BMI), a ratio of weight-to-height squared, and compared the number and causes of death in each group.

主語はThe team(チーム)で動詞はdivided(分けた)です。目的語はthese (これらのサンプル)です。どのように分けたのかはinto categories(カテゴリーごとに)です。「何」に従って分けたのかは according to their Body Mass Index (ボディマス指数)によってです。ここより後ろはBMIの説明です。 a ratioは「割合」、weight(体重)、height squared(身長の二乗),

a ratio of A to Bはイメージとして一つの長いものをA対Bの割合で分ける感じです。 ——–A—–:—-B—–(イメージ図)

よってA/B(A割るB)ということです。ここでは「体重を身長の二乗で割る」ということです。

次の部分は主語はやはりteam(このチーム)です。動詞がcompared the number and causes of death(数値と死因を比較した)です。 in each groupは「それぞれのグループで」です。

訳:研究チームはこのサンプルをボディマス指数(BMI)によって分類しました。BMIは体重を身長の二乗で割った数値です。そして各グループごとに死者数と死因を比較しました。

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研究データの信ぴょう性に疑問を持たれるとどんなに画期的な結論でも風当たりが強くなります。今回の研究でもそのあたりを考慮してデータには入念な情報を提供しています。また次回も続きを読んでいきましょう。

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2016年10月19日

第100回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その⑤

肥満5

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第12パラグラフから扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その5
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

(12) Under the World Health Organization (WHO) standard, a BMI of 18.5-24.9 is considered normal, 25-29.9 overweight, 30-34.9 moderately obese, 35-39.9 severely obese, and 40 and over morbidly obese.

(13) The researchers found that the risk of dying before age 70 rose from 19 percent in normal weight men to 29.5 percent in the moderately obese group, and from 11 percent to 14.6 percent for women.

(14)”This corresponds to an absolute increase of 10.5 percent for men, and 3.6 percent for women — three times as big,” a statement from The Lancet said.

解説

第12パラグラフ

Under the World Health Organization (WHO) standard, a BMI of 18.5-24.9 is considered normal, 25-29.9 overweight, 30-34.9 moderately obese, 35-39.9 severely obese, and 40 and over morbidly obese.

文頭のUnder ~standardは「~の基準に従うと」です。the World Health Organization (WHO)は「世界保健機構」です。この文の主語はa BMI of 18.5-24.9 (BMI値が18.5~-24.9の人)です。動詞はis considered (考えられる)です。どのように考えられるのはnormal(正常)です。次の文も同様に考えていけば, 25-29.9(BMI値が25~29.9の人)が主語で、動詞部分のis considered (考えられる)が省略されてoverweight(肥満)が「考えられている」中身です。次の文も 30-34.9(BMI値が30~34.9の人)が主語で動詞が省略されて、「考えられている」部分は moderately obese(中レべるんの肥満)で す。さらに、35-39.9の(BMI値が35~39.9の人)が severely obese(かなり肥満)で 40 and over (40以上の人は)morbidly obese「治療が必要なほどの肥満」です。morbidlyは「病的に」です。

:WHO基準によると、BMIの値が18.5~-24.9の人は正常であると考えられます。BMI値が25~29.9の人は肥満であると考えられ、BMI値が30~34.9の人は肥満が進んでして、BMI値が35~39.9の人はかなり肥満です。そして、BMI値が40以上の人は治療が必要なほどの肥満です。

第13パラグラフ

The researchers found that the risk of dying before age 70 rose from 19 percent in normal weight men to 29.5 percent in the moderately obese group, and from 11 percent to 14.6 percent for women.

この文の主語はThe researchers(研究者)で動詞は found(発見した)です。その目的語はthe risk of dying before age 70 (70歳になる前に死ぬ危険性)がrose(上がる)です。どのくらい上がるのかは、グループに分けて書かれています。 from 19 percent(19パーセントから)の部分は次の in normal weight men(正常体重の男性)をカッコにいれてしまうとto 29.5 percent(29.5パーセントまで)につながります。from A to Bの構造です。Aの部分が 「正常体重の人」ですから、この人たちのグルーブの死亡リスクは19パーセントです。Bの部分のグループはin the moderately obese groupは「肥満が進んだグループ」ですから、このグループの人たちのリスクは29.5パーセントです。正常体重の人よりリスクが上がっていますね。 女性の場合は from 11 percent to 14.6 percent (11パーセントから14.6パーセント)です。

:70歳になる前に死ぬ危険性は正常体重の人は19パーセントで、肥満度が中レベルの人の場合はその数値は29.5パーセントまで上昇します。そして女性の場合はその数値は正常体重の人の11パーセントから中レベルの肥満の人の14.6パーセントになります。

第14パラグラフ

“This corresponds to an absolute increase of 10.5 percent for men, and 3.6 percent for women — three times as big,” a statement from The Lancet said.

この部分はセリフです。主語はThis(このこと)で述語は corresponds to(~に相当する)です。何に相当するのかは an absolute increase(絶対的な増加)です。その中身が 10.5 percent for men(男性は10.5パーセント)で and 3.6 percent for women (女性は3.6パーセント)です。 three times as bigは「3倍大きい」ということですが、この数字は女性の死亡危険性の増加割合と男性の死亡危険性の増加割合を比べると、男性の方が3倍高くなっているということです。

訳:ランセット誌の文によると「男性はその増加は10.5パーセントで女性は3.6パーセントです。男性の場合はその数値は女性より3倍大きくなっています」とあります。

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肥満の人をBMI値を使い客観的にグルーピングして、それぞれに応じて死亡リスクの数値を比較しています。そこから出された数値が3倍という数値です。これはかなり危険な数値だと映りますね。また次回も続きを読んでいきましょう。

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2016年10月26日

第101回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その⑥

肥満6

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第15パラグラフから扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その6
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

(15)They also found that the excess mortality risk was three times greater in men as in women.

(16)If all overweight and obese people had normal BMI levels, this would eliminate one in five premature deaths in North America, one in six in Australia and New Zealand, one in seven in Europe and one in 20 in east Asia, concluded the study.

(17)And it warned that with corpulence spreading around the globe, the high mortality rate in North America “might become typical elsewhere”.

解説

第15パラグラフ

They also found that the excess mortality risk was three times greater in men as in women.

文頭の主語のtheyは研究者たちです。動詞はfound (気が付いた)でその中身はthat以下です。that節の中の主語はthe excess mortality risk(超過死亡の危険、予想以上の過度の致死の危険性)で動詞はwasです。その補語はthree times greater(3倍大きくなる)です。in menは「男性たちの中で」です。~times as…as Aは「Aの~倍…」です。このas… asの部分がer… thanになっても意味は変わりません。

:研究者たちは男性が女性に比べて、超過死亡率についても3倍の危険性があることも分かったと報告してします。

第16パラグラフ

If all overweight and obese people had normal BMI levels, this would eliminate one in five premature deaths in North America, one in six in Australia and New Zealand, one in seven in Europe and one in 20 in east Asia, concluded the study.

If節の中身は仮定法で、主語は all overweight and obese people(太りすぎの人や肥満の人全員が)です。動詞が had(持つなら)で、目的語は normal BMI levels(正常なBMI値)です。主節は this(このこと)で動詞は would eliminate(消し去るだろう)です。その目的語はone in five(5人中1人の) premature deaths(若死に)です。場所は in North America(北アメリカ)です。以下の文では同様に省略がありますが、補いながら読んでいくと、 (this would eliminate)one in six (premature deaths )in Australia and New Zealand(オーストラリアやニュージーランドドでは若死にの6件に1件を減少させることになります), (this would eliminate)one in seven(premature deaths ) in Europe(ヨーロッパでは同様に7件に1件) and(this would eliminate) one in 20(premature deaths ) in east Asia(東アジアではでは同様に20件に1件)のように繋がります。concludedは「結論づける」です。

:研究ではもし、すべての太りすぎや肥満の人が正常のBMI値を持つようになったら、北メリカでは5人に1人が若死にしなくて済み、オーストラリアやニュージーランドでは6人に1人、ヨーロッパでは7人に1人、東アジアでは20人に1人になると結論付けています。

第17パラグラフ

And it warned that with corpulence spreading around the globe, the high mortality rate in North America "might become typical elsewhere".

主語のitは報告書のことです。動詞はwarnedで「警告する」です。 その中身はthat以下ですが、ここで付帯状況の withが出てきています。with his eyes shiningは「彼は目を輝かせた状態で」、with his eyes closedは「彼は目を閉じた状態で」です。本文はwith corpulence spreading around the globeですから「肥満が世界中に広まってしまった状態で」です。around the globe は「世界中で」です。corpulenceは「肥満」です。the high mortality rate(高い死亡率)が主語で述語部分は "might become typical elsewhere"(あらゆる場所で典型的なものになるかもしれない)です。この部分はセリフなので“~”に入っています。

訳:また、この報告書では世界中に肥満が広がっているので、北アメリカでの高い死亡率は「どこの地域であっても起こりうることなのです」と警鐘を鳴らしています。

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今日の肥満の広がりを見ると、北アメリカでの肥満の人たちの死亡リスクが決して異常なのではなく世界中に当てはまっていく可能性があるということですね。世界の一部には貧困での高い死亡率が残り、また一部にはこのように逆の理由の死亡率が高まってゆく。私たちもしっかり足元を見たほうがよさそうです。次回も続きを読んでいきましょう。

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2016年11月02日

第102回 「最先端科学・医療研究Ⅱ」その⑦

肥満7

皆様こんにちは。横浜にある医学専門予備校:エースメディカルみなとみらい代表の峰岸です。よろしくお願いいたします。

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ここでは新聞、雑誌などの時事英語のなかから医学部受験に出題されやすいテーマを取り上げていきます。今回も「最新医療科学」の分野を扱います。AFP(L’Agence France-Presse:フランスの通信社)の7月の配信記事です。今日は第18パラグラフから最後まで扱います。

テーマ7 「最先端科学・医療研究」その7
*注 解説しやすいようにパラグラフに記号や文ごとに番号を入れてあります

Obesity can cut lifespan by one to 10 years

(AFP•July 14, 2016)

(18)The findings contradicted earlier research suggesting that being overweight may not be a mortality risk and may even hold a survival advantage for some groups of people, such as the elderly.

(19)In 2014, according to the WHO, more than 1.9 billion adults globally were overweight.

(20)Of those, more than 600 million were obese.

(21)Carrying excess weight has been linked to heart disease, stroke and certain cancers.

(22)The study also founded an elevated risk for premature mortality among people who were underweight.

解説

第18パラグラフ

The findings contradicted earlier research suggesting that being overweight may not be a mortality risk and may even hold a survival advantage for some groups of people, such as the elderly.

主語はThe findings(この結果)です。述語はcontradicted(矛盾する)です。「何」と矛盾するのかはearlier research(初期の研究)です。その初期の研究はどういうものかはsuggesting(示している)以下です。それはbeing overweight(肥満であること)は may not be a mortality risk(致命的な危険性ではないかもしれない)、ということと may even hold a survival advantage(生存においては有利な点があるかもしれない)ということです。「誰」にとって有利なのかは for some groups of people(いくつかの集団において)です。どんな集団かは such as the elderly(高齢者)です。

:今回の結果は、初期に行われた研究とは食い違います。それ以前の研究では肥満は致死的な危険ではないかもしれないし、高齢者のような、ある集団においては長生きするのに有利であるということを示すものだったのです。

第19パラグラフ

In 2014, according to the WHO, more than 1.9 billion adults globally were overweight.

according to ~は「~によると」です。主語はmore than 1.9 billion adults globally(全世界で19億人を超える成人は)で動詞が wereで補語は overweight(標準体重を超えている)です。

:WHOのよると、2014年には全世界で19億人を超える成人が太り気味です。

第20パラグラフ

Of those, more than 600 million were obese.

Of thoseは「これらの人のなかで」です。つまり「太り気味の人のなかで」です。主語はmore than 600 million(6億人以上の人)です。動詞は wereです。補語は obese(肥満)です。

訳:こうした人たちのうち6億人以上の人が肥満です。

第21パラグラフ

Carrying excess weight has been linked to heart disease, stroke and certain cancers.

主語はCarrying excess weight(過度の体重でいること)です。動詞は has been linked(つながってきた)です。「何」につながってきたのかはheart disease(心臓病)やstroke(脳卒中)やcertain cancers(ある種のがん)です。

訳:過度の体重があることは心臓病、脳卒中、ある種のがんに関連をもってきました。

第22パラグラフ

The study also founded an elevated risk for premature mortality among people who were underweight.

主語はThe study(この研究)で動詞はfounded(基礎をなす、土台を作る)です。 an elevated riskは「高まった危険」です。 for premature mortalityは「若者の死亡に対して」です。 among people who were underweightは「標準体重以下の人の中で」です。

訳:この研究は標準体重以下の若者の死亡の危険性の増加への基礎研究にもなりました。

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肥満の問題が直接死亡リスクにつながるという実証データが出ることで人々の食生活への意識も変わってきている気がします。また次回から新しい記事を読んでいきましょう。

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当校ではレベルの高い英文を基礎から説明していきます。随時無料体験レッスン可能です。お問い合わせください。

2016年11月09日

   

プロフィール

峰岸敏之

早稲田大学大学院法学研究科卒業後、大手新聞社で記者を経験し、講師へ転向する。大手予備校の河合塾をはじめとした有名予備校や医学系予備校などで、英語科責任者などを担当。

15年以上に渡って高校生や高卒生を指導した経験を活かし、2013年に「絶対合格」を合言葉に医学部専門予備校、エースメディカルみなとみらいを横浜に開校。代表を務めながらも自ら英語・小論文を指導し、毎年多くの医学部合格者を輩出している。

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