留年の多い医学部
医学部では、留年することが多く見受けられます。特に私立大学医学部に多く、学費などの面からも非常に厳しい世界となっています。
単位制ではなく、学年制を採用している医学部では、1つでも単位を落とすと、一年間で取得した他の単位も無効になってしまうので注意が必要です。
ただし、医学部は多浪生も多く少しのブランク程度あればさほど問題はありません。留年しても医師になることを諦めず集中して勉学に励んでください。
国家資格合格率との関係
医師国家資格の合格率は平均89%と高い数字を誇っていますが、これは数字が高いから良い大学とは必ずしも言えません。
日本で一番難しい東京大学医学部の合格率も17番目となっています。
これは、国家資格の合格水準に満たない学生は留年させて高い合格率を保持しようとしている大学があるのも事実だからです。
その結果、多くの留年者が出てしまっている問題もあります。
医師国家資格合格率と、高度な医療教育はイコールにはなりません。数字だけに惑わされずに、質の高い教育を行っている大学を見極めることが大切です。
留年しても気負いする必要なし
留年して落ち込むのは当然ですが、何も悪いことばかりではありません。
まずは、2学年分のネットワークができます。これは、試験やレポート対策だけでなく、卒業後の研修などで同学年に比べて情報量が豊富に入ってきます。
また、一度学習しているカリキュラムを再度学習しているので、心にゆとりができます。
他にも、留年している学生は周囲にもいるので、自分だけ目立つことも無いでしょう。
留年しないよう日々勉学するのは重要ですが、留年してもまだ学生生活が終わったわけではないので、めげずに学んでいくことが大切です。
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