多くの医学部受験性にとって一つの鬼門となっているのは、そもそもどこの大学を受ければ良いのかという「大学選び」ではないでしょうか。

国立大学医学生が将来を見据えたおすすめの医学部を紹介

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医学部を徹底比較

合格後のことも考えよう!現役医学部生おすすめの国立大学
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多くの医学部受験性にとって一つの鬼門となっているのは、そもそもどこの大学を受ければ良いのかという「大学選び」ではないでしょうか。

全国では国公立50校・私立31校・省庁大学校1校(防衛医科大学校)の合計82校の大学が医学部医学科を設置しています。

本記事では現役国立医学部生である私が、受験生にとっておすすめの医学部を、特に総額の費用の安い国立大学に絞って紹介していきたいと思います。

おすすめ国立大学を9個ほど、ランキングではありませんが一覧形式にして、解説していきます。

ハイレベルな国立医学部で学力を磨くなら【東京大学】

東京大学
輝かしい国立医学部おすすめ大学の1つ目に選ばれたのは、東京大学です。

東京大学は東京に2つしかない国立医学部の一つであり、大都会文京区に位置していることから立地も最高である大学となっています。

東京大学の魅力はなんといっても学生のレベルの高さです。

理科3類の受験合格難易度は日本最高峰の難しいものであり、全国から選びぬかれた学生と切磋琢磨することができます。

また、東京大学には進振りといった制度があるため、理科3類以外の科類からでも医学部に入ることができますし、逆に理科3類から、例えば物理系であったりと他の学部に進むといったことができるのです。

最高の教育関係で自分の力を磨きつつ、医学部以外の選択肢も残しておきたいといった国立医学部受験生には東大は非常におすすめの大学となっています。

偏差値 72.5(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
医学部ホームページ https://www.m.u-tokyo.ac.jp

国公立医学部国試合格率1位【東京医科歯科大学】

東京医科歯科大学
おすすめの国立大学の2つ目は、東大と並んで都内で2つしかない国立の医学部設置大学である東京医科歯科大学です。

東京医科歯科大学はタイトルでも述べているように、2021年度医師国家試験合格率が99.0%と国立医学部の中で1位になっています。

偏差値が70と高く、決して入りやすい大学とは言えない難関大学の一つですが、入ることができれば医師国家試験合格がほぼ約束されているといっても過言ではないでしょう。

十分な学力を有しており、なんとしてでもストレートに医師になりたいという方には非常におすすめとなっています。

偏差値 70(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
医学部ホームページ https://www.med.tmd.ac.jp

自然豊かなキャンパスで勉強したいなら【北海道大学】

北海道大学

国立医学部おすすめ大学の3つ目は、北海道大学です。

北海道大学を選んだ理由としては、キャンパスの広さ、そして自然の豊かさといったことがあります。

立地が悪いという印象があるかもしれませんが、札幌駅から徒歩20分ほどと、非常に都会にあることが分かります。

都会にある中でここまで自然に溢れたキャンパスというのは珍しいかもしれません

医学部の勉強は非常にハードで心が折れてしまいそうになることもよくありますが、自然の中でリフレッシュすることで気分転換をしつつ勉強に向き合うことができるでしょう。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒060-8638 北海道札幌市北区北15条西7丁目
医学部ホームページ https://www.med.hokudai.ac.jp/sch-med/

偏差値と国試合格率のバランス【秋田大学】

秋田大学
4つ目に選ばれたのは、秋田大学です。

秋田大学を国立医学部おすすめ大学の4つ目に選んだ理由は、その医師国家試験合格率の高さです。

2021年度医師国家試験合格率は、秋田大学では97.7%と、国立大学の中では上記で紹介した東京医科歯科大学についで2位に位置しています。

では医科歯科大学と秋田大学の違いは何かというと、秋田大学の前記受験の偏差値が65と国立医学部の中では低い方で、控えめな数字になっているということがあります。

1位の医科歯科大学は偏差値が70と入試難易度も高くなっていますが、偏差値65の秋田大学は比較的幅広い人が進路として考えられるのではないでしょうか

偏差値と国試合格率のバランスを取るなら秋田大学がおすすめとなっています。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒010-8543 秋田市本道一丁目1の1
医学部ホームページ https://www.med.akita-u.ac.jp/

国立医学部でストレートに進学したいなら【京都大学】

京都大学
「医学部の試験は難しいって聞くから、ストレートに進級できるか怖い」

そんな方におすすめの国立医学部大学は京都大学となっています。

京都大学は、文部科学省の資料によると令和2年度での最低修業年限での 6年次進級率が100%となっています。

全員がストレートに進級できているということで、これは驚異的な数字となっています。

もちろん国立大学の中での進級率は一位となっています。

また、京都大学は関西随一の偏差値を誇るため、ハイレベルな環境で勉強をしていきたいという方にもおすすめとなっています。

偏差値 72.5(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒606-8303 京都府京都市左京区吉田近衛町
医学部ホームページ https://www.med.kyoto-u.ac.jp

国立医学部で研究者を目指すなら【奈良県立医科大学】

奈良県立医科大学
研究者を目指したいという方におすすめとなっている国立医学部大学が、この奈良県立医科大学です。

奈良県立医科大学では、2年次という非常に早期に研究室配属が実施されており、さらに研究意欲の強い学生に対しては「研究医養成コース」といったものを用意しています。

また、海外研究室留学を積極的に支援するプロジェクトもスタートしており、このプロジェクトでは希望すれば2年次に欧米などの海外研究室へ長期間にわたる研究室配属に参加することができるようです

早い段階で研究者としての思考を身に着けたいといった方にはぜひ選択肢に入れてほしい大学となっています。

面接対策もしっかりとしておきましょう。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒634-8521 奈良県橿原市四条町840番地
医学部ホームページ https://www.naramed-u.ac.jp

国立推薦入試を狙うなら【筑波大学】

奈良県立医科大学
推薦入試を狙いたい受験生におすすめの国立医学部は筑波大学となっています。

筑波大学の推薦入試の特徴として挙げられるのは、なんといっても推薦入試での募集人数が非常に多いという点です。

医学部学校推薦型入試では、2022年度で44名もの募集人員が設けられています。

実は、この募集人数は一般入試の募集人数とほぼ変わらないのですが、一般入試と推薦入試での募集人数の差がここまで小さな大学はそうありません。

募集人数が多いということは、それだけ推薦入試で医学部に合格できる可能性も上がってくるということですから、是非筑波大学を選択肢の1つに考えてみてはいかがでしょうか。

ただし、推薦入試では英語・数学・理科といった科目の問題が出題される点については注意しましょう。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学医学医療系
医学部ホームページ https://www.md.tsukuba.ac.jp/igakugun/

寄生虫学に興味があるなら:【群馬大学】

群馬大学
寄生虫学に興味がある受験生におすすめの国立医学部は群馬大学となっています。

群馬大学では、寄生虫の研究が非常に盛んであるため、寄生虫について意欲があれば多くのことを学ぶことができるでしょう。

また、あくまで寄生虫というのは例で、このように自分の興味のある領域についての研究が盛んであるという理由で国立医学部を探してみるというのも、選び方として非常に有用ですから是非検討してみてください。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3丁目39-22
医学部ホームページ https://www.med.gunma-u.ac.jp/admissions

再受験生におすすめ【滋賀医科大学】

滋賀医科大学
浪人生、再受験生におすすめの国立医学部は滋賀医科大学となっています。

滋賀医科大学は医学部再受験生に寛容な国立大学として最も有名な大学で、毎年再受験生に人気な医学部ランキングの上位常連となっている点が特徴的です。

医学部合格者全体に占めている再受験生の割合が例年20%超えと国立大学医学部の中でも非常に高く、毎年多くの再受験生が合格し、医師になるという夢を叶えています。

多浪生や医学部再受験生に寛容な大学は残念なことに限られてしまっていますから、滋賀医科大学は多浪生や医学部再受験生にとってはまたとない環境ですので、ぜひ受験の選択肢として考慮してみてはいかがでしょうか。

偏差値 65(河合塾 2021)
キャンパス所在地 〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
医学部ホームページ https://www.shiga-med.ac.jp

おすすめ国立医学部まとめ

いかがでしたでしょうか。

立地であったり学生のレベル、医師国家試験合格率などの様々な観点からおすすめの国立大学医学部を紹介してきました。

医学部をどんな視点から評価していくのかという選び方・選ぶ方法は人によって大きく異るかと思いますが、この記事を見て新たな観点を発見できたり、行きたい国立大学が見つかったりという方がいれば非常に嬉しい限りです。

地方に住んでいたり、駿台や河合塾といった大手の予備校に入ったりしていなくても、現代ではインターネット上の掲示板やブログ等で受験に関する情報はいくらでも収集することができますが、その情報の正誤を判断する眼も養っていくことが重要です。多くの情報を見て自分に合った大学を見つけてください。

 
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